2021年04月02日

Bruno Battisti D'Amario『Samba Pa Ti & More』

悩殺スキャット!イタリアン・ラウンジ☆Bruno Battisti D'Amario『Samba Pa Ti & More』

発表年:1974年
ez的ジャンル:悩殺スキャット系イタリアン・ラウンジ
気分は... :悩殺されます!

イタリアン・ラウンジ作品Bruno Battisti D'Amario『Samba Pa Ti & More』(1974年)です。

Bruno Battisti D'Amarioは1937年、ローマ生まれのクラシック/ジャズ・ギタリスト。60年代後半から70年代にかけて数多くのレコーディング作品を残しています。

そんなBruno Battisti D'Amario作品の中で再評価されているのが、Bruno Battisti D'Amario, Chitarra E Orchestra Con La Voce Di Edda名義でリリースした『Samba Pa Ti & More』(1974年)と『Granada』(1975年)の2枚。

ブラジル音楽をテーマにし、イタリア映画音楽の巨匠Ennio Morriconeの作品でお馴染みの女性シンガーEdda Dell'Orsoをフィーチャーしているのが人気の理由です。

ブラジリアン・グルーヴ好き、ラウンジ・ボッサ好きにには、どこを聴いても楽しめる充実作だと思います。

有名曲カヴァーが目立ちますが、実はオリジナル「Playa Sin Sol」がキラー・チューン。もう1曲のオリジナル「Show Samba」もかなりいいです。

Edda Dell'Orsoの悩殺スキャットを求める方には、「O Pato」「C'E Piu Samba」「Berimbau」あたりもおススメです。

Bruno Battisti D'Amarioのギターを満喫したい方には、「Samba De Una Nota So」「Samba Pa' Ti」「Brasileirinho」あたりが楽しめるのでは?

ボーナス・トラックの「Mas Que Nada」「Desbocado」「Su Delicia」もサイコーです。

何度聴いても飽きのこない重宝する1枚です。

全曲紹介しときやす。

「Berimbau」
Baden Powell/Vinicius de Moraes作の名曲カヴァー。お馴染みのブラジル名曲をEddaのスキャットが妖しく響くセクシー&ミステリアスな雰囲気で聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=0n0fVmW4Xmk

本曲について、当ブログではLennie DaleDiane Denoir/Eduardo MateoAgustin Pereyra LucenaSambalanco TrioNara LeaoFelicidade A BrasilGary McFarlandKenny RankinLe Trio CamaraTrio 3DWanda de Sah featuring The Sergio Mendes Trio With Rosinha De Valenca Giulio Camarca & TrinidadThe Girls From BahiaVida NovaTamba Trioのカヴァーも紹介済みです。

「Soleado」
イタリアのポップ・グループDaniel Sentacruz Ensembleのヒット曲をカヴァー(Zacar作)。Brunoのジェントル・ギターを堪能できるビューティフル・ラウンジに仕上がっています。適度にパーカッシヴなのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=h2kdMaN4va0

「Brasileirinho」
Waldir Azevedo作によるショーロ名曲をカヴァー。哀愁モードならがもスリリング&リズミックな演奏で楽しませてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=yup00gosliM

「Tristeza」
Haroldo Lobo/Niltinho作の名曲をカヴァー。Birgit LystagerSergio Mendes & Brasil'66Elis ReginaLill Lindforsヴァージョンのイメージが強い曲ですが、Eddaのスキャットが涼しげに響く本ヴァージョンも洗練されたラウンジ・ボッサで楽しませてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=jkutxdck9Aw

当ブログではBirgit LystagerSergio Mendes & Brasil'66Elis ReginaCarlos LyraSonido 5Lill LindforsGreetje KauffeldMilton Banana Trioのヴァージョンを紹介済みです。

「Show Samba」
Neidesco(Bruno Battisti D'Amarioの変名)作。ラウンジ・ロックとでも呼びたくなる仕上がり。エロティックなEddaの悩殺スキャットもヤバいです。
https://www.youtube.com/watch?v=FN_GYZMZx9k

「Samba De Una Nota So」
Antonio Carlos Jobim作の名曲カヴァー。Brunoのギター・テクニックで魅せてくれるファンキーなラウンジ・ボッサに仕上がっています。

