2019年11月09日

Gangway『The Quiet Boy Ate The Whole Cake』

北欧ポップらしいシンセ・ポップ☆Gangway『The Quiet Boy Ate The Whole Cake』
gangway the quiet boy ate the whole cake.jpg
発表年:1991年
ez的ジャンル:デンマーク産シンセ・ポップ
気分は... :北欧ポップが似合う季節・・・

今回はデンマークのポップ・グループGangway『The Quiet Boy Ate The Whole Cake』(1991年)です。

1982年にデンマーク、コペンハーゲンで結成されたグループGangwayは、『Happy Ever After』(1992年)に続き2回目となります。もっと彼らの作品を紹介していたつもりなのですが・・・

今年に入り、『That's Life』(1996年)以来、約23年ぶりの新作アルバム『Whatever It Is』(2019年)がリリースされたGangway。そのニュースを知り、久々に彼らの作品を取り上げたくなりました。

リメイク・アルバム『Sitting in the Park (Again)』(1988年)でシンセ・ポップ路線を打ち出したGangwayですが、新路線で初のオリジナル・アルバムとなったのが本作『The Quiet Boy Ate The Whole Cake』(1991年)です。

本作におけるメンバーは、Henrik Balling(g、vo)、Torben Johansen(key、vo)、Allan Jensen(vo)、Cai Bojsen-Moller(ds)という4名。

プロデュースはDavid Motion

ソングライティングはすべてHenrik Ballingによるオリジナルです。

僕がGangwayを聴くきっかけとなったアルバムであり、Pet Shop BoysNeil Tennantを思わせるAllan Jensenのヴォーカルと北欧らしいポップ感覚にグッときました。

当時の愛聴盤でったPrefab Sprout『Jordan:The Comeback』(1990年)と共通するセンスを感じたのも、本作を好きになった要因だったかもしれません。

一般には、名曲の誉れ高い「Don't Ask Yourself」、シングルにもなった「Going Away」、ダンサブル・ポップ「Strawberry Coat」あたりの人気が高いかもしれませんね。

リアルタイムで僕のお気に入りだったのは「Believe In Me」「Biology」「Thermometer Song」あたりです。

また、今回久々に聴き直して「Sisters In Legs」「Go Go Go」「Goodbye And Goodnight」の3曲にも再発見したような気分でグッときました。

もっともっと再評価されて欲しいポップ職人的な1枚です。

全曲紹介しときやす。

「Biology」
パイプ・オルガンのように荘厳なシンセ・オルガンの音色が印象的なオープニング。厳かななかにもポップ職人らしい彼らのセンスが窺えます。
https://www.youtube.com/watch?v=zRPY0DSe2Dk

「Strawberry Coat」
シンセ&打ち込みリズムの新機軸を強調したダンサブル・ポップ。今聴いても野暮ったくないシンセ・ポップ・サウンドがいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=bUZj35PlKcs

「Going Away」
シングルにもなった本曲も人気なのでは?北欧らしい冬の優しさのようなものを感じる素敵なポップ・ソングです。確信犯的なシンセのピコピコ感も心憎い!
https://www.youtube.com/watch?v=frJfH0JJ7RE

「Sisters In Legs」
ダンサブル・サウンドに彼ららしいポップ・センスが見事に融合した1曲。今回久々に聴き直してコレが一番しっくりきたかも?
https://www.youtube.com/watch?v=qVXX3wkI0lo

「Believe In Me」
リアルタイムで聴いていたとき一番のお気に入りだったのがコレ。優しく包み込むようなAllan Jensenのヴォーカルと荘厳なシンセ・サウンドの組み合わせにグッときました。
https://www.youtube.com/watch?v=L_YXkJlQHzE

「Go Go Go」
「Sisters In Legs」と並び、今回再発見した1曲。他の曲とは少し異なる雰囲気のサウンドのアクセントがいい感じです。

「Goodbye And Goodnight」
ネオ・アコの名残りが香るシンセ・ポップといった雰囲気です。この曲も今回聴き直して楽しめました。

「Don't Ask Yourself」
名曲として人気の1曲。彼らのメロディ・センスと北欧らしいポップ感覚を存分に満喫できる甘酸っぱい涙の名曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=ISJW9Nzya1w

「Biology (Reprise)」
「Biology」のリプライズ。

「Buck」
ダンス・サウンドを強調した1曲。こういったポップ・ダンス系でも彼らのサウンド・センスは抜群です。
https://www.youtube.com/watch?v=gcGMNR2OfZA

「Thermometer Song」
この曲も昔からのお気に入り。エヴァーグリーン感覚の彼らのメロディ・センスが溢れた1曲。後期Prefab Sproutと共通する魅力があります。
https://www.youtube.com/watch?v=v-tS8ui83RE

Gangwayの他作品もチェックを!

『The Twist 』(1984年)
THE TWIST

『Sitting in the Park 』(1986年)
Sittinf in The Park (Early Version)

『Sitting in the Park (Again)』(1988年)
シッティング・イン・ザ・パーク

『Happy Ever After』(1992年)
Happy Ever After

『Optimism』(1994年)
gangway optimism.jpg

『That's Life』(1996年)
ザッツ・ライフ

『Whatever It Is』(2019年)
ワットエバー・イット・イズ / WHATEVER IT IS [帯・解説(中村慶(DISQUES BLUE-VERY))・歌詞対訳 / ボーナストラック1曲収録 / 国内盤CD]
posted by ez at 02:20| Comment(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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