発表年:1975年
ez的ジャンル:Wayne Henderson系メロウ・ファンク/ソウル・グループ
気分は... :松山快挙!
マスターズでの松山の快挙に大興奮の昨日でしたね。
徹夜のTV観戦で昨日は仕事にならない人も多かったのでは?
僕もそんな一人でした(笑)
Augie Johnson率いるヴォーカル・グループSide Effectの2ndアルバム『Side Effect』(1975年)です。
単独未CD化であろ、上記はa href="http://eastzono.seesaa.net/article/386821140.html">『What You Need』(1976年)との
1972年にL.A.でA結成されたSide Effectの紹介は、『What You Need』(1976年)、『Portraits』(1981年)に続き3回目となります。
本作『Side Effect』(1975年)は、Fantasy Records移籍第一弾アルバムであり、CrusadersのWayne Hendersonとのタッグの幕開けとなります。
本作におけるメンバーは、Augie Johnson、Louis Patton、Gregory Matta、Sylvia Naborsという4名。紅一点のメンバーSylvia Naborsの参加が目を引きます。
プロデュースはWayne HendersonとAugie Johnson。
レコーディングにはThe Brothers JohnsonのLouis Johnson(b)、Ray Parker, Jr.(g)、Arthur Adams(g)、Marlon McClain(g)、Jerry Peters(key)、Joe Sample(key)、Spider Webb(ds)、Leonard Stretching(ds)、Herman Riley(bs)、Jackie Kelso(bs)、Ralph Jones(ts)、Ronnie Laws(ts)、Al Aarons(tp)、Oscar Brashear(tp)、Melvin Moore(tp)、Rostelle Reese(tp)、Dick Burdell(tp)、Thara Memory(tp)、Donald Cooke(tb)、Dan Brewster(tb)等のミュージシャンが参加しています。
Wayne Hendersonとのタッグらしい爽快ジャズ・ファンク・サウンドと、女性1、男性3というメンバー構成を生かしたヴォーカル・ワークが上手く噛み合った全編充実の1枚に仕上がっています。
爽快ジャズ・ファンクを楽しみたい方には、「Baby Love (Love You Baby) 」、「What The Heck, Let's Discotheque」、「Checkin' It Out」、「Dancin' Shoes」がおススメです。ファンキー・メロウな「Oh Baby」も僕好み。
バラード系であれば、「There She Goes Again」、「Spend It On Love」、「Tree Of Love」が好きです。
Side EffectとWayne Hendersonの相性の良さを実感できる1枚です。
全曲紹介しときやす。
「Baby Love (Love You Baby) 」
Paul Allen作。Wayne Hendersonプロデュースらしい爽快ジャズ・ファンクがオープニング。素晴らしいヴォーカル・ワークとジャズ・ファンク・サウンドがよくマッチしています。
https://www.youtube.com/watch?v=rQKO0ahSvMo
Black Moon feat. Louieville Sluggah「Come Get Some」、Camp Lo「Glow」のサンプリング・ソースとなっています。
Black Moon feat. Louieville Sluggah「Come Get Some」
https://www.youtube.com/watch?v=ygWSpyytHM4
Camp Lo「Glow」
https://www.youtube.com/watch?v=BRwOaJYOtlU
「Oh Baby」
Ebony Rhythm Funk Campaignのカヴァー(Lester Johnson/Pamela Tanner/Tony Roberts作)。紅一点のメンバーSylviaの女性ヴォーカルを生かしたファンキー・メロウ。爽快な躍動感がいいですね。
「There She Goes Again」
Augie Johnson/Steve Beckmeier作。AugieとSylviaのデュエットによるスロウ。ソウル・ヴォーカル・グループらしい1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=mMSS1W8ncpw
Young Nudy and Pi'erre Bourne feat. Lil Uzi Vert「Extendo」のサンプリング・ソースとなっています。
Young Nudy and Pi'erre Bourne feat. Lil Uzi Vert「Extendo」
https://www.youtube.com/watch?v=yEV8mA-4szM
「What The Heck, Let's Discotheque」
Augie Johnson/Gregory Matta/Louie Patton/Wayne Henderson作。Louis Johnsonのベースが牽引する爽快ジャズ・ファンク。開放的なホーン・サウンドもいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=20f5QU9v9nI
「Spend It On Love」
Doris McNeil/Jean Johnson作。Jerry Petersの美しいピアノと共に始まるメロウ・ミディアム。Sylviaのヴォーカルが素敵です。
https://www.youtube.com/watch?v=NSEZbaeS9j4
Styles P feat. Lil' Mo「Daddy Get That Cash」のサンプリング・ソースとなっています。
Styles P feat. Lil' Mo「Daddy Get That Cash」
https://www.youtube.com/watch?v=rRJwOZQhMDc
「Checkin' It Out」
Augie Johnson/Reg Wilson/Steve Beckmeier作。素晴らしいヴォーカル・ワークと充実のジャズ・ファンク・サウンドが噛み合った完成度の高い1曲。
https://www.youtube.com/watch?v=dx93vL0Bkl8
「I Love You So Much」
Wayne Henderson作。Louisがリード・ヴォーカルをとるラブ・バラード。オーセンティックな魅力があります。
https://www.youtube.com/watch?v=maQn-Eya0C4
「Dancin' Shoes」
Augie Johnson/Wayne Henderson作。躍動するファンキー・メロウ。ダイナミックなジャズ・ファンク・グルーヴがAugieのヴォーカルを引き立てます。
https://www.youtube.com/watch?v=tX-5ciWgoqw
「Tree Of Love」
Jim Gilstrap作。ラストは爽快メロウ・ミディアムで締め括ってくれます。女性1、男性3というメンバー構成を生かしたヴォーカル・ワークがいいですね。
Side Effectの他作品もチェックを!
『Effective』(1973年)
『What You Need』(1976年)
『After the Rain』(1980年)
『Portraits』(1981年)
『All Aboard』(1982年)