本曲に関して、当ブログではSergio Mendes & Brasil'66以外にもNara Leao、、Trio 3DChris MontezNico Gomez & His Afro Percussion Inc.Stacey KentWanda de Sah featuring The Sergio Mendes TrioTamba TrioPeter FesslerLaurindo Almeida & The Bossa Nova AllstarsClare Fischerのカヴァーも紹介済みです。

「O Pato」
Jayme Silva/Neuza Teixeira作。Eddaのお色気スキャットが映える僕好みのポップなラウンジ・ボッサに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=83hyKuBlyHQ

当ブログではこれまでSergio Mendes & Brasil'66Lennie Dale & Sambalanco TrioJon HendricksSamba Trioのカヴァーを紹介済みです。

「Samba Pa' Ti」
Santana『Lotus』(1974年)収録曲をカヴァー(Carlos Santana作)。Brunoのギタリストとしての美学を感じるSantana調ラウンジな演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=O_hDRGYMrPo

「So Dancao Samba」
Antonio Carlos Jobim作の名曲「So Danco Samba」をカヴァー。お馴染みの名曲ですが、Brunoのギタリストとしてのセンスが冴える素敵なインスト・ラウンジ・ボッサに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=jApVNCwGQ9w

本曲に関して、当ブログではSergio Mendes & Brasil'66Wanda Sa(Wanda De Sah)Roberto MenescalGimmicksJazzlife SextetStan Getz & Luiz BonfaPeter FesslerTill BronnerA TresCharlie ByrdSergio MendesTamba TrioClare Fischerのカヴァーを紹介済みです。

「C'E Piu Samba」
Chico Buarque作。
当ブログではQuintetto X‎のカヴァーを紹介済みです。EddaのスキャットとBrunoのギターのバランスが絶妙なグルーヴィー・ラウンジに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=T0x5zk9ETlM

「Playa Sin Sol」
Neidesco(Bruno Battisti D'Amarioの変名)作。本作のキラー・チューンと呼べる1曲。ラウンジ×ジャズ・ファンクなクロスオーヴァー感がいいですね。Eddaのスキャットもサイコー!
https://www.youtube.com/watch?v=waDXy-JKtb0

「Meditacao」
Antonio Carlos Jobim作。Eddaのスキャットが優しく包み込んでくれるロマンティックなラウンジ・ボッサです。
https://www.youtube.com/watch?v=yipHLd7ptvQ

本曲に関して、当ブログではJoanie SommersElsie Bianchi TrioOscar PetersonClaudine Longetによるカヴァーも紹介済みです。

ここから4曲はCDボーナス・トラック。いずれも本作の続編的アルバム『Granada』(1975年)収録曲です。

「Garota De Ipanema」
Antonio Carlos Jobim作の名曲です。軽快な「イパネマの娘」で楽しませてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=ifP5jdGM-Qw

本曲に関して、当ブログではAgustin Pereyra LucenaDiane Denoir/Eduardo MateoRoberto MenescalBossacucanova & Roberto MenescalSheila Landis/Rick MatlePapikTrio 3DFreddie McCoyLaurindo AlmeidaCharlie ByrdSirius BSergio MendesTamba TrioClare Fischerのカヴァーも紹介済みです。

「Mas Que Nada」
Jorge Ben作の名曲をカヴァー。Eddaのお色気スキャットが映える僕好みのポップなラウンジ・ボッサに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=i_HzrlHLhZg

本曲に関して、当ブログではSergio Mendes & Brasil'66Tamba TrioLill LindforsSteen Rasmussen Feat. Josefine CronholmOscar PetersonIsabelle AubretSonido 5Sirius BThe GimmicksPatato & Toticoのカヴァーも紹介済みです。

「Desbocado」
Bruno Battisti D'Amarioのオリジナル。Eddaの悩殺スキャットが映える、セクシー・コメディ映画のサントラに似合いそうな演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=ZSF1RNdsPW8

「Su Delicia」
Bruno Battisti D'Amarioのオリジナル。スリリングなファンキー・グルーヴ。Eddaのスキャットも絶妙です。
https://www.youtube.com/watch?v=EZFkn4CxsDI

Bruno Battisti D'Amarioの他作品も聴いてみたいですね。
posted by ez at 02:22| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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