2019年10月11日

Melvin Sparks『Sparks!』

ソウル・ジャズの人気ギタリスト、ファンキーな初リーダー作☆Melvin Sparks『Sparks!』
melvin sparks sparks! akilah.jpg
発表年:1970年
ez的ジャンル:ソウル・ジャズ系ギタリスト
気分は... :スパーク☆!

今回はソウル・ジャズの人気ギタリストMelvin Sparksの初リーダー作『Sparks!』(1970年)です。

※単独CD化が未実現のため、上記は『Akilah』(1972年)との2in1CDです。

Melvin Sparks(1946-2011年)はテキサス州ヒューストン出身のギタリスト。

17歳よりプロ・ギタリストとしてのキャリアをスタートさせ、60年代後半からは数多くのソウル・ジャズ作品のレコーディングに参加し、注目を浴びるようになります。

そして、Prestigeから初リーダー作となる本作『Sparks!』(1970年)をリリース。それ以降も『Spark Plug』(1971年)、『Akilah』(1972年)という2枚のアルバムをPrestigeに残しています。

このPrestigeからの3枚とEastboundからリリースした『Texas Twister』(1973年)は、レア・グルーヴ方面での評価が高いソウル・ジャズ作品です。

初リーダー作となる本作『Sparks!』(1970年)は、Melvinがファンキーなギター・プレイを余すことなく発揮してくれる1枚です。

レコーディング・メンバーはMelvin Sparks(g)、Virgil Jones(tp)、John Manning(ts)、Houston Person(ts)、Leon Spencer(org)、Idris Muhammad(ds)。

プロデュースはBob Porter

Sly & The Family Stoneの大ヒット曲カヴァー「Thank You (Falettinme Be Mice Elf Agin)」、ブラック・フィーリング溢れるThe Coastersのカヴァー「Charlie Brown」、Leon Spencerのオルガンが格好良い「The Stinker」Warの大ヒット曲カヴァー「Spill the Wine」がおススメです。

ファンキーなSparksのギターを聴いて、みんなスパークしよう!

全曲紹介しときやす。

「Thank You (Falettinme Be Mice Elf Agin)」
Sylvester Stewart作。Sly & The Family Stoneの大ヒット曲をカヴァー。お馴染みの名曲をファンキーなジャズ・ファンクで聴かせてくれます。Idrisの格好良いドラミングをバックに、MelvinのギターとSpencerのオルガンが冴え渡ります。
https://www.youtube.com/watch?v=tHlpvZOFKTE

「I Didn't Know What Time It Was」
Lorenz Hart/Richard Rodgers作。1939年のミュージカル『Too Many Girls』のために書かれた楽曲です。寛いだ雰囲気のソウル・ジャズ。

「Charlie Brown」
The Coasters、1959年の大ヒット曲をカヴァー (Jerry Leiber, Mike Stoller作) 。ブラック・フィーリング溢れたファンキー・ソウル・ジャズ。Melvinのギターの魅力を存分に堪能できます。ホーン隊も加わって盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=hRLWLoXBxdE

「The Stinker」
Leon Spencer作。ベースレスを補うSpencerのオルガンが格好良い軽快なファンキー・グルーヴ。MelvinのギターとSpencerのオルガンの相性の良さを感じます。
https://www.youtube.com/watch?v=yOnk41KuUOs

「Spill the Wine」
War、1970年の大ヒット曲をカヴァー。Idrisのドラミングが牽引し、Melvinのギター、Spencerのオルガン、Houston Personのサックスがスパークするファンキー・ソウル・ジャズ。
https://www.youtube.com/watch?v=IBfJbl2RFIY

『Texas Twister』(1973年)
テキサス・ツイスター

『Texas Twister/Melvin Sparks '75』(1973/75年)
Texas Twister / '75 by MELVIN SPARKS (2001-03-27)
posted by ez at 02:50| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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