
発表年:2017年
ez的ジャンル:スウェディッシュ・エレクトロニカ
気分は... :雪見!
今回は日系スウェーデン人の女性シンガーYukimi Nagano率いるスウェーデンの4人組バンドLittle Dragonの『Season High』(2017年)です。
スウェーデン、ヨーテボリで結成されたYukimi Nagano(vo、per、key)、Fredrik Kallgren Wallin(key、b)、Hakan Wirenstrand(key)、Erik Bodin(ds、key)の4人組Little Dragonの紹介は、デビュー・アルバム『Little Dragon』(2007年)に続き2回目となります。
今年前半の問題作Flying Lotus『Flamagra』でのLittle Dragonをフィーチャリングした「Spontaneous」も印象的でした。
そんなLittle Dragonが2017年にリリースした5thアルバム『Season High』(2017年)。
注目度の高いグループだと思うのですが、リリース時には意外に話題にならなかった気も・・・
アルバムは80年代シンセ・ポップの影響を感じる楽曲が多数収録されています。また、80年代ミネアポリス・ファンク・テイストのオープニング「Celebrate」も印象的です。
デビュー・アルバム『Little Dragon』(2007年)から10年が経っても、貪欲にさまざま音楽スタイルを吸収しようとする姿勢が覗える1枚です。
確信犯的なレトロ・サウンドを満喫しましょう。
全曲紹介しときやす。
「Celebrate」
80年代ミネアポリス・ファンクの影響を受けたダンサブル・チューンがオープニング。北欧エレクトロニカ×ミネアポリス・ファンクな感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=hC7ybgrg5Ow
「High」
Yukimiの切々としたヴォーカルが心の叫びのように響いてくる内省的な仕上がり。R&B好きの人が聴いても気に入る1曲だと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=-AsLISPht_M
「The Pop Life」
ポップなダンサブル感が印象的なダンサブル・チューン。ポップなのに何処となく寂しげなのがこのグループらしいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=MzwCuuOhHvM
「Sweet」
レトロなエレクトロニカ感を強調した1曲。確信犯的なピコピコ・シンセ・サウンドが心地好いですね。
https://www.youtube.com/watch?v=T5c1xRAU71s
「Butterflies」
ビートレスのシンセ・サウンドをバックにYukimiのヴォーカルが祈りのように聴こえます。
「Should I」
Yukimiのコケティッシュなヴォーカルが映えるキャッチー&プリティなエレクトロニカ。
https://www.youtube.com/watch?v=qGT6IaFM8kw
「Don't Cry」
消え入りそうなヴォーカルながらも聴く者を包み込んでくれるYukimiのヴォーカルに惹かれる1曲。
https://www.youtube.com/watch?v=U4bUbhcHqyU
「Strobe Light」
80年代シンセ・ポップをモダンにアップデートさせたよう1曲。時代が一周回った感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=wujabGE8aDQ
「Push」
アッパーなダンサブル・チューン。少しヒップ・ハウスみないな感覚もあっていいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=fR0Uo0y4MH0
「Gravity」
ラストはLittle Dragonらしいミステリアスな哀愁チューンで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=Zqd7D4Fqm5A
Little Dragonの他作品もチェックを!
『Little Dragon』(2007年)

『Machine Dreams』(2009年)

『Ritual Union』(2011年)

『Nabuma Rubberband』(2014年)
