2020年09月25日

Laura Mvula『The Dreaming Room』

Nile Rodgersも参加した2nd☆Laura Mvula『The Dreaming Room』

発表年:2016年
ez的ジャンル:ゴスペルデリア系UK黒人女性SSW
気分は... :エラン・ヴィタール!

UKの才能ある黒人女性シンガー・ソングライターLaura Mvulaの2ndアルバム『The Dreaming Room』(2016年)です。

1987年バーミンガム生まれの黒人女性SSW Laura Mvulaの紹介はデビュー・アルバム『Sing To The Moon』(2013年)に続き2回目となります。

"Gospeldelia"あるいは"Nina Simon Sings Beach Boys"とも称された多重ヴォーカルワークを駆使した独自の音楽スタイルを披露したデビュー・アルバム『Sing To The Moon』(2013年)がUKアルバム・チャートの第9位となり、さらには2013 BRIT AwardsのCritics' Choiceへのノミネート、BBC's Sound of 2013で第4位といった高評価を受け、一躍期待のアーティストとしてクローズアップされたLaura Mvula

Metropole Orkestと共演したライブ・アルバム『At Abbey Road Studios』(2014年)を挟み、2016年にリリースされた2ndスタジオ・アルバムが本作『The Dreaming Room』(2016年)です。

プロデュースは『At Abbey Road Studios』(2014年)も担当したTroy MillerLaura Mvula自身。

ソングライティングもこの2人の共作が中心です。また、デビュー・アルバム『Sing To The Moon』(2013年)のプロデュースを手掛けたSteve Brownが2曲でLauraと共作しています。

ChicNile Rodgers、UKのラッパーWretch 32がフィーチャリングされています。

それ以外にJohn Scofield(g、b)、Lionel Loueke(g)、Michael Olatuja(b)、The London Symphony Orchestra等のミュージシャンがレコーディングに参加しています。

アルバム全編を通じて、Lauraのヴォーカルが生き生きとしているのがいいですね。技巧以上に歌への渇望を重視している感じがいいですね。

Nile Rodgersをフィーチャーした「Overcome」、シングルもなったハイパー・ファンク「Phenomenal Woman」の2曲がインパクト大ですね。

素晴らしい多重ヴォーカルワークを楽しめる「Show Me Love」「Angel」、アトモスフェリック&ドリーミーなダンサブル・チューン「Let Me Fall」あたりもおススメです。

前作以上に多彩な音世界を聴かせてくれるゴスペルデリア・ワールドを楽しみましょう。

全曲紹介しときやす。

「Who I Am」
Laura Mvula作。ドリーミーなアルバムのイントロ。
https://www.youtube.com/watch?v=zAlS1SN6LCo

「Overcome」
Nile Rodgersをフィーチャーしたアルバムからのリード・シングル。
Laura Mvula/Nile Rodgers作。
Lauraらしいヴォーカル・ワールドとNile Rodgers参加らしいダンサブル・サウンドを上手く融合させたスケールの大きな1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=L7u9FpJJtEQ

「Bread」
MvulaMiller/Troy Miller作。多重ヴォーカルワークを駆使した"Gospeldelia"らしい厳かな仕上がり。
https://www.youtube.com/watch?v=-VtjVJu8vr0

「Lucky Man」
MvulaMiller/Troy Miller作。ゴスペル×クラシック×R&BというLauraらしいクロスオーヴァー感を楽しめる1曲。
https://www.youtube.com/watch?v=rYOnITu_6EI

「Let Me Fall」
MvulaMiller/Troy Miller/Steve Brown作。多重ヴォーカルワークが映えるアトモスフェリック&ドリーミーなダンサブル・サウンドが心地好1曲。
https://www.youtube.com/watch?v=7D42hKVy3n4

「Kiss My Feet」
MvulaMiller/Troy Miller作。UKらしい雰囲気のバラード。生の躍動が漲ったLauraのヴォーカルがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=ITZZDfV3WOo

「Show Me Love」
MvulaMiller/Troy Miller作。アルバムからの2ndシングル。Lauraの素晴らしい多重ヴォーカルワークを前面に打ち出した、大きな愛に満ちた1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=R-l5EIcNyo0

「Renaissance Moon」
MvulaMiller/Steve Brown作。The London Symphony Orchestraによる繋ぎのインスト。

「Angel」
Laura Mvula作。ア・カペラをはじめ素晴らしいヴォーカルワークで魅了するドリーミー・トラック。シタールによるアクセントもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=bFdohKHPjrA

「People」
Wretch 32をフィーチャー。MvulaMiller/Wretch 32作。Lauraらしい音世界と現行R&Bとの融合を感じる1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=BpzS0aIWGlo

「Nan」
Laura Mvula作。エンディングへ向かうインタールード。

「Phenomenal Woman」
MvulaMiller/Troy Miller作。アルバムからの3rdシングル。アルバムで最もインパクトのあるハイパー・ファンクで締め括ってくれます。Lauraの最新モデルといった雰囲気です。
https://www.youtube.com/watch?v=7---iGdDIBQ

Laura Mvulaの他作品のチェックを!

『Sing To The Moon』(2013年)
SING TO THE MOON

Laura Mvula with Metropole Orkest conducted by Jules Buckley『At Abbey Road Studios』(2014年)
Laura Mvula Withmetropole Orkestconducted: By Julesbuckley At Abbeyroad Studios (Live)
posted by ez at 03:07| Comment(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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