2020年04月05日

Becca Stevens『Wonderbloom』


さらに進化を遂げた新作☆Becca Stevens『Wonderbloom』
ワンダーブルーム【日本先行発売/CD日本盤のみ/ボーナス・トラック収録】
発表年:2020年
ez的ジャンル:ハイブリッド女性SSW
気分は... :別様のありかた・・・

注目の女性シンガー・ソングライターBecca Stevensの最新作『Wonderbloom』です。

ノースカロライナ出身、N.Y.のニュースクール大学でジャズ・ヴォーカルを専攻した女性シンガー・ソングライターBecca Stevensの紹介について、これまで当ブログで紹介したのは以下の4枚。

 Becca Stevens Band『Weightless』(2011年)
 Becca Stevens Band『Perfect Animal』(2014年)
 Tillery『Tillery』(2016年)
 Becca Stevens『Regina』(2017年)

前作『Regina』(2017年)から3年ぶりの新作となる『Wonderbloom』

アルバム・タイトルは亜熱帯雨林地域に自生する数年に一度、それも二日程度しか咲かない巨体花「タイタン・アルム(Titan Arum)」にインスパイアされたものなのだとか。

前作『Regina』(2017年)では、多彩なゲストを迎えて、ロンドン・レコーディングも行うなど一気にアーティストとしての幅を広げた印象を受けました。

本作『Wonderbloom』も前作同様、多彩なゲストを迎えると同時に、多様でハイブリッドな音楽性を披露してくれます。特にプログラミングやエレクトロニクスを駆使した楽曲やダンサブル・サウンドが印象に残ります。

プロデュースはBecca StevensNic Hard

アルバムには、Beccaも参加したコラボ・アルバム『Here If You Listen』(2018年)への参加メンバーであるDavid CrosbyMichelle WillisSnarky PuppyMichael Leagueの3名、同じくSnarky PuppyJustin StantonMike "Maz" Maher、L.A.ミニマル・ファンク・バンドVulfpeckCory Wong、、前作にも参加していたJacob Collier(key、vo)やAlan Hampton(b、vo)、フランス人女性ハープ奏者Laura Perrudinそれ以外にRyan ScottRoosevelt Collierといったアーティストがフィーチャリングされています。

それ以外にMark LettieriBob LanzettiMark LettieriNate Werth小川 慶太Marcelo Woloski というSnarky Puppyのメンバーや、かつてのBecca Stevens Band同僚であるLiam Robinson(key)、Chris Tordini(b)、Jordan Perlson(ds)の3名など多彩なミュージシャンが参加しています。

イスラエルをルーツに持つ女性シンガー・ソングライターで、Jose Jamesの奥方であるTalia Billig等がソングライティングで参加しています。

「I Wish」「Good Stuff」「Slow Burn」といったダンサブル・チューンが分かりやすいですが、それ以外の楽曲でも進化するBecca Stevensに出会うことができます。

Becca Stevensの音世界はどこまでも広がっていく・・・

全曲紹介しときやす。

「Low On Love」
Becca Stevens作。プログラミングを駆使したオープニング。シンセの音色を巧みに生かしたサウンド・メイキングがいいですね。エレクトリック・チャランゴの音色がいいアクセントとなっています。
https://www.youtube.com/watch?v=5Tl9fxHH4d0

「I Wish」
Cory Wong/Justin Stanton/Michael Leagueをフィーチャー。Becca Stevens作。聴いた瞬間、Vulfpeckファンは思わずニンマリする1曲なのでは?BeccaにPrince殿下が憑依している感じも面白いポップ・ファンク。
https://www.youtube.com/watch?v=0wdpA_mBvEQ

「Between Me & You」
Becca Stevens/Justin Berger作。SSWらしい楽曲ですが、奥行きのあるサウンドが深遠な雰囲気を醸し出します。
https://www.youtube.com/watch?v=-D1fPGk99xM

「Good Stuff」
Becca Stevens/Kaveh Rastegar作。プログラミング&エレクトロニクスを駆使したダンサブル・チューン。Beccaの新たな一面に出会うことができます。
https://www.youtube.com/watch?v=_aJ0wLy7C68

