2021年01月04日

Joyce『Encontro Marcado』

個性が開花した2nd☆Joyce『Encontro Marcado』

発表年:1969年
ez的ジャンル:ブラジル人女性SSW
気分は... :ドルフィンズ一歩及ばず・・・

NFLは最終週のゲームが行われ、我がドルフィンズはビルズに敗れて10勝6敗でシーズン終了。最近の低迷を考えれば、素晴らしい成績ですが、プレーオフまで1勝届かずシーズン終了となりました。

人気ブラジル人女性シンガー・ソングライターJoyce(Joyce Moreno)の2ndアルバム『Encontro Marcado』(1969年)です。

これまで当ブログで紹介したJoyce作品は以下の11枚。

 『Feminina』(1980年)
 『Agua e Luz』(1981年)
 『Tardes Cariocas』(1983年)
 『Music Inside』(1990年)
 『Language And Love』(1991年)
 『Ilha Brasil』(1996年)
 『Hard Bossa』(1999年)
 『Gafieira Moderna』(2001年)
 Joyce & Banda Maluca『Just A Little Bit Crazy』(2003年)
 『Bossa Duets』(2003年)
 『Tudo』(2012年)

本作『Encontro Marcado』(1969年)は、『Joyce』(1968年)に続く2ndアルバム。

プロデュースはNelson Motta
アレンジはLuiz Eca

Joyce本人は本作を"混乱のアルバム"と称しており、サウンドの鮮やかさに戸惑いを感じているのかもしれませんが、80年代以降のJoyceを予感させる濃密な1枚に仕上がっています。全体的にリズミックなのが今聴いても新鮮な要因かもしれません。

「Adam, Adam」「Encontro Marcado」「Bom Dia」「Copacabana, Velha De Guerra」という冒頭4曲を聴けば、本作の魅力がすぐに分かります。

Joyceの個性が開花した1枚をお楽しみください!

全曲紹介しときやす。

「Adam, Adam」
鮮やかなリズミック・サウンドが印象的なオープニング。80年代のJoyceを予感させる歌い回しがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=gTRYdIxwebY

「Encontro Marcado」
Joyce作。タイトル曲はLuiz Ecaが映える軽快なメロウ・チューン。
https://www.youtube.com/watch?v=wRp3MOPXnhw

「Bom Dia」
Gilberto Gil/Nana Caymmi作。軽快なギター・カッティングと流麗なストリングスをバックに、艶やかなヴォーカルを聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=SDNI2Am-n-c

「Copacabana, Velha De Guerra」
Joyce/Sergio Flaksman作。ベースラインの格好良いリズミックな軽快メロウ・グルーヴ。少しミステリアスな雰囲気もいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=_hNBFv9T4p8

「Como Vai, Vai Bem?」
後に最初の旦那様となるNelson Angeloの作品。当時21歳のJoyceのヴォーカルが躍動する楽しげな1曲に仕上がっています。スキャットもいい感じ!
https://www.youtube.com/watch?v=7-_AUXuBT34

「Asa Branca」
Humberto Teixeira/Luiz Gonzaga作の名曲をカヴァー。1969年という時代らしく少しラブ&ピースな感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=FMOcxNrT2zs

本曲について、当ブログではCaetano VelosoCravo & CanelaMade In BrazilWalter WanderleyToquinhoのカヴァーを紹介しています。

「Longe Do Tempo」
Danilo Caymmi/Joao Carlos Padua作。リズミックな躍動感は今聴いても新鮮です。
https://www.youtube.com/watch?v=5qXmlOwCsuo

「A Saudade Que Mata A Gente」
Antonio Almeida/Joao De Barro作。タイトルの通り、少しサウダージなメロウ・チューン。
https://www.youtube.com/watch?v=JXnhEeBC7zg

「Preparando Um Luminoso」
Capinan/Joyce作。流麗でありながらリズミックなアレンジが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=UFwOh1uHEVI

「Pra Saber De Nada」
Joyce作。シンガー・ソングライターJoyceの才能を感じる1曲。しっかりJoyceワールドを展開しています。
https://www.youtube.com/watch?v=TToTAT8lcj4

「Caminho Pro Sol」
Nelson Angelo/Sergio Flaksman作。鮮やかなLuiz Ecaのアレンジが映える1曲で締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=gYkSJggZeD0

Joyceの過去記事もご参照下さい。

『Feminina』(1980年)
フェミニーナ、そして水と光

『Agua e Luz』(1981年)
水と光

『Tardes Cariocas』(1983年)
Tardes Cariocas

『Music Inside』(1990年)
ミュージック・インサイド

『Language And Love』(1991年)
joyce language and love.jpg

『Ilha Brasil』(1996年)
イーリャ・ブラジル

『Hard Bossa』(1999年)
Hard Bossa

『Gafieira Moderna』(2001年)
Gafieira Moderna

Joyce & Banda Maluca『Just A Little Bit Crazy』(2003年)
ジャスト・ア・リトル・ビット・クレイジー(2003年作)

『Bossa Duets』(2003年)
ボッサ・デュエッツ

『Tudo』(2012年)
トゥード
posted by ez at 11:28| Comment(0) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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