2021年08月08日

Laura Mvula『Pink Noise』

シンセ・ポップ調の最新作☆Laura Mvula『Pink Noise』

発表年:2021年
ez的ジャンル:ゴスペルデリア系UK黒人女性SSW
気分は... :ポップに解き放て!

新作から注目のUK黒人女性シンガー・ソングライターLaura Mvulaの3rdアルバム『Pink Noise』です。

1987年バーミンガム生まれの黒人女性SSW Laura Mvulaの紹介はデビュー・アルバム『Sing To The Moon』(2013年)、2ndアルバム『The Dreaming Room』(2016年)に続き3回目となります。

"Gospeldelia"あるいは"Nina Simon Sings Beach Boys"とも称された多重ヴォーカルワークを駆使した独自の音楽スタイルを披露したデビュー・アルバム『Sing To The Moon』(2013年)がUKアルバム・チャートの第9位となり、さらには2013 BRIT AwardsのCritics' Choiceへのノミネート、BBC's Sound of 2013で第4位といった高評価を受け、一躍期待のアーティストとしてクローズアップされたLaura Mvula

Nile Rodgersも参加した2ndアルバム『The Dreaming Room』(2016年)から約5年ぶりにリリースされた最新3rdアルバム『Pink Noise』

プロデュースはLaura Mvula自身とDann Hume
Dann Humeは、NZで結成され、オーストラリアを拠点に活動するバンドEvermoreのメンバーです。

さらに過去2枚をLauraと共に手掛けたTroy Millerも半分の曲で上記2人と共同プロデュースしています。

本作では吹っ切れたようにポップな作風の1枚に仕上がっています。80年代シンセ・ポップ/エレクトリック・ファンクへのリスペクトが感じられます。

その意味では、これまでのアルバム以上にキャッチーで間口の広い1枚に仕上がっていると思います。

ゴスペルデリアなシンセ・ポップ・ワールドをご堪能あれ!

全曲紹介しときやす。

「Safe Passage」
Laura Mvula/Dann Hume/Troy Millerプロデュース。1stシングルにもなったオープニング。シンセを駆使したスケールの大きなポップ・チューンに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=lt0w1LDMlqc

「Conditional」
Laura Mvula/Dann Hume/Troy Millerプロデュース。本作らしいシンセ・ポップを満喫できる1曲。無機質なヴォーカルと温もりのあるヴォーカルを対比させているのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=E9dIbCZckUU

「Church Girl」
Laura Mvula/Dann Hume/Troy Millerプロデュース。2ndシングルにもなりました。80年代シンセ・ポップ/エレクトリック・ファンクのエッセンスを取り入れた仕上がり。実にキャッチーです。
https://www.youtube.com/watch?v=h-I5jF1fDcw

「Remedy」
Laura Mvula/Dann Hume/Troy Millerプロデュース。80年代エレクトリック・ファンクを現行ディスコ/ファンク調にアップデートさせた感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=GIQ85h_nLAw

「Magical」
Laura Mvula/Dann Humeプロデュース。正にマジカルなドリーミー・ポップ。彼女の持つスケールの大きな歌世界とポップ・サウンドが調和した見事な仕上がり。
https://www.youtube.com/watch?v=aW7ex93evSQ

「Pink Noise」
Laura Mvula/Dann Humeプロデュース。タイトル曲は80年代エレクトリック・ファンク/ブラコンへのリスペクトを感じる僕好みの1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=hqp2atHI1EA

「Golden Ashes」
Laura Mvula/Dann Hume/Troy Millerプロデュース。多重ヴォーカルワークが映えるバラード。従来からのファンも納得の仕上がりなのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=8p_xeor1DSU

「What Matters」
Laura Mvula/Dann Humeプロデュース。Biffy ClyroやMarmaduke Dukeでの活動で知られるUKの男性シンガー/ギタリストSimon Neilをフィーチャー。シンセを駆使したビューティフル・ポップに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=9rX3TFjduDw

「Got Me」
Laura Mvula/Dann Humeプロデュース。3rdシングルにもなりました。80年代シンセ・ポップへのオマージュといった感じですね。個人的にこの曲を聴いていたら、Queen「Body Language」を思い出してしまいました。
https://www.youtube.com/watch?v=CJohzGzstag

「Before the Dawn」
Laura Mvula/Dann Humeプロデュース。ラストは多重ヴォーカルワークを駆使した、スケールの大きなシンセ・ポップで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=n-69bAOMZ-s

Laura Mvulaの他作品のチェックを!

『Sing To The Moon』(2013年)
SING TO THE MOON

Laura Mvula with Metropole Orkest conducted by Jules Buckley『At Abbey Road Studios』(2014年)
Laura Mvula Withmetropole Orkestconducted: By Julesbuckley At Abbeyroad Studios (Live)

『The Dreaming Room』(2016年)
posted by ez at 01:30| Comment(0) | 2020年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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