2021年01月16日

The Vogues『Till』

コーラス・グループらしい王道作品☆The Vogues『Till』
愛の誓い
発表年:1969年
ez的ジャンル:男性コーラス・グループ
気分は... :愛の誓い・・・

今回は60年代男性コーラス・グループ作品からThe Vogues『Till』(1969年)です。

ペンシルベニア州ピッツバーグ郊外のタートル・クリークで結成されたBill BurketteDon MillerHugh GeyerChuck Blaskoによる4人組男性コーラス・グループThe Voguesの紹介は、『Turn Around, Look At Me』(1968年)に続き2回目となります。

本作『Till』(1969年)は、前作『Turn Around, Look At Me』(1968年)に続くReprise移籍第二弾アルバムとなります。

プロデュースは前作と同じくDick Glasser 。アレンジャーも同じErnie Freeman

全体的には時代左右されない王道コーラス作品という印象を受けます。

『Turn Around, Look At Me』(1968年)のエントリーでも書きましたが、僕の嗜好でいえば、いつも聴きたい音ではありませんが、たまにはこんな作品もいいのでは?といった感じでしょうか。

シングルになったのは「Till」「Woman Helping Man」

個人的には「A Taste Of Honey」「On Broadway」「The Sun Shines Out Of Your Shoes」あたりがお気に入り。

コーラス・グループらしいポップ・ワールドを楽しみましょう。

全曲紹介しときやす。

「I've Got My Eyes On You」
Jackie Rae/Les Reed作。美しいストリングスをバックに歌う哀愁バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=R7-zLECg8fE

「I Will」
Dick Glasser作。オリジナルは1962年のVic Danaヴァージョン。Dean Martinが1965年にカヴァー・ヒットさせています。コーラス・グループらしいビューティフル・ポップに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=2EKFPkrM9BU

「On Broadway」
Barry Mann/Cynthia Weil/Jerry Leiber/Mike Stoller作。The Drifters、1963年のヒット・シングルをカヴァー。George Bensonのカヴァー・ヒットでも知られる楽曲ですね。徐々に盛り上がっていく感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=jrQQF-oWm2g

「I'll Know My Love (By The Way She Talks)」
イングランド民謡「Greensleeves」に新たな歌詞をつけたもの。コーラス・グループらしい魅力を楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=6FM4Oy6ybiY

「A Taste Of Honey」
Bobby Scott/Ric Marlow作。Herb Alpert & The Tijuana Brassの大ヒットでお馴染みの曲。The Beatlesもカヴァーしていましたね。よく知られた曲ですが、コーラス・グループらなではの一味違った「A Taste Of Honey」を聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=U_w2sPQ0lvM

「Till」
邦題「愛の誓い」。Carl Sigman/Charles Danvers作。タイトル曲はPercy Faith And His OrchestraやRoger Williamsのヒットで知られる曲です。ストリングスを配したノスタルジックなロマンティック・バラードで聴かせてくれます。シングルにもなり、USチャート第27位となっています。
https://www.youtube.com/watch?v=fvK5ebF1VH4

「She Was Too Good To Me」
Richard Rodgers/Lorenz Hart作。1930年のブロードウェイ・ミュージカル『Simple Simon』のために書かれた曲です。美しいストリングスの小粋なピアノの組み合わせがいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=KHyXQ7AfKq0

「No, Not Much」
The Four Lads、1956年のヒット・シングルをカヴァー(Al Stillman/Robert Allen作)。この時代らしからぬノスタルジックな雰囲気が逆に新鮮です。
https://www.youtube.com/watch?v=ktValOmKJ4Q

「The Sun Shines Out Of Your Shoes」
Jackie Trent & Tony Hatch作。オリジナルは1968年のPetula Clarkヴァージョン。軽快なポップ・チューンで楽しませてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=mPNBPw6uHyk

「Woman Helping Man」
Mark Charron作。ラストはシングルにもなった甘酸っぱい青春の味がする素敵なポップ・バラードで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=JARjvrriGbQ

Reprise時代のThe Voguesの他作品もチェックを!

『Turn Around, Look At Me』(1968年)
ふりかえった恋

『Memories』(1969年)
メモリーズ

『The Vogues Sing the Good Old Songs』(1970年)
シング・ザ・グッド・オールド・ソングス
posted by ez at 02:07| Comment(0) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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