2021年03月15日

Mint Condition『Life's Aquarium』

Elektra移籍後の初アルバム☆Mint Condition『Life's Aquarium』
Life's Aquarium
発表年:1999年
ez的ジャンル:セルフ・コンテインド男性R&Bグループ
気分は... :水族館のような音世界!

ミネアポリス出身の男性R&BグループMint Conditionの4thアルバム『Life's Aquarium』(1999年)です。

90年代から活躍するセルフ・コンテインド男性R&BグループMint Conditionに関して、これまで当ブログで紹介したのは以下の3枚。

 『Meant To Be Mint』(1991年)
 『Definition Of A Band』(1996年)
 『Livin' The Luxury Brown』(2005年)
 『E-Life』(2008年)

また、リーダー&リード・シンガーStokley Williamsの初ソロ・アルバム『Introducing Stokley』(2017年)も紹介済みです。

本作はデビュー以来在籍していたJam & Lewis主宰するPerspective Recordsを離れ、Elektraに移籍してのリリースとなります。結局Elektraからのリリースは本作のみとなりました。

本作におけるメンバーはStokley Williams(vo、ds、key、syn、g、b)、Keri Lewis(p、key、g、prog、back vo)、O'Dell(prog、key、g、back vo)、Lawrence Waddell(el-p、key、accordion、back vo)、Ricky Kinchen(b、back vo)、Jeffrey Allen(sax、key、back vo)の6名。Keri Lewisは本作を最後にグループを離れることになります。

さらにはChris Dave(ds)、Dei Dei Dionne(back vo)、Esther Godinez(back vo)がレコーディングに参加しています。

US R&Bチャート第5位となった1stシングル「If You Love Me」Charlie Wilsonをフィーチャーした「Pretty Lady」あたりが目立ちます。

個人的には、2ndシングルとなった「Is This Pain Our Pleasure」Bobby Caldwell「What You Won't Do for Love」ネタのメロウ・バラード「Tonight」の2曲がお気に入り。

ダンサブルな「Touch That Body」「Who Can You Trust」、ミディアム・バラード「This Day, This Minute, Right Now」Chris Daveも参加したスパニッシュ・テイストの「Spanish Eyes」あたりもおススメです。

アルバムはUS R&Bチャート第7位と彼らの全アルバム中最高位を獲得しています。

全曲紹介しときやす。

「Touch That Body」
僕好みのダンサブル・チューンがオープニング。90年代のテイストを残しつつ、2000年代に向けて進化を続けるグループの意欲を感じます。
https://www.youtube.com/watch?v=oY9X-LLI_W8

「Be Like That Sometimes」
当時流行のTimbalandあたりを意識したようなダンサブル・チューン。ミュージカル『Annie』ネタも挿入されています。
https://www.youtube.com/watch?v=be8soQJhAxk

「Pretty Lady」
Charlie Wilsonをフィーチャー。Charlie WilsonとStokleyの共演は聴き応え十分です。セクシー&メロディアスな魅力があります。
https://www.youtube.com/watch?v=LP8pQxbE_dw

「Who Can You Trust」
Keri Lewis主導で作られたトラック。シンセベースが響きが印象的なダンサブル・チューン。こういうのを聴くと本作でKLが離脱してしまったのは惜しいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=6_iKkRjJIzs

「If You Love Me」
元々は映画『Woo』のサントラにStokley Williams名義で収録されていた楽曲をMint Conditionとして再録。シングル・カットもされました。US R&Bチャート第5位、USチャート第30位となっています。Stokleyのヴォーカルの魅力が映えるオーセンティック・バラード。The O'Jays「Forever Mine」のフレーズを引用しています。
https://www.youtube.com/watch?v=x0K9uorLGiE

「Spanish Eyes」
タイトルの通り、スパニッシュ・テイストのR&Bグルーヴ。すっかり人気ドラマーとなったChris Daveが参加しています。
https://www.youtube.com/watch?v=vMio12oUIdU

「Is This Pain Our Pleasure」
「If You Love Me」に続くアルバムからの2ndシングル。個人的にはアルバムで一番のお気に入り。このグループの楽曲・サウンド・センスの良さ、Stokleyのヴォーカルの魅力、R&Bグループらしいコーラスワークが揃った素晴らしい1曲だと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=GnvKRPe7JZo

「Call Me」
Stokley主導で作られたトラック。電話ネタが今となっては時代を感じますが、Stokleyのセクシーな魅力を楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=goaRlh9Km5w

「This Day, This Minute, Right Now」
なかなか魅力的になミディアム・バラード。派手さはありませんが、聴く度にジワジワ好きになってくる1曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=W0ZglcqMRB0

「Just The Man For You」
Stokleyのハイトーン・ヴォーカルが映えるアコースティック・バラード。さり気ないですがいい感じ!
https://www.youtube.com/watch?v=y2UtDtW0Onw

「Tonight」
「Is This Pain Our Pleasure」に次ぐ僕のお気に入り。Bobby Caldwell「What You Won't Do for Love」ネタも取り入れたメロウ・バラード。思わずニンマリの1曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=oDqT5p_-Rvo

「Leave Me Alone」
ラストはジャム・セッション風ですが、O'Dellのギター・ソロ以外はすべてStokleyが演奏しています。さらには隠れトラックで「DeCuervo's Revenge (Instrumental)」「If We Play Our Cards Right」の2曲が収録されています。
https://www.youtube.com/watch?v=ZdKzS84Rz2A

Mint Conditionの他作品やStokley Williamsのソロもチェックを!

『Meant To Be Mint』(1991年)
Meant to Be Mint

『From the Mint Factory』(1993年)
From the Mint Factory

『Definition Of A Band』(1996年)
Definition of a Band

『Livin' The Luxury Brown』(2005年)
Livin the Luxury Brown

『E-Life』(2008年)
E-ライフ

『7』(2011年)
7

『Music at the Speed of Life』(2012年)
Music at the Speed of Life

Stokley『Introducing Stokley』(2017年)
Introducing Stokley
posted by ez at 01:13| Comment(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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