2021年04月30日

Prefab Sprout『Swoon』

青臭さが魅力のデビュー・アルバム☆Prefab Sprout『Swoon』

発表年:1984年
ez的ジャンル:魔法のメロディ系UKロック/ポップ
気分は... :特別な存在であることには耐えられない!

今回は久々のPrefab Sproutです。
セレクトしたのはデビュー・アルバム『Swoon』(1984年)です。

これまで当ブログで紹介してきたPrefab Sprout作品は以下の6枚(発売順)。

 『Steve McQueen』(1985年)
 『From Langley Park to Memphis』(1988年)
 『Protest Songs』(1989年)
 『Jordan:The Comeback』(1990年)
 『Andromeda Heights』(1997年)
 『Let's Change the World with Music』(2009年)

Kitchenware RecordsからリリースされたPrefab Sproutのデビュー・アルバム『Swoon』

本作におけるメンバーは、Paddy McAloonMartin McAloonWendy Smithという三人。次作『Steve McQueen』(1985年)からドラムのNeil Contiが加入することになります。

プロデュースはDavid BrewisPrefab Sprout
ソングライティングはすべてPaddy McAloonが手掛けています。

Thomas Dolbyプロデュースによる次作『Steve McQueen』(1985年)のような完成度はありませんが、逆に完成されていないプリミティブな魅力に溢れています。

シングルにもなった「Don't Sing」「Couldn't Bear to Be Special」、名曲の誉れ高い「Cruel」あたりに注目が集まるかもしれないですが、個人的には「Cue Fanfare」「Here on the Eerie」「I Never Play Basketball Now」あたりも好きです。

アルバムはUKアルバム・チャート第22位となっています。

Prefab Sproutの初期衝動的な魅力を楽しみましょう。

全曲紹介しときやす。

「Don't Sing」
アルバムからの1stシングルにもなったオープニング。ネオアコ風のイントロに続き、彼ららしい独特のメロディ&ヴォーカル・ワークで楽しませてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=-IpBRMm_QAg

「Cue Fanfare」
大好きな1曲。Wendyの透明感のある女性コーラスが映えるメロウ・ポップ。
https://www.youtube.com/watch?v=NTdssoO6I_s

「Green Isaac」
抑えたトーンの前半から一転、後半は突如テンポアップしてビートを効かせたポップ・ロックへ!
https://www.youtube.com/watch?v=tAE73x1V5RI

「Here on the Eerie」
カッティング・ギターが格好良い、Prefab Sprout流シティ・ポップといった趣の1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=mtDtuPWrFwg

「Cruel」
名曲の誉れ高い人気曲。メロウ・サウンドと優しいメロディが調和したPrefab Sproutらしい音世界が展開されます。
https://www.youtube.com/watch?v=1T_GU1rwkYQ

「Couldn't Bear to Be Special」
アルバムからの2ndシングル。Prefab Sproutらしい少しミステリアスなドリーミー・ワールドが展開されます。
https://www.youtube.com/watch?v=cSYLQUcUou8

「I Never Play Basketball Now」
青臭い疾走感が魅力のネオアコ・チューン。こういうのも嫌いじゃありません。
https://www.youtube.com/watch?v=rINf4QczebU

「Ghost Town Blues」
アルバムの中では変化球といった位置づけのポップ・チューン。
https://www.youtube.com/watch?v=EAnB4Zc373c

「Elegance」
Paddy McAloonらしいメロディを楽しめる、Prefab Sproutファンには間違いない爽快ポップ・ワールドが展開されます。
https://www.youtube.com/watch?v=xCAhv1wOheA

「Technique」
緩急で遊んでいるような、まさに技巧派ポップに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=uUcdQ6xDyP4

「Green Isaac II」
「Green Isaac」のパート2。こちらはロマンティックな仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=gx6_au1-kk0

Prefab Sproutの過去記事もご参照下さい。

『Steve McQueen』(1985年)
スティーヴ・マックイーン

『From Langley Park to Memphis』(1988年)
From Langley Park to Memphis

『Protest Songs』(1989年)
プロテスト・ソングス(紙ジャケット仕様)

『Jordan:The Comeback』(1990年)
Jordan: The Comeback

『Andromeda Heights』(1997年)
Andromeda Heights

『Let's Change the World with Music』(2009年)
レッツ・チェンジ・ザ・ワールド・ウィズ・ミュージック
posted by ez at 07:09| Comment(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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