2021年07月06日

The Blackbyrds『Better Days』

ラスト作でもこの充実ぶり☆The Blackbyrds『Better Days』
blackbyrds action better days.jpg
発表年:1977年
ez的ジャンル:爽快ディスコ/ファンク/モダン・ソウル
気分は... :良き日々よ・・・

今回は70年代に活躍したジャズ・ファンク・バンドThe Blackbyrdsの7thアルバム『Better Days』(1980年)です。

単独CD化が未実現であり、上記ジャケおよびAmazonへのリンクは6thアルバム『Action』(1977年)との2in1CDです。

人気ジャズ・トランぺッターDonald Byrdが教鞭をとっていたハワード大学で、彼の教え子達が結成したバンドThe Blackbyrdsについて、当ブログで紹介したのは以下の3枚。

 『The Blackbyrds』(1974年)
 『Flying Start』(1974年)
 『Action』(1977年)

Fantasyからリリースされた本作『Better Days』(1980年)は、グループのラスト・アルバムです。その後、2012年に復活アルバム『Gotta Fly』をリリースししますが・・・

前作『Action』(1977年)で師匠Donald Byrdとの関係に一区切りをつけたThe Blackbyrds

本作ではGeorge Dukeをプロデューサーに迎えています。

本作でもグループのメンバーはJoe Hall(b)、Keith Killgo(ds)、Kevin Toney(key、syn)、Orville Saunders(g)、Stephen Johnson(sax)という4名。

メンバー以外にJames Garrett(vo)、Carl Carlwell(back vo)、Jim Gilstrap(back vo)、Lynette Stephens(back vo)、Tramaine Hawkins(back vo)、George Duke(syn)、Kevin Toney(key、syn)、Marc Cohen (p、syn、clavinet、as)、Paulinho Da Costa(per)、Sheila Escovedo(per)、Larry Williams(sax)、Bill Reichenbach (tb)、Gary Grant(tp)、Jerry Hey(tp)等がレコーディングに参加しています。

アルバム全体としてはディスコ/ブギー路線が目立つかもしれませんが、このグループらしい爽快メロウな魅力も存分に満喫できます。

ディスコ/ブギー路線であれば、シングルにもなった「Dancin' Dancin'」、エレクトリック・ファンク調の「Better Days」、再評価も高いモダン・ブギー「What's On Your Mind」がおススメ。

個人的には、爽快メロウ・ダンサーの「Without Your Love」「Don't Know What To Say」、シングルにもなったメロウ・ミディアム「Love Don't Strike Twice」、同じくシングル曲のメロウ・バラード「What We Have Is Right」、アーバンなメロウ・バラード「Do It Girl」という5曲がおススメです。

これだけ内容が充実していると、本作で一度グループの歴史に幕を閉じたのが残念に思います。

全曲紹介しときやす。

「Dancin' Dancin'」
Deborah Gordon/Louisa Farmer/Marcus Gordon作。シングルにもなった爽快ディスコ・ファンク。シンセによるアクセントと開放的なホーン・サウンドもいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=tetxx-pkT1M

「Lonelies For Your Love」
Orville Saunders/Louisa Farmer作。印象的なギター・ソロと共にスタートする、疾走感が心地好いディスコ・チューン。
https://www.youtube.com/watch?v=hM7iKqRphpg

「Better Days」
Dan Stewart/Keith Killgo/Roslyn Monroe作。タイトル曲はエレクトリック・ファンク調のナイス・ブギー。こういったトラックでも爽快なのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=-gySBqMzdmw

「Do It Girl」
Roslyn Monroe/Joe Hall/Jo Ann Hall Skehan作。ブラコン好きにはグッとくるアーバンなメロウ・バラード。AOR好きの人も気に入るのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=UocDY4uAMG8

Professor P and DJ Akilles feat. Timbuktu「Do What's on Your Mind」のサンプリング・ソースとなっています。
Professor P and DJ Akilles feat. Timbuktu「Do What's on Your Mind」
 https://www.youtube.com/watch?v=vS9GD5s1aLQ

「Without Your Love」
Roslyn Monroe/Joe Hall/Jo Ann Hall Skehan作。爽快ギター・カッティングが心地好いメロウ・ダンサー。フリーソウル好きの人も気に入るであろう仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=MoZIkDTLJC4

「Do You Wanna Dance」
Bell & James(Leroy M. Bell/Casey James)作。少し哀愁モードのダンス・チューン。僕の好みからは少しズレているかな・・・
https://www.youtube.com/watch?v=EDN1Lncs-qg

「Love Don't Strike Twice」
Alvin Alexander/Joe Hall/Roslyn Monroe作。この曲もシングルになりました。僕好みのメロウ・ミディアム。キャッチーなヴォーカル・ワークがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=e4yMl-Tzihs

Retrogott & Hulk Hodn「Sofunktioniertdiewelt」等のサンプリング・ソースとなっています。
Retrogott & Hulk Hodn「Sofunktioniertdiewelt」
 https://www.youtube.com/watch?v=KMwiDCOl7iA

「What's On Your Mind」
Alvin Alexander/Orville Saunders作。ギター・カッティングとシンセが印象的なモダン・ブギー。ダイナミックなホーン・サウンドもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=DMsYOQfGeTE

「Don't Know What To Say」
Orville Saunders/Louisa Farmer作。アーバン・ナイトな僕好みのメロウ・ダンサー。この曲も爽快ギター・カッティングが心地好いです。
https://www.youtube.com/watch?v=CG2wQyVy7dc

「What We Have Is Right」
Orville Saunders/Louisa Farmer作。ラストはシングルにもなった素敵なメロウ・バラードで締め括ってくれます。James Garrettが甘く優しい歌声で魅せてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=Eawfzb48OYU

The Blackbyrdsの他作品もチェックを!

『The Blackbyrds』(1974年)
ブラックバーズ

『Flying Start』(1974年)
フライング・スタート

『City Life/Unfinished Business』(1975年/1976年) ※2in1CD
City Life/Unfinished Business by Beat Goes Public Bgp 【並行輸入品】
posted by ez at 01:46| Comment(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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