2021年11月03日

Genobia Jeter『Genobia』

ゴスペル仕込みの女性アーバン・ソウル☆Genobia Jeter『Genobia』

発表年:1986年
ez的ジャンル:ゴスペル出身系N.Y.アーバン・ソウル
気分は... :行雲流水・・・

ゴスペル仕込みのアーバン・ソウル・アルバムGenobia Jeter『Genobia』(1986年)です。

Genobia JeterはワシントンD.C.出身の女性ゴスペル/ソウル・シンガー。

Savoy Recordsと契約し、『Heaven』(1980年)、『Things Have Got to Get Better』(1981年)という2枚のゴスペル・アルバムをリリース。その後、RCAからリリースしたソウル・アルバムが本作『Genobia』(1986年)です。

プロデュースはHubert Eaves IIIRobert Byron WrightWayne BrathwaiteLesette WilsonMeli'sa Morgan

アルバムには後に夫となる男性ソウル・シンガーGlenn Jonesが4曲で参加し、さらにソングライティングにも関与しています。

それ以外にDoc Powell(g)、Edward Moore(g)、Howard King(ds)、V.Jefrey SmithThe Family Stand)(back vo)、James "D-Train" Williams(back vo)、Cindy Mizelle(back vo)、Audrey Wheeler(back vo)等のミュージックが参加しています。

Glenn Jonesとのデュエット「Together」「All Of My Love」というシングルにもなったバラード2曲がハイライト。

アーバン・ソウル好きには「Blessing In Disguise」「Sunshine」もオススメ。

Hubert Eaves III/James "D-Train" Williams絡みの「Peace Of Mind」「I Just Want What's Mine」、クラブプレイを意識した「We Got Love」といったダンサブル・チューンも悪くありません。

ゴスペル仕込みのGenobiaのヴォーカルとアーバンなメロウ・サウンド/エレクトリック・ファンクが調和した充実作です。

全曲紹介しときやす。

「Sunshine」
Wayne Brathwaiteプロデュース。80年代半ばらしいサウンド・プロダクションによるアーバン・ソウルがオープニング。ブラコン好きの人は気に入るのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=1ttQoWp-W04

「Peace Of Mind」
Hubert Eaves IIIプロデュース。Hubert Eaves III/James "D-Train" Williams作&アレンジ。打ち込みサウンドによるエレクトリック・ファンク調のアーバン・ディスコ・ブギー。 "D-Train" 好きの人は気に入るのでは?Glenn Jonesがバック・ヴォーカルで参加。
https://www.youtube.com/watch?v=Kr1HC8Ymb70

「Together」
Robert Byron Wrightプロデュース。Glenn Jonesとのデュエット。シングルにもなった本作のハイライト。Jon Lind/Martin Pageというヒット・メイカー・コンビによるソングライティングも強力です。良い楽曲、良いヴォーカルが揃った感動的なラブ・バラードに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=uJBMwmXlrIo

「Blessing In Disguise」
Wayne Brathwaiteプロデュース。Mark Riveraのムーディーなサックスと共に始まるアーバン・メロウ・ソウル。Glenn Jonesがバック・ヴォーカルで参加。
https://www.youtube.com/watch?v=sFlY0Rltank

「I Just Want What's Mine」
Hubert Eaves IIIプロデュース。Hubert Eaves III/James "D-Train" Williams作&アレンジ。Genobiaの躍動するヴォーカルと打ち込みダンサブル・サウンドが意外とマッチしています。Ed "Tree" Mooreのギターも効いています。
https://www.youtube.com/watch?v=bS5L4K2gQGA

「We Got Love」
Robert Byron Wrightプロデュース。Glenn Jonesもソングライターの一人として名を連ねています。クラブプレイを意識したアンダーグラウンド感のあるダンサブル・チューン。これがなかなかクセになります。
https://www.youtube.com/watch?v=0GZAkrApIFQ

「All Of My Love」
Lesette Wilson/Meli'sa Morgan作&プロデュース。この曲もシングルになりました。クワイエット・ストームな魅力があるミディアム・バラード。ゴスペル仕込みのGenobiaのヴォーカルが映えます。
https://www.youtube.com/watch?v=Ux1Qvscf9pM

Mndsgn「SPCURRY」のサンプリング・ソースとなっています。
Mndsgn「SPCURRY」
 https://www.youtube.com/watch?v=kI3jaYxcXQg

「Take A Look」
Robert Byron Wrightプロデュース。
Aretha Franklinのカヴァー。オリジナルは『Soul Sister』(1966年)収録。ラストはゴスペル・フィーリングたっぷりに締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=Dh4JizIOQIs

あっという間に11月・・・
ずるずるいかずに、日々を丁寧に過ごそう!
posted by ez at 00:54| Comment(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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