2020年11月08日

Jarrod Lawson『Be The Change』

Moonchild参加。6年ぶりの2ndアルバム☆Jarrod Lawson『Be The Change』

発表年:2020年
ez的ジャンル:US白人ソウル・シンガー
気分は... :キャンディーズ、サイコー!

昨晩はNHK BSプレミアムで解散コンサートを含む伝説のアイドル・グループ、キャンディーズの特番のリマスター版再放送で大興奮!

涙なしには見られない解散コンサートのみならず、子どもの頃、一番楽しみなバラエティ番組だった『みごろ!たべごろ!笑いごろ!』での伊東四朗、小松政夫とのコント・シーンも流れて鼻血ブー状態でした(笑)

解散から42年が経っていますが、ランちゃん、ミキちゃん、スーちゃんの歌声、歌う姿には永遠の輝きがあります!
ということで、本当はキャンディーズ・ソングのセレクトでもエントリーしたいところですが・・・

新作からUS白人ソウル・シンガーJarrod Lawsonの2ndアルバム『Be The Change』です。

1976年オレゴン州ポートランド近郊出身の白人ソウル・シンガー/ピアニスト/ソングライターJarrod Lawsonの紹介は、デビュー・アルバム『Jarrod Lawson』(2014年)に続き2回目となります。

自主制作盤としてリリースされたものが話題となり、UKの人気レーベルDomeからリイシュー盤がリリースされ、さらには国内盤もリリースされたデビュー・アルバム『Jarrod Lawson』(2014年)。日本でもソウル好きの間で話題となりましたね。僕もこのデビュー・アルバムに魅了された一人です。

そして6年歳月を経て、ようやく2ndアルバム『Be The Change』が届けられました。

ただし、その間に他アーティスト作品への参加、楽曲提供、プロデュースなど活動の幅を広げると同時に、Orpheus名義のインスト・アルバム『Visions』(2019年)(アナログ・リリースのみ)もリリースしています。

本作もDomeからのリリースです。

楽曲はすべてJarrod Lawsonのオリジナルです。

新世代ネオソウルを代表するユニットMoonchildをフィーチャリングされ、1960年代から活躍し、数多くのミュージシャンの作品に参加している人気パーカッション奏者Sammy Figueroaも参加しています。

デビュー・アルバム『Jarrod Lawson』(2014年)と同じく、ソウルに自然なかたちでジャズをブレンドしたアーバンでメロウなソウル・ワールドが展開されます。派手さはありませんが、前作以上にサウンドが緻密になっています。

グッドヴァイヴに溢れたタイトル曲「Be The Change」MoonchildAmber Navranとのデュエット「I'll Be Your Radio」、メロウ・エレピの映える「Universal Chord」、アナログ・シンセの質感を生かした「Why Don't You Call Me Baby Anymore」、ブラジリアン・フレイヴァーの「Connected」、引き算のメロウ・ソウル「Embrace What We Are」、ソウル、ジャズ、ラテンのクロスオーヴァー「How Long」など僕好みのグッド・ソウルがズラリと並びます。

本作の唯一の不満は、国内盤CDに参加ミュージシャンのクレジットが一切ない点ですかね。国内盤という付加価値をつけるならば、発売元にはその程度の情報は補足してほしいですね。ライナーノーツも読むべき点は少なかったし、これならば輸入盤で十分かも?

まぁ、アルバム中身自体は素晴らしいので、ぜひ皆さんにもチェックして欲しい1枚です。

全曲紹介しときやす。

「Be The Change」
オープニングを飾るタイトル曲はグッドヴァイヴに溢れた爽快メロウ。2020年版フリーソウルとでも呼びたくなります。Jarrodのソウルフル・ヴォーカルと落ち着いたピアノがいい感じです。Sammy Figueroaの軽やかなパーカッションもいいアクセントになっています。
https://www.youtube.com/watch?v=o9_unJ41hMg

「I'll Be Your Radio」
Moonchildをフィーチャーしたメロウ・ミディアム。ファンには嬉しい共演ですね。Amber Navranの陽だまりのコケティッシュ・ヴォーカルとJarrodのスウィートなソウルフル・ヴォーカルの組み合わせはサイコーです。
https://www.youtube.com/watch?v=y4oK33Y2Q7k

「Battlefield」
アナログ・シンセの音色がいい感じのミディアム・ソウル。ヴィンテージ・ソウルをモダン・フィーリングで聴かせてくれるのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=8S35CK2KqGA

「Love Isn't Always Enough」
ムーディーなトランペットと共に始まるバラード。ここでもオーセンティックなスウィート・ソウルにJarrodのピアノをはじめとするジャズ・フィーリングを違和感なく融合させているのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=U0qn3ib5VHo

「Universal Chord」
メロウ・エレピの映えるアーバン・ソウル。少しミステリアスでドリーミーに浮遊する音世界に惹き込まれます。
https://www.youtube.com/watch?v=W-bzfEwkO18

「Why Don't You Call Me Baby Anymore」
アナログ・シンセの質感を生かした僕好みのミディアム・グルーヴ。♪Why Don't You Call Me Baby Anymore♪のフレーズを思わず口ずさんでしまいます。
https://www.youtube.com/watch?v=EjgpM3VgMY4

「Evalee」
オーセンティックなソウル・バラード。控えめのサウンドで、その分ヴォーカル・ワークで聴かせる1曲に仕上がっています。

「Connected」
ブラジリアン・フレイヴァーのメロウ・ソウル。Jarrodのファルセット・ヴォーカルが映える寛いだメロウ・ワールドがたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=EJoSQnRsrTw

「Embrace What We Are」
引き算の美学がある生音フィーリングが実に心地好い僕好みのメロウ・ソウル。Sammy Figueroaのパーカッションも効いています。
https://www.youtube.com/watch?v=nNetDaN523Y

「Soul Symphony」
タイトルの通り、Jarrodのソウル愛に満ちたミディアム・バラード。気負いのない自然体の演奏、ヴォーカルが実にいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=77r2sDRVnlo

「How Long」
ラストはSammy Figueroaのパーカッションと共に始まるソウル、ジャズ、ラテンのクロスオーヴァーが心地好い1曲で締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=1tBtK-P-Qfc

未聴の方はデビュー・アルバム『Jarrod Lawson』(2014年)もチェックを!

『Jarrod Lawson』(2014年)
ジャロッド・ローソン
posted by ez at 03:49| Comment(0) | 2020年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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