2021年01月11日

Michael Cooper『Just What I Like』

Con Funk Shunリード・シンガーの2ndソロ☆Michael Cooper『Just What I Like』
Just What I Like
発表年:1989年
ez的ジャンル:男性R&B/ファンク
気分は... :ディスラプション!

カリフォルニア出身の人気ファンク・バンドCon Funk Shunのリード・ヴォーカルであったMichael Cooperの2ndソロ・アルバム『Just What I Like』(1989年)です。

アルバム『Burnin' Love』(1986年)を最後にCon Funk Shunがその活動に終止符を打ち、ソロへ転向したMichael Cooper

Michael Cooperのソロの紹介は、ソロ・デビュー・アルバム『Love Is Such a Funny Game』(1987年)に続き2回目となります。

以前にも書きましたが、Con Funk Shunファンの人が聴くと、ソロ・デビュー作『Love Is Such a Funny Game』(1987年)、2ndとなる本作『Just What I Like』(1989年)の評価が必ずしも高いものではないかもしれません。

その意味では、Con Funk Shunのイメージではなく、80年代後半のR&B作品として聴いた方が楽しめると思います。

Michael Cooper本人に加え、前作もプロデュースしていたClub NouveauJay KingDavid Agent、元CollageKirk CrumplerLarry White TeaseCornelius MimsRobert BrookinsSkylark等がプロデュースを手掛けています。

シングルは「Just What I Like」「Over And Over」「My Baby's House」「Should Have Been You」の4曲。この4曲にアルバムの魅力が集約されているのでは?

それ以外であれば、ダンサブルな「The Best」「Wild Side」「Perpetratin' A Move」といったファンク・グルーヴもおススメです。

Con Funk Shunの先入観を捨てて、ソロ・シンガーMichael Cooperを楽しみましょう。

全曲紹介しときやす。

「Just What I Like」
Michael Cooperプロデュース。NJSなタイトル曲はシングルにもなり、US R&Bチャート第16位となっています。良くも悪くも80年代後半らしいNJSですが、NJS好きの人は楽しめるダンサブル・チューンだと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=4c7wUiqK318

「Turn The Lights Out」
Michael Cooper/Kirk Crumplerプロデュース。ラップやDJによるスクラッチも織り交ぜたこの時代らしいトラック。ホーン・サウンドによるアクセントも効果的です。僕は嫌いじゃありませんが、賛否両論ハッキリ分かれるトラックかもしれません。
https://www.youtube.com/watch?v=XczXsGyhxNk

「Girl's Got It Goin' On」
Larry Whiteプロデュース。80年代後半によく聴いたような曲調のダンサブル・チューン。サウンドの好き/嫌いは別にして、Cooperのヴォーカル・スタイルにはこういう曲調が案外フィットするかもしれません。
https://www.youtube.com/watch?v=XuAg58Q4AG0

「Over And Over」
Robert Brookinsプロデュース。この曲もシングルになりました。この曲に限ってはCon Funk Shunの名残りを残すブラコン調アーバン・ソウルに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=KD0tqpLxnN0

「Do You Love Me Baby」
Les Edwards/Michael Cooper/Tony Valeraプロデュース。ダンサブル・チューンですが、少し一本調子かも?
https://www.youtube.com/watch?v=OSV0Rw0C8rY

「The Best」
Cornelius Mimsプロデュース。キャッチーなダンサブル・チューン。(当時の)スタイリッシュな感覚がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=JDAhJevuos4

「My Baby's House」
Michael Cooperプロデュース。後にThe New Power Generationに加入するRosie Gainesがバック・コーラスで参加。シングル・カットされ、US R&Bチャート第7位となっています。Rosie Gainesのセクシーな吐息に悩殺されてしまうR&Bバラードです。
https://www.youtube.com/watch?v=zeboHli4BJw

「Should Have Been You」
Michael Cooper/Kirk Crumplerプロデュース。この曲もシングル・カットされ、US R&Bチャート第8位となっています。ブラコン調アーバン・ソウルと80年代後半R&Bを融合させたような仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=MB_n_nfQdio

「Because We Kissed」
Jay King/Rob Harrisプロデュース。アーバンなミディアム・グルーヴ。さり気なさが魅力です。
https://www.youtube.com/watch?v=Spj5SX8Sjuc

「Wild Side」
Skylark/Michael Cooperプロデュース。Cooperの粘着力のあるヴォーカルが映えるアーバン・ファンク。アルバムのいいアクセントになっていて好きです。
https://www.youtube.com/watch?v=KkC70tCdZ3k

「Perpetratin' A Move」
David Agentプロデュース。重心の低いグルーヴが格好良い僕好みのファンク・チューン。Cooperらしいヴォーカル・スタイルも全開です。
https://www.youtube.com/watch?v=wciqQAhHwQQ

「My Baby's House (Reprise)」
Michael Cooperプロデュース。 「My Baby's House」のリプライズでアルバムは幕を閉じます。
https://www.youtube.com/watch?v=rkJMUaJl9rQ

Michael Cooperの他作品もチェックを!

『Love Is Such a Funny Game』(1987年)
Love Is Such a Funny Game

『Get Closer』(1992年)
Get Closer

『This Heart Of Mine』(2001年)
This Heart of Mine

『Are We Cool』(2004年)
Are We Cool
posted by ez at 02:40| Comment(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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