2021年07月25日

Jam & Lewis『Volume One』

なんとこれが1stアルバム☆Jam & Lewis『Volume One』

発表年:2021年
ez的ジャンル:名プロデュース・チーム系R&B
気分は... :動くピクトグラムにハマる!

五輪が開幕し、昨日から本格的に競技がスタートしましたが、僕が一番夢中になっているのは開会式の動くピクトグラムのパフォーマンス。YouTubeで何度もリピート視聴しながらニヤニヤしています。

お金をかけるだけがすべてじゃない!
アイデア次第で世界中の人々を笑顔にできる!
世界に向けた素晴らしいメッセージの発信だったと思います。
記事書き終わったら、もう一度観ようっと(笑)

新作アルバムから人気プロデュース・チームプロデュース・チームJam & Lewis(Jimmy Jam/Terry Lewis)の1stアルバム『Volume One』です。

80年代からJam & Lewis名義でプロデュース/ソングライティングを手掛けてきた彼らですが、意外にもJam & Lewis名義のオリジナル・アルバムって無かったんですね。

その1stアルバム『Volume One』ですが、彼らがプロデュースを手掛けてきたアーティストを中心に、Jam & Lewisと豪華アーティストとの共演アルバムといった内容になっています。その意味で、かなり企画色の強いアルバムですが、今さらアーティスト性が云々ということを語るべきアーティストではないので、逆にこういった企画色が強いほうが楽しめていいのでは?

気になるのは共演する豪華ゲストですが、Sounds of BlacknessMary J. BligeBoyz II MenMariah CareyBabyfaceToni BraxtonHeather HeadleyCharlie WilsonUsherMorris DayJerome BentonThe Rootsという面々です。

プロデュースは勿論Jam & Lewis
ソングライティングはJam & Lewisとゲストらとの共作。

細かなことは考えず、Jam & Lewisと豪華アーティストとの共演を楽しみましょう!

全曲紹介しときやす。

「Til I Found You」
2019年にシングル・リリースしていた楽曲。コンテンポラリー・ゴスペル・グループSounds of Blackness(Ann Nesby、Lauren Evans、James "Big Jim" Wright等)をフィーチャー。Sounds of Blacknessといえば、Jam & Lewisが1991年に旗揚げしたPerspective Record 第一弾アーティストとしてお馴染みですね。『The Evolution Of Gospel』(1991年)、『The Night Before Christmas: A Musical Fantasy』(1992年)、『Africa to America: The Journey of the Drum』(1994年)といったアルバムをJam & Lewisがプロデュースしています。相変わらず、Jam & LewisとSounds of Blacknessの相性の良さを感じる感動的なコンテンポラリー・ゴスペルに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=_NHLOc8So-w

「Spinnin」
Mary J. Bligeとの共演・共作です。Jam & LewisはMJBの『Share My World』(1997年)、『Mary』(1999年)、『No More Drama』(2001年)といったアルバムをプロデュースしています。本曲は成熟したオトナR&Bといった雰囲気のミディアムに仕上がっています。MJBのヴォーカル・ワークがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=cX91GvWjkXw

「The Next Best Day」
男性R&BグループBoyz II Menとの共演・共作です。Jam & LewisはBoyz II Menの『II』(1994年)、『Evolution』(1997年)、『Full Circle』(2002年)といったアルバムをプロデュースしています。彼らの素晴らしいヴォーカル・ワークを活かしたビューティフル・バラードに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=5G7O66eNy4s

「Somewhat Loved (There You Go Breakin' My Heart)」
(僕の大嫌いな)Mariah Careyとの共演・共作です。これまでJam & Lewisは『Rainbow』(1999年)、『Glitter』(2001年)、『Charmbracelet』(2002年)といったアルバムをプロデュースしています。哀愁ミディアムですが、生理的にMariahは受け付けないのでスルーさせてもらいます。
https://www.youtube.com/watch?v=DuX3K0FJ8qQ

「He Don't Know Nothin' Bout It」
2020年にシングル・リリースしていた楽曲。Babyfaceとの共演・共作です。曲自体は完全にBabyfaceスタイルですね。メロディアスなBabyfaceワールドを満喫できます。
https://www.youtube.com/watch?v=IONf2lNZ4ao

「Happily Unhappy」
Toni Braxtonとの共演・共作です。スケールの大きなビューティフル・バラード。聴いているだけで胸に込み上げてくるものがあります。
https://www.youtube.com/watch?v=z491tTQW_Hk

「Maybe I've Changed (Or Did You)」
Heather Headleyとの共演・共作です。彼女の1stアルバム『This Is Who I Am』(2002年)、2ndアルバム『In My Mind』(2006年)にJam & Lewisがプロデューサーとして参加しています。味わい深いソウルフル・バラード。曲単位でいえば、コレが一番好きかも?
https://www.youtube.com/watch?v=xpRHtoVKT20

「Do What I Do」
The Gap BandCharlie Wilsonとの共演・共作です。当ブログでも紹介した『Forever Charlie』(2015年)でJam & Lewisがプロデュースしていました。オートチューンやプログラミングを駆使したプロダクションが逆にJam & Lewisらしさを楽しめるかもしれません。曲調はCharlie Wilson色が強く、大物同士の共演らしいがっぷり四つな感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=yj-ifwERF6o

「Do It Yourself」
Usherとの共演・共作です。これまでJam & Lewisは『8701』(2001年)、『Confessions』(2004年)といったアルバムをプロデュースしています。Usher色の強い仕上がりですが、それこそが名プロデュース・チームJam & Lewisらしい仕事ぶりだと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=CHUt4JuR5Wc

「Babylove」
The TimeThe Original 7ven)の同僚であるMorris Day、Jerome Bentonとの共演。さらには最強Hip-HopバンドThe Rootsも参加しています。The Rootsがいなければ、The Original 7ven的な雰囲気にあるのでしょうが、The Rootsが加わることでケミストリーを起こしているのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=3Nrkj_GLTlM

個人的には、80年代のTabu RecordsJam & LewisがプロデュースしたAlexander O'NealCherrelleThe S.O.S. Bandからセレクトした『The Best of JAM & LEWIS Works on Tabu Records』がおススメです。

『The Best of JAM & LEWIS Works on Tabu Records』
posted by ez at 01:07| Comment(0) | 2020年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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