発表年:1982年
ez的ジャンル:L.A.ソウル・ヴォーカル・グループ
気分は... :唇!
L.A.で結成されたソウル・ヴォーカル・グループBlack Iceの3rdアルバム『Black Ice (1982) 』(1982年)です。
※デビュー・アルバム『Black Ice』(1976年)と区別するために発売年を補足しました。
Antone Curtis、Cleveland Jones、Frank Willis、Gerald Bell、Marcieal Holmesの5名によるソウル・ヴォーカル・グループBlack Iceの紹介は、2ndアルバム『I Judge The Funk』(1979年)に続き2回目となります。
Montage Recordsからリリースされた3rdアルバムとなる本作『Black Ice (1982) 』(1982年)は、結果としてグループのラスト・アルバムとなってしまいました。
プロデュースは他のBlack Iceと同じく彼らを見出したHadley Murrell。
元103rd Street BandのRay Jacksonがアレンジを手掛けています。
アルバムはオリジナルLPのA面がダンサー・サイド、B面がバラード・サイドという構成です。
ダンサー・サイドではモダン・ブギー「Come On Connect」、開放的なファンク「Big Fun」、アーバン・ミディアム「(Sergio's) I Want To Be With You」がお気に入り。バラード・サイドならば、シングルにもなった「I Just Wanna Hold You」、正統派の「This Time」がおススメです。
唇大写しのジャケもインパクトがありますね。
全曲紹介しときやす。
「(Sergio's) I Want To Be With You」
Antone Curtis/Cleveland Jones/Frank Willis/Gerald Bell/Marcieal Holmes作。オープニングはアーバンなミディアム・グルーヴ。ブラコン感覚でいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=vCOeXn27W8U
「Big Fun」
Dwight Emile/Eddie Horan/Hadley Murrell作。開放的なファンク・グルーヴ。ホーン・サウンド、シンセなどを織り交ぜアーバン・ナイト感を演出してくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=icf_3z_5PTY
「Come On Connect」
Dwight Emile/Hadley Murrell作。ダンサー・サイドのA面ではコレが一番のお気に入り。ラテン・フレイヴァーのイントロで始まるモダン・ブギー!躍動感がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=WboXpf2gh-o
「All About Love」
Dwight Emile/Hadley Murrell作。哀愁ディスコ・ファンクですが、曲調が僕好みではありません。
https://www.youtube.com/watch?v=-3KN1DGsZEE&t=2s
「I Just Wanna Hold You」
Antone Curtis/Cleveland Jones/Frank Willis/Gerald Bell/Marcieal Holmes作。ここからはバラード・サイドのB面。この曲はシングルにもなりました。バリトン・ヴォーカルとファルセットの対比がいい感じのスウィート・バラードです。B面ではコレがハイライトでしょうね。
https://www.youtube.com/watch?v=-d6uDSKHSas
「This Time」
Gerald Bell作。ソウル・ヴォーカル・グループとしての彼らの魅力を堪能できるバラード。ジワジワくる感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=h1dwTt81_CU
「Leftover Love」
D. Sea Gaseley/Ray Jackson作。オーセンティックなソウル・バラード。この時代らしくありませんがほっこりでします。
https://www.youtube.com/watch?v=Ntp_ycndSEo
「Never Knew Love」
Bret H. O'Hara/J. Michael Davis作。ラストはポップなソウル・バラードで締め括ってくれます。晴れた日の午前中とかに聴きたいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=ltVtETctWEE
Black Iceの他作品もチェックを!
『Black Ice』(1976年)
『I Judge The Funk』(1979年)