発表年:1981年
ez的ジャンル:アーバン・ファンク/ディスコ系男女デュオ
気分は... :ドルフィンズ4連敗...
NFLは開幕第4週を迎えましたが、我がドルフィンズは4連敗。
しかも失点はNFLダントツのワースト。
主力を大量放出した今シーズンは期待薄だったので驚きはしない結果です。このままだとシーズン全敗もあり得るかも?まぁ、再建に2〜3年はかかりそうですね。
Rene MooreとAngela Winbushの男女R&BデュオRene & Angelaの2ndアルバム『Wall To Wall』(1981年)です。
上記ジャケおよびリンクは『Rene & Angela』(1980年)との2in1CDなのでご留意ください。
Rene & Angelaは、1979年にL.A.で結成された男女R&Bデュオ。
『Rene & Angela』(1980年)、『Wall To Wall』(1981年)、『Rire』(1983年)、『Street Called Desire』(1985年)という4枚のアルバムをリリースし、「Save Your Love (For #1)」(US R&Bチャート第1位) 、「I'll Be Good」 (US R&Bチャート第4位) 、「Your Smile」(US R&Bチャート第1位)といったR&Bヒットを放っています。
ヒットしたのは4thアルバム『Street Called Desire』(1985年)ですが、このデュオの魅力を知るという点では2ndアルバムとなる本作『Wall To Wall』(1981年)も負けていません。
プロデュースはRene & Angela自身とRufusのBobby Watson。
Bobby WatsonはReneの兄弟です。
レコーディングにはRene Moore(syn、back vo)、Angela Winbush(vo、key、syn)をはじめ、David Wolinski(key)、Tony Maiden(g)、Bobby Watson(b)、Andre Fischer(ds)、John Robinson(ds)といったRufusメンバー、Ian Underwood(key)、Gregory Moore(g)、Michael McGloiry(g)、Louis Johnson(b)、James Jamerson(b)、Jeff Porcaro(ds)、Ollie Brown(ds)、Bill Reichenbach(horn)、Chuck Findley(horn)、Jerry Hey(horn)、Larry Williams(horn)といったミュージシャンが参加しています。
楽曲はすべてRene & Angelaのオリジナルです(共作含む)。
シングルにもなった「I Love You More」、「Wall to Wall」をはじめ、「Just Friends」、「Secret Rendezvous」、「Love's Alright」といったアーバン・ファンク/ディスコが充実しています。
また、シングルにもなった「Imaginary Playmates」やThe Isley Brothersもカヴァーした「Come My Way」といったバラードも絶品です。
歌良し、曲良し、サウンド良し三拍子揃ったアーバン・ファンク/ディスコ作品です。
全曲紹介しときやす。
「Wall to Wall」
アルバムからの2ndシングルとなったタイトル曲がオープニング。ダイナミックなエレガント・ファンクでガツンとキメてくれます。キレのいいホーン・サウンドもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=1VAZfiqmj8A
「Just Friends」
煌びやかなシンセ・サウンドと共に始まるディスコ・ファンク。思わず一緒にハンド・クラップしてしまいます。
https://www.youtube.com/watch?v=leHHCntjbJA
18 Carat Affair「Lonely Eyes」のサンプリング・ソースとなっています。
18 Carat Affair「Lonely Eyes」
https://www.youtube.com/watch?v=ZGUHVpvLBcs
「Secret Rendezvous」
アーバンなミディアム・ファンク。甘く危険なシークレット・ランデブーといった感じがいいですね。ホーン・サウンドによるメリハリがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=7W0H6PVxpyE
Foxy Brown & Jay-Z「Bonnie & Clyde Part 2」、O.C. feat. TL & Uni「Bon Appetit」、J.U.I.C.E. feat. Overall「Power」、Blasteroids feat. Ghemon「Rohypnol」のサンプリング・ソースとなっています。
Foxy Brown & Jay-Z「Bonnie & Clyde Part 2」
https://www.youtube.com/watch?v=5OBE55zPDHY
O.C. feat. TL & Uni「Bon Appetit」
https://www.youtube.com/watch?v=VaVQefDIn7M
J.U.I.C.E. feat. Overall「Power」
https://www.youtube.com/watch?v=fEYM0XIWvY8
Blasteroids feat. Ghemon「Rohypnol」
https://www.youtube.com/watch?v=3KPinNZaPBY
「Wanna Be Close to You」
シンセ・サウンドを前面に打ち出したミディアム・ファンク。やはり、Angelaのヴォーカルにはシンセが似合いますね。
https://www.youtube.com/watch?v=yQncbH_z-Ak
「I Love You More」
アルバムからの1stシングルであり、US R&Bチャート第14位となっています。このユニットのトータルな音楽センスが凝縮されたメロウ・ファンクが本作のハイライトです。
https://www.youtube.com/watch?v=kOcl50JbAAk
Doug E. Fresh feat. Miss Jones「Tonite's the Nite」、The Notorious B.I.G. feat. Jay-Z and Angela Winbush「I Love the Dough」、113「Jackpot 2000」、Donell Jones「I'll Go」、Monica feat. Missy Elliott & The Notorious B.I.G.「Everything to Me (Remix)」等のサンプリング・ソースとなっています。
Doug E. Fresh feat. Miss Jones「Tonite's the Nite」
https://www.youtube.com/watch?v=-x2u7DbHtRo
The Notorious B.I.G. feat. Jay-Z and Angela Winbush「I Love the Dough」
https://www.youtube.com/watch?v=TY11yGF71v4
113「Jackpot 2000」
https://www.youtube.com/watch?v=t_KLCjlAGDk
Donell Jones「I'll Go」
https://www.youtube.com/watch?v=y2cKJazJYl4
Monica feat. Missy Elliott and The Notorious B.I.G.「Everything to Me (Remix)」
https://www.youtube.com/watch?v=N1d7GsAv5Qo
「Love's Alright」
Angelaの伸びやかなヴォーカルが映えるアーバン・ディスコ。爽快メロウな疾走感がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=jm6f_sGnrAQ
「Imaginary Playmates」
この曲のみHerman Chaineyとの共作です。アルバムからの3rdシングルとなります。アーバンなメロウ・バラードを艶やかに歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=rM4tsoxK8AE
Jay-Z「Imaginary Player」、9th Wonder「Used to Love You (9th Wonder Playmates Imagining Remix)」のサンプリング・ソースとなっています。
Jay-Z「Imaginary Player」
https://www.youtube.com/watch?v=zQu8lTrI3qI
9th Wonder「Used to Love You (9th Wonder Playmates Imagining Remix)」
https://www.youtube.com/watch?v=x4PBahTxWHE
「Come My Way」
ラストは素敵なラブ・バラードで締め括っています。まるで後にThe Isley Brothersがカヴァーするのを想定していたかのような曲調がたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=DHzMHoVXqyk
Angela Winbush自身のプロデュースでThe Isley Brothersがカヴァーしています(アルバム『Smooth Sailin'』収録)。また、Longshot「Never Leave」、Lil B「Tonight」のサンプリング・ソースとなっています。
The Isley Brothers「Come My Way」
https://www.youtube.com/watch?v=B_aOmBxnEkA
Longshot「Never Leave」
https://www.youtube.com/watch?v=9AkQ8STWJws
Lil B「Tonight」
https://www.youtube.com/watch?v=Aj3xHAUVgQM
Rene & Angelaの他作品もチェックを!
『Rire』(1983年)
『Street Called Desire』(1985年)
ご興味がある方はRene & AngelaプロデュースのPlush『Plush』(1982年)の過去記事もご参照ください。
Plush『Plush』(1982年)