2020年08月04日

Kalapana『Kalapana II』

ハワイアン・サーフ・ロックの人気作☆Kalapana『Kalapana II』

発表年:1976年
ez的ジャンル:ハワイアンAOR
気分は... :ワイキキの熱い砂!

元祖サーフロック・グループKalapanaの2ndアルバム『Kalapana II』(1976年)です。

ハワイアン・サーフ・ロックを代表するバンドKalapanaおよびKalapanaメンバー関連作品について、当ブログでは紹介したのは以下の5枚。

 Kalapana『Kalapana』(1975年)
 Macky Feary Band『Macky Feary Band』(1978年)
 Lemuria『Lemuria』(1978年)
 Mackey Feary Band『From The Heart』(1979年)
 Mackey Feary & Nite Life『Mackey Feary & Nite Life』(1983年)

ハワイアン・サーフ・ロックを代表するもう一組の雄Cecilio & Kaponoについては、ここ数年毎年1枚ずつ紹介してきましたが、Kalapanaはデビュー・アルバム『Kalapana』(1975年)を10年以上前に紹介して以来ご無沙汰していました。僕の中で『Kalapana II』(1976年)、『Kalapana III』(1977年)も紹介済みだと思い込んでいました。

2ndアルバムとなる『Kalapana II』(1976年)は、リアルタイムでKalapanaを聴いていたファンにとって人気ナンバー1のアルバムなのでは?僕の周囲の還暦過ぎた音楽好きの方からも『Kalapana II』を強く勧められました。

前作『Kalapana』の邦題は『ワイキキの青い空』でしたが、本作には『ワイキキの熱い砂』という邦題が付けられています。

本作のメンバーは、デビュー・アルバム『Kalapana』(1975年)と同じく、Macky Feary(g、vo、b)、Malani Bilyeu(g、vo、per)、D.J. Pratt(g、b、clavinet、congas)、Kirk Thompson(key、g、vibes、vo)の4名。

メンバー以外にAlvin Fejerang(ds、timbales)、Michael Paulo(sax、fl)がレコーディングに参加しています。

「Juliette」「Black Sand」「Love 'Em」あたりが人気曲ですね。

個人的にはメロウな「Moon And Stars」「(For You) I'd Chase A Rainbow」、MackyとMalaniのツイン・ヴォーカルの「Freedom」あたりもおススメです。

本作を最後に中心メンバーのMacky Fearyがグループを脱退してしまいます。その意味でMacky Feary在籍時のKalapanaの1つの頂点が本アルバムだと思います。

ワイキキの熱い砂を感じて・・・

全曲紹介しときやす。

「Love 'Em」
Macky Feary作。サマー・ブリージンなオープニング。Macky Fearyのメロウな魅力を満喫できます。日本のシティ・ポップ好きの人にもフィットする1曲なのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=jpKJWnW3n5M

「Freedom」
Macky Feary/Malani Bilyeu/D.J. Pratt作。タイトなグルーヴにのってMackyとMalaniのツイン・ヴォーカルが掛け合うサマー・フュージョン。Michael Pauloがアルト、テナー、ソプラノ・サックスで盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=JcuZViaQn3k

「(For You) I'd Chase A Rainbow」
Malani Bilyeu作。ハワイアンAORらしいメロウ・バラード。Malaniのジェントル・ヴォーカルと素敵なコーラス・ワークが冴えます。
https://www.youtube.com/watch?v=lSgC00Sxo-U

「Way That I Want It To Be」
Macky Feary作。ブルージーなトラックですが、そんな中にもメロウな味わいが見え隠れするあたりが面白いですね。
https://www.youtube.com/watch?v=TiyfELxTlsE

「Dorothy Louise」
Malani Bilyeu作。フォーキーな味わいの1曲。こういうナチュラルな雰囲気もハワイらしいかもしれませんね。
https://www.youtube.com/watch?v=2TdH1JwKMcc

「Play It Sing It」
Macky Feary/Kirk Thompson作。フィドルの響きが印象的なメロウ・フォーキーです。
https://www.youtube.com/watch?v=IXpsGl2mkoA

「Moon And Stars」
Macky Feary作。Macky Feary好きにはたまらないロマンティックなアコースティック・メロウ。僕がMackyに求めるのはこういうハワイアンAORです。Michael Pauloの涼しげなフルートもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=IdohGyW5Pjg

「Black Sand」
Kirk Thompson作。このインストをベスト・トラックに挙げるファンもいるのでは?後にKirkが参加するLemuriaを予感させるハワイアン・メロウ・フュージョン。D.J. Prattのギターが冴え渡ります。
https://www.youtube.com/watch?v=iMAKGUGPomg

「Lost Again」
Macky Feary作。素朴なメロウ・フォーキー。肩の力が抜けている感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=Oj9QI5gvGic

「Wandering Stranger」
Malani Bilyeu作。カントリー・ロック調の仕上がり。必ずしも僕の好みではなりませんが味わいはあります。
https://www.youtube.com/watch?v=N717v2jvgGA

「Juliette」
Macky Feary/Ronald Yuen作。本作のハイライトといえばコレかもしれませんね。Kalapanaの楽曲の中でも上位の人気を誇るであろう名曲。日本人好みのメロディにグッとくる哀愁モードのアコースティック・メロウです。
https://www.youtube.com/watch?v=nhu7YmQ5DCk

「Nathen's Lament」
Malani Bilyeu作。ラストは躍動するサーフ・ロックで締め括ってくれます。後半は思いきり、アメリカン・ロックしています。
https://www.youtube.com/watch?v=YpcYG38qXxI

Kalapanaの他作品やメンバーの関連作品もチェックを!

Kalapana『Kalapana』(1975年)
カラパナI(K2HD/紙ジャケット仕様)

『Kalapana III』(1977年)


Macky Feary Band『Macky Feary Band』(1978年)
マッキー・フェアリー・バンド

Mackey Feary Band『From The Heart』(1979年)
フロム・ザ・ハート

Mackey Feary & Nite Life『Mackey Feary & Nite Life』(1983年)
Mackey Feary & Nite Life

Lemuria『Lemuria』(1978年)
posted by ez at 01:43| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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