「Slow Burn」
Jacob Collierをフィーチャー。Becca Stevens/Talia Billig作。プログラミング&エレクトロニクスを駆使しつつ、トーキング・ドラムによるアフロ・エッセンスも加味したファンキーなダンサブル・チューン。
https://www.youtube.com/watch?v=g014-1Tsiv0

「Charlemagne」
Alan Hamptonをフィーチャー。Becca Stevens/Alan Hampton作。Beccaらしい歌詞世界とAlan Hamptonとのコラボらしい幻想的な音世界がとてもよく調和していると思います。
https://www.youtube.com/watch?v=s9QM6p2vMYs

「I Will Avenge You」
Ryan Scottのギター&ベースをフィーチャー。 Becca Stevens作。アメリカのTVシリーズ『In The Dark』にインスパイアされて書かれた楽曲。重厚なダークネス感が伝わってきます。
https://www.youtube.com/watch?v=sxSPwHCl_Cs

「You Didn't Know」
Becca Stevens作。R. Kellyの性的虐待を糾弾する活動への応援ソング。R. Kelly作品を愛聴してきた身としては複雑な思いですが・・・告発した勇気ある女性たちをやさしい歌声で包み込みます。
https://www.youtube.com/watch?v=aJugMip8jo8

「True Minds」
Becca Stevens作。シェイクスピアのソネット116番にBeccaがメロディをつけたもの。プログラミングとストリングス、さらにはチャランゴ、バンジョーなどを織り交ぜたBeccaらしいハイブリッドな音世界を存分に楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=We8kA34M-1o

「Feels Like This」
Becca Stevens/Talia Billig/Jacob Bergson作。従来からのBeccaらしい音世界をさらに深化させた雰囲気があります。エレクトロニクスな奥行き感がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=2xl-996W_fk

「Never Mine」
Becca Stevens/Kaveh Rastegar作。多重録音によるヴォーカル・ワークによる幻想的な雰囲気が印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=AyXWaXxg1A8

「Response To Criticism」
Roosevelt Collierのラップ・スティール・ギターをフィーチャー。Becca Stevens/Jane Tyson Clement作。ここでのBeccaはアフリカの弦楽器であるコラとンゴーニを弾いています。さり気ないですが、独特の味わいがあります。
https://www.youtube.com/watch?v=YEHkzYFG6Y8

「Halfway」
Laura Perrudinのハープをフィーチャー。Becca Stevens/Talia Billig/Jacob Bergson作。Laura PerrudinのハープとBeccaのチャランゴが織り成す美しい弦の響きに惹かれるビューティフル・ソング。
https://www.youtube.com/watch?v=Jh81ORI5Gv0

「Heathers Letters To Her Mother」
ラストはDavid Crosby/Michelle Willis/Mike ‘Maz’ Maherをフィーチャー。Becca Stevens作。『Here If You Listen』(2018年)で共演したDavid Crosby/Michelle Willisが参加。2017年8月バージニア州シャーロッツビルで起きた白人至上主義者による自動車突入テロ事件の犠牲者Heather Heyerさんに捧げれた曲です。社会派シンガー・ソングライターとして一面を見せてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=NZ6rN1vhx_8

「Between Me & You (Live Studio Version) 」
国内盤ボーナス・トラック。「Between Me & You」のライヴ・スタジオ・ヴァージョンです。

Becca Stevensの他作品もチェックを!

Becca Stevens Band『Tea Bye Sea』(2008年)
ティー・バイ・シー

Becca Stevens Band『Weightless』(2011年)
Weightless

Becca Stevens Band『Perfect Animal』(2014年)
パーフェクト・アニマル

Tillery『Tillery』(2016年)
ティレリー

Becca Stevens『Regina』(2017年)
レジーナ【日本先行発売】

David Crosby, Becca Stevens, Michelle Willis, Michael League『Here If You Listen』(2018年)
HERE IF YOU LISTEN
posted by ez at 02:04| Comment(0) | 2020年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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