2021年07月20日

Barbara Acklin『Love Makes a Woman』

Brunswickの歌姫のデビュー・アルバム☆Barbara Acklin『Love Makes a Woman』

発表年:1968年
ez的ジャンル:Brunswick系レディ・ソウル
気分は... :センス・オブ・ワンダー!

今回はシカゴ・ソウルの名門レーベルBrunswickを代表する女性ソウル・シンガーBarbara Acklinのデビュー・アルバム『Love Makes a Woman』(1968年)です。

カリフォルニア州オークランド生まれ、シカゴ育ちの女性ソウル・シンガーBarbara Acklin(1943-1998年)の紹介は、『Seven Days Of Night』(1969年)に続き2回目となります。

プロデューサーCarl Davisに見出され、シカゴ・ソウルの名門レーベルBrunswickの歌姫となるBarbara Acklinですが、そのデビュー・アルバムとなるのが本作『Love Makes a Woman』(1968年)です。

プロデュースはCarl Davisと後に旦那様となるEugene RecordThe Chi-Lites)。アレンジはSonny Sanders

アルバムからはタイトル曲「Love Makes A Woman」がUSチャート第15位、同R&Bチャート第3位のシングル・ヒットとなりました。

アルバムは「What The World Needs Now Is Love」「The Look Of Love」というHal David/Burt Bacharach作の名曲カヴァー2曲でスタートします。

個人的には、チャーミングな「Come And See Me Baby」「Please Sunrise, Please」、切々とした哀愁バラード「Yes I See The Love (I Missed)」Luluの大ヒット曲カヴァー「To Sir, With Love」、グルーヴィー・ソウル「Be By My Side」、CDボーナス・トラックの1967年のシングル曲「Fool, Fool, Fool (Look in the Mirror)」あたりもおススメです。

チャーミングなデビュー・アルバムを満喫しましょう!

全曲紹介しときやす。

「What The World Needs Now Is Love」
Hal David/Burt Bacharach作品のカヴァー1曲目。オリジナルはJackie DeShannonのヒット曲。お馴染みの名曲をチャーミングなソウル・ヴォーカルで聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=pNt2iMj_p6I

本曲に関して、当ブログではCal TjaderEnoch LightDwight TribleSamuel Jonathan JohnsonThe Sweet InspirationsBuild An Arkのカヴァーも紹介済みです。

「The Look Of Love」
Hal David/Burt Bacharach作品のカヴァー2曲目。オリジナルはDusty Springfieldが歌った映画007シリーズ『Casino Royal』の主題歌。ビートを効かせたサウンドをバックに少し妖艶な雰囲気のヴォーカルで歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=lRGvolNzEgQ

本曲に関して、当ブログではDelfonicsGimmicksChristopher ScottCharles HullVoices In LatinDorothy AshbyWillie BoboThe Metersのカヴァーも紹介済みです。

「The Old Matchmaker」
Barbara Acklin/Eugene Record作。ポップ・ソウルなミディアム。華やかさがあります。
https://www.youtube.com/watch?v=nCK7b_j9_KA

「Come And See Me Baby」
Eugene Record作。彼女らしいチャーミングなソウル・ヴォーカルを満喫できる僕好みのミディアム。
https://www.youtube.com/watch?v=5LMIJtM3j4g

「I've Got You Baby」
Karl Tarleton/James Cleveland作。ホーン&ストリングスが盛り上げてくれるポップ・ソウルに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=w4BgUMnQa1w

「Love Makes A Woman」
Carl Davis/Eugene Record/Gerald Sims/William Sanders作。タイトル曲はUSチャート第15位、同R&Bチャート第3位となったヒット・シングル。彼女がBrunswick期待の新星であったことを実感できるスケールの大きなソウル・チューン。
https://www.youtube.com/watch?v=aav2Dl9tdAw

Phoebe Snow、Joyce Simsがカヴァーしています。
Phoebe Snow「Love Makes A Woman」
 https://www.youtube.com/watch?v=73CSTozB_Ms
Joyce Sims「Love Makes A Woman」
 https://www.youtube.com/watch?v=iloBx1iOtkc

「Please Sunrise, Please」
Barbara Acklin/Eugene Record作。キュートに歌い上げるミディアム・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=yUPbpaNr5ds

Young-Holt Unlimited、Lionel Hamptonがカヴァーしています。
また、Floppy Circus「All the Happy Days」のサンプリング・ソースとなっています。
Young-Holt Unlimited「Please Sunrise, Please」
 https://www.youtube.com/watch?v=fkPcxJ9SOZs
Lionel Hampton「Please Sunrise, Please」
 https://www.youtube.com/watch?v=Uo1s1ErhP74
Floppy Circus「All the Happy Days」
 https://www.youtube.com/watch?v=IKcggRmxhH4

「Your Sweet Loving」
Billy Butler作。ボーナス・トラックとして収録の1967年のシングル「Fool, Fool, Fool (Look in the Mirror)」のB面曲にもなったミディアム・バラード。味わいのあるヴォーカルを聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=4sIkxq5DRac

「Yes I See The Love (I Missed)」
Eugene Record作。切々とした雰囲気にグッとくるポップ・ソウルな哀愁バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=gLtoPTOqUzM

「To Sir, With Love」
イギリス映画『To Sir, With Love(いつも心に太陽を)』(1967年)の主題歌。Luluが歌いUSチャートNo.1となった大ヒット曲をカヴァー(Don Black/Marc Loudon作)。ビートを効かせたキュートなポップ・ソウルで聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=jTihozrGpnI

「Be By My Side」
Barbara Acklin/Eugene Record作。本編ラストは僕好みのグルーヴィー・ソウルで締め括ってくれます。サックス・ソロも盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=Y7nC8xAGOqo

「Fool, Fool, Fool (Look in the Mirror)」
CDボーナス・トラック。1967年のシングル曲。Peggy March、1966年のシングル曲をカヴァー(Rudy Clark作)。初々しくキュートなソウル・グルーヴは僕好み。
https://www.youtube.com/watch?v=mflq51lCmOQ

Barbara AcklinBrunswick時代の他作品もチェックを!

『Seven Days Of Night』(1969年)
セヴン・デイズ・オブ・ナイト

『Someone Else's Arms』(1970年)
サムワン・エルスズ・アームズ

『I Did It』(1971年)
アイ・ディド・イット(期間限定価格盤)

『I Call It Trouble』(1973年)
アイ・コール・イット・トラブル+1
posted by ez at 02:03| Comment(0) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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