2020年08月08日

Tempo 70『El Primer LP - Tu Y Yo』

人気曲「El Galleton」収録☆Tempo 70『El Primer LP - Tu Y Yo』

発表年:1972年
ez的ジャンル:プエルトリコ産ヤング・ラテン
気分は... :3連休もステイホーム!

若きプエルトリコのグループTempo 70のデビュー・アルバム『El Primer LP - Tu Y Yo』(1972年)です。

Tempo 70はプエルトリコの若手ミュージシャンが結成したグループ。

『El Primer LP - Tu Y Yo』(1972年)、『El Segundo LP del Tempo 70』(1972年)、『Vol. 2 con Carlos Camacho』(1974年)という3枚のアルバムをリリースしています。

デビュー・アルバムとなる本作『El Primer LP - Tu Y Yo』は、単に『Tu Y Yo』と表記されることもあるようです。

本作におけるメンバーは、Carlos Camacho(vo)、Junno Faria(sax)、Roberto Torres(bajo)、Edwin Rolland(ds、timbales)、Ezequiel Serrano(1st tp)、Ramon Luis Torres(2nd tp)、Wilfredo Miguez(tp)、Carlos Berrios(tb)、Martín Nieves(key)、 Joe "ChixTrix" Vallejo(per)、Jimmy Velázquez(g)。

それ以外にBebu Silvetti(p)、Maximo Torres(cuatro、g)、Alejandro "Chali" Hernandez(coro、per)、Raul "Rulo" Rivera(bongos)といったミュージシャンが参加しています。

ハイライトはレア・グルーヴ/クラブジャズ界隈で再発見された1曲「El Galleton」。抜群の格好良さを持った1曲です。

ただし、このタイプはこの1曲のみ。それ以外はレア・グルーヴ好きというよりはラテン好き向けのトラックです。「El Charlatan」「La Paquita De Paquita」「La Casualidad」という疾走するサルサ・グルーヴ3曲が僕のおススメです。

聴く人を選ぶ1枚かもしれませんが、「El Galleton」1曲狙いで聴くもよし、サルサ/メレンゲ/ボレロを楽しむもよし!穴狙いで楽しんでみては?

全曲紹介しときやす。

「Tu Y Yo」
オープニングはメキシコの人気コンポーザーArmando Manzaneroの作品。哀愁のボレロ・バラード。プエルトリカンならではの情緒を感じましょう。
https://www.youtube.com/watch?v=cL2S5IKTpuo

「El Charlatan」
Juan Robles/Roberto Torres作。哀愁モードで疾走するサルサ・グルーヴ。哀愁ヴォーカル&コーラス隊、サルサらしいリズム&ホーン隊とサルサらしさに満ちた1曲に仕上がっています。、
https://www.youtube.com/watch?v=EoojGQyMFiQ

「Cuando Volveras」
Edwin Oliver作。ラテンならではのロマンティックなバラード。夏の夕陽を眺めながら、こういう曲を聴くのも悪くありません。

「En Quisqueya」
Tino Labour作。軽快なメレンゲ。メレンゲならではの楽しい雰囲気が伝わってきます。

「La Paquita De Paquita」
Bebu Silvetti作。若手グループらしい躍動感を感じるサルサ・チューン。ダイナミックでメリハリの効いたサウンドがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=r4Z5i6YN4eM

「Habla」
Edwin Oliver作。「Cuando Volveras」と同タイプのムーディーなバラード。
https://www.youtube.com/watch?v=YTJ-WaC9KSQ

「La Casualidad」
Juan Robles/Roberto Torres作。僕好みのサルサ・グルーヴ。Willie Colonあたりと一緒に聴いても合うかも?
https://www.youtube.com/watch?v=aP_CPRXlRxo

「En Una Tarde Gris」
Edwin Oliver作のバラード3曲目。3曲の中ではコレが一番好きかも?
https://www.youtube.com/watch?v=R0CPARoHmmc

「El Galleton」
Bebu Silvetti作。お待ちかね本作のハイライト。ラテン×アフロ・ファンクのクロスオーヴァー感がサイコーに格好良いです。このアルバム全体の雰囲気の中で、こんな演奏が収録されるとは奇跡の1曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=1mywRAinGTU

「Preciosa/Lamento Borincano」
ラストはプエルトリコの偉大なコンポーザーRafael Hernandez作品のロマンティックなメドレー。「Lamento Borincano」はCaetano Velosoもカヴァーしています。

『El Segundo LP del Tempo 70』(1972年)
posted by ez at 03:07| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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