2020年09月11日

D.J. Rogers『On The Road Again』

Charlie Wilsonも参加した3rd☆D.J. Rogers『On The Road Again』
On the Road Again & It's Good to Be Alive
発表年:1976年
ez的ジャンル:ゴスペル出身男性ソウル・シンガー
気分は... :反観合一!

男性ソウル・シンガーD.J. Rogersの3rdアルバム『On The Road Again』(1976年)です。

上記ジャケはRCA時代の3作品をまとめた2枚組CDIt's Good To Be Alive/On the Road Again/Love, Music And Life(1975/1976/1977年)であり、Amazonへのリンクも同作のものです。

オリジナル・ジャケはこんな感じです。
dj rogers on the road again.jpg

1948年L.A.生まれの男性シンガー・ソングライター/マルチ・インストゥルメンタリストD.J. Rogersの紹介は、『Love, Music And Life』(1975年)、『It's Good To Be Alive』(1975年)に続き3回目となります。

3rdアルバムとなる本作『On The Road Again』(1976年)には、The Gap BandCharlie Wilson(org、back vo)が参加し、The Gap BandYarbrough & Peoplesを手掛けたLonnie Simmonsがソングライティングで2曲に関与しています。

プロデュースはD.J. Rogers自身。

レコーディングにはD.J. Rogers(vo、el-p、p、clavinet)以下、Charlie Wilson(org、back vo)、
Harvey Mason(ds)、Jeff Porcaro(ds)、Paul Mabrey(ds)、Rick Calhoun(ds)、Keith Hatchell(b)、Jimmy Macon(g)、Marlo Henderson(g)、Michael McGlory(g)、Bob Farrell(el-p)、Jerry Peters(p)、Michael Wycoff(org、back vo)、Kenneth Lupper(org)、George Bohannon(tb)、Denise Alexander(back vo)、Emory Jones(back vo)、Helena Dixon(back vo)、New Experience(back vo)、Rosalind Cash(back vo)、Rudy Taylor(back vo)、Steven Hunt(back vo)等のミュージシャンが参加しています。

ゴスペル出身らしいRogersの魅力を生かしたモダン・ソウル作品に仕上がっています。

ダンサブルなメロウ・ダンサー「Say You Love Me, One More Time」、アーバンなメロウ・ミディアム「Secret Lady」、感動的なファンキー・メロウ「One More Day」、ゴスペル調コーラスを従えた「On The Road Again」、ソフトリーなメロウ・ソウル「Girl I Love You」、感動バラード「Only While It Lasts」あたりが僕のおススメです。

ゴスペル・フィーリングのモダン・ソウルを満喫しましょう。

全曲紹介しときやす。

「On The Road Again」
パトカーのサイレン、飛行機の離陸音と共に始まるオープニング。本編はゴスペル調コーラスを従えたスケールの大きなミディアム・ソウルに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=sY3ldLhcdog

「One More Day」
ゴスペル調コーラスを交えた感動的なファンキー・メロウ。少しStevie Wonderっぽい感じですね。
https://www.youtube.com/watch?v=yt0CQ-Zugfo

「Love Can Be Found」
甘く切ないムードがたまらないメロウ・ソウル。美しい女性コーラス隊もグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=QGef8t-tDXI

Rasmentalism「Raz I Dwa」のサンプリング・ソースになっています。
Rasmentalism「Raz I Dwa」
 https://www.youtube.com/watch?v=dRBR754SoE4

「Let My Life Shine, Part I」
パート1はパート2へつなぐドラマティックなイントロといった雰囲気のインスト。
https://www.youtube.com/watch?v=mgTGIKXTit0

「Let My Life Shine, Part II」
パート2は美しいストリングスと女性コーラス隊を従えた感動的なソウル・チューンに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=97hmA2DYeK0

「Secret Lady」
Lonnie Simmonsとの共作。人気の高いアーバンなメロウ・ミディアム。気の利いたギターの音色がたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=0U2ed1jLfek

「Holding On To Love」
Lonnie Simmonsとの共作。しみじみと歌い上げるラブ・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=VajXK7h3jc4

「Girl I Love You」
ソフトリーな雰囲気のメロウ・ソウル。オトナなファンキー・メロウ感にグッときます。
https://www.youtube.com/watch?v=z-5AaTl4wQI

「Only While It Lasts」
最低限のバックでRogersの感動ヴォーカルを際立たせたバラード。実にいい雰囲気です。
https://www.youtube.com/watch?v=fQWyoTX-gSw

「Say You Love Me, One More Time」
前作『It's Good To Be Alive』収録のメロウ・バラード「Say You Love Me」の続編。サンプリング・ソースでも使われたバラード調のイントロが有名かもしれませんが、本編はゴスペル調コーラスを従えたダンサブルなメロウ・ダンサーです。
https://www.youtube.com/watch?v=2PNCgxrh3L4

Blackstreet「Let's Stay in Love」でもコーラス・ネタが引用されています。また、Big Sean feat. E-40「I Don't Fuck With You」、Key Wane feat. Ty Dolla $ign「Same Nigga」のサンプリング・ソースにもなっています。
Big Sean feat. E-40「I Don't Fuck With You」
 https://www.youtube.com/watch?v=cZaJYDPY-YQ
Key Wane feat. Ty Dolla $ign「Same Nigga」
 https://www.youtube.com/watch?v=Sw6B7Kbq8qo

D.J. Rogersの他作品もチェックを!

『D.J. Rogers』(1973年)
D J Rogers

『Love, Music And Life』(1975年)
Love, Music & Life

『Love Brought Me Back』(1978年)
ラヴ・ブロート・ミー・バック(紙ジャケット仕様)
posted by ez at 02:03| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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