2019年10月05日

Pucho & His Latin Soul Brothers『Heat』

ラテン・ジャズでヒート・アップ☆Pucho & His Latin Soul Brothers『Heat』

pucho & the latin soul brothers‎ heat jungle fire,jpg.jpg

発売年:1968年
ez的ジャンル:グルーヴィー・ラテン・ジャズ
気分は... :果報は練って待て!

60年代ラテン・ジャズからPucho & His Latin Soul Brothers『Heat』(1968年)です。

ティンバレス奏者"Pucho"ことHenry Brown(1938年生まれ)が率いたラテン・ジャズ・グループPucho & The Latin Soul Brothers(Pucho & His Latin Soul Brothers)の紹介は、『Yaina』(1971年)、『Tough!』(1966年)に続き3回目となります。

上記ジャケは『Jungle Fire』(1970年)との2in1CDであり、Amazonへのリンクも同作のものです。

単体ジャケはこんな感じです。

『Heat』(1968年)※アナログ盤
Heat! [12 inch Analog]

レア・グルーヴ人気作『Jungle Fire』(1970年)を取り上げても良かったのですが、よりラテン・ジャズ色の強い『Heat』(1968年)をセレクトしました。

Pucho(timbales)以下、Jim Phillips(b)、Neal Creque(p、org)、Norberto Appellaniz (bongos)、Cecil Jackson(congas)、Eddie Pazant (ts、bs、fl)、Alvin Pazant(tp)、Willie Bivens(vibe)、Jackie Soul(vo)、The Soul Sisters(vo)等がレコーディングに参加しています。

プロデューサーはDon Schlitten 、アレンジはNeal Creque

「Georgia On My Mind」「I Can't Stop Loving You」「Let Love Find You」「Payin' Dues」といったJackie Soulのエモーショナルなヴォーカル曲をフィーチャーした4曲が目立ちます。

それ以外に、サイケデリック・ラテン・ジャズ「The Presence Of Your Heart」、タイトル曲「Heat」も僕のお気に入りです。

グルーヴィーなラテン・ジャズ/ラテン・ソウルを楽しみましょう!

全曲紹介しときやす。

「Heat」
Jim Phillips作。タイトル曲はムーディーなようで引き締まった魅惑のラテン・ジャズ。独特の妖しさがあっていいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=YDgFl3AcYPY

「Georgia On My Mind」
Ray Charlesヴァージョンでお馴染み、ジョージア州歌にもなったスタンダードをカヴァー(Hoagy Carmichael/Stuart Gorrell作)。当ブログではGeoff & Maria Muldaurのカヴァーも紹介済みです。アッパーなラテン・ジャズに乗って、Jackie Soulがエモーショナルなヴォーカルを聴かせてくれるエキサイティングな「Georgia On My Mind」です。ヴァイヴのアクセントがグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=87KQJ5pk2ok

「The Presence Of Your Heart」
Neal Creque作。ムーディーなラテン・ジャズをしっとりと聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=O9iwSEPO43Q

「Psychedelic Pucho」
Jim Phillips/Neal Creque/Pucho作。タイトルの通り、サイケデリックなラテン・ジャズを満喫できます。特にPuchoのティンバレスが炸裂するエキサイティングな後半は圧巻です。
https://www.youtube.com/watch?v=JJNgVp46Px8

「I Can't Stop Loving You」
Don Gibsonのカントリー・ヒットをカヴァー。Jackie Soulのヴォーカルをフィーチャーしたラテン・ソウルはなかなかキャッチーです。
https://www.youtube.com/watch?v=MI6hJLGzzno

「Wanderin' Rose」
Neal Creque作。作者Neal Crequeをはじめ、メンバーのラテン・ジャズに止まらない音楽性の幅を感じる味わい深いインスト。
https://www.youtube.com/watch?v=Ox_xmEKo4Qg

「Let Love Find You」
Jackie Soul/Neal Creque作。Jackie Soulのヴォーカルをフィーチャーしたラテン・ソウル。男臭いラテン・ワールドって感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=IR3hbdYYX-Q

「Candied Yam」
Neal Creque作。フルートが先導する哀愁ラテン。ヴァイヴの響きが似合います。
https://www.youtube.com/watch?v=KU6BbinKCcE

「Payin' Dues」
Jackie Soul/Neal Creque作。ラストはJackie Soul、The Soul Stirrersのヴォーカルをフィーチャー。鮮やかなホーン・アンサンブルが印象的なグルーヴィー・ラテン・ソウルで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=OCZTnDc02hQ

『Tough!』(1966年)
タフ!

『Yaina』(1971年)
Yaina
posted by ez at 03:10| Comment(0) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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