発表年:1978年
ez的ジャンル:サマー・フュージョン/ジャズ・ファンク
気分は... :五輪三昧!
昨日は水泳、スケートボード、女子テニス、柔道、ソフトボール、バドミントン、女子バレーボール、男性サッカー、卓球混合ダブルスと五輪三昧の1日でした。
金メダル・ラッシュの1日となり、感動をたくさんもらえた1日でしたね。やはりスポーツは人々に活力を与えてくれますね。
昔は五輪といっても日本人選手がメダルを狙える種目がかなり限られていた気がしますが、今回の五輪ではメダルを期待できる種目の広がりを感じます。スケートボードのように日本人がメダルを獲得することで、脚光を浴びる種目が増えるといいですね。
今回はジャズ・キーボード奏者Lonnie Liston Smithの『Exotic Mysteries』(1978年)です。
これまで当ブログで紹介したLonnie Liston Smith作品は以下の6枚です。
『Astral Traveling』(1973年)
『Cosmic Funk』(1974年)
『Expansions』(1975年)
『Visions of a New World』(1975年)
『Reflections Of A Golden Dream』(1976年)
『Loveland』(1978年)
『Astral Traveling』(1973年)以来、Lonnie Liston Smith & The Cosmic Echoes名義でアルバムをリリースしてきたLonnie Liston Smithですが、本作『Exotic Mysteries』(1978年)は初めてLonnie Liston Smith名義でリリースしたアルバムです。
プロデューサー&アレンジャーでBert DeCoteauxを迎えています。
プロデュースはLonnie Liston Smith自身とBert DeCoteaux。
レコーディングにはLonnie Liston Smith(p、el-p)以下、Ronald D. Miller(g)、Aurell Ray(g)、Butch Campbell(g)、Marcus Miller(b)、Lino Reyes(ds)、Steve Thornton(congas、per)、Donald Smith(fl、vo)、David Hubbard(sax、fl)、Brenda White(vo)、Gwen Guthrie(vo)、Ray Simpson(vo)、Yolanda McCullough(vo)、Zachary Sanders(vo)等のミュージシャンが参加しています。
このとき、まだ十代のMarcus Millerの参加が目を引きます。
LOFTクラシックのディスコ・フュージョン「Space Princess」、美しいメロウ・チューン「Quiet Moments」、ファンキーに疾走する「Magical Journey」、ミステリアスなタイトル曲「Exotic Mysteries」、ピースフルなヴォーカル・チューン「Singing For Love」、帝王Miles Davisに捧げられた「Mystical Dreamer (A Tribute To Miles Davis)」、美しいインスト「Twilight」、サマー・ナイトにフィットするメロウ・フュージョン「Night Flower」という全8トラックです。
ジャケも含めて夏にフィットする1枚なのでは?
全曲紹介しときやす。
「Space Princess」
Marcus Miller作。実弟Donald Smithがヴォーカルで活躍するコズミックなディスコ・フュージョン。LOFTクラシックとして人気です。サマー・フュージョンとしても楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=1Wqilwh55eE
「Quiet Moments」
Lonnie Liston Smith作。タイトル通りの落ち着いたメロウ・チューン。Lonnieの美しいピアノが真夏の打ち水のように涼をもたらしてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=6h_15kycu6k
Scienz of Life feat. MF DOOM「Yikes!!!」、Mndsgn「Samosa」等のサンプリング・ソースとなっています。
Scienz of Life feat. MF DOOM「Yikes!!!」
https://www.youtube.com/watch?v=HxZ5prMLnjo
Mndsgn「Samosa」
https://www.youtube.com/watch?v=nV1uLF_L97w
「Magical Journey」
Marcus Miller作。ファンキーな疾走感が心地好いクロスオーヴァー。作曲も手掛けたMarcus Millerのベースが躍動します。
https://www.youtube.com/watch?v=wDeiSQH3pMY
「Exotic Mysteries」
Lonnie Liston Smith作。タイトル曲はLonnie Liston Smithらしいミステリアスなメロウ・ジャズ・ファンク。誰もいない桃源郷へ誘ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=Ywr5N40Dqbc
「Singing For Love」
Aurell Ray作。ヴォーカル入りのピースフルなメロウ・チューン。聴いていると大きな愛に包まれていく感じがします。
「Mystical Dreamer (A Tribute To Miles Davis)」
Lonnie Liston Smith作。当時引退状態であった帝王Miles Davisに捧げられた1曲。演奏自体はLonnie Liston Smithらしいメロウ&ミステリアスな演奏となっています。
https://www.youtube.com/watch?v=MVnq0Qy20sM
「Twilight」
Lonnie Liston Smith作。Lonnieの美しいピアノを堪能できる短いインスト。
https://www.youtube.com/watch?v=V1JYwKRXmro
「Night Flower」
Marcus Miller作。ラストはサマー・ナイトにフィットするメロウ・フュージョンでロマンティックに締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=VADOZCkrn6E
Esham「Trick Wit Me」、Doseone「Genres」、Jazz Liberatorz feat. J-Live「Vacation」、Diaz and CALiPH「Different Day」、AK「Gold Flowers」、Le$「Neva」等のサンプリング・ソースとなっています。
Esham「Trick Wit Me」
https://www.youtube.com/watch?v=Y4OBTWH9Pw4
Doseone「Genres」
https://www.youtube.com/watch?v=gRYu1iK7zPk
Diaz and CALiPH「Different Day」
https://www.youtube.com/watch?v=vQH9T_oBem8
AK「Gold Flowers」
https://www.youtube.com/watch?v=nbgPVED9s9E
Le$「Neva」
https://www.youtube.com/watch?v=loGtV50qgV8
Lonnie Liston Smithの過去記事もご参照下さい。
『Astral Traveling』(1973年)
『Cosmic Funk』(1974年)
『Expansions』(1975年)
『Visions of a New World』(1975年)
『Reflections Of A Golden Dream』(1976年)
『Loveland』(1978年)