発表年:2022年
ez的ジャンル:テキサス産無国籍バンド
気分は... :Let's Make Peace And Stop The War!
本題に入る前に、ロシアによるウクライナ侵攻に断固反対する意味で、過去記事の中から反戦ソングを1曲紹介しておきます。
Funk Inc.「Let's Make Peace And Stop The War」
(From 『Chicken Lickin'』x)
https://www.youtube.com/watch?v=veBk6P5umQk
さて、新作からテキサス出身のバンドKhruangbinが同郷の男性ソウル・シンガーLeon Bridgesとの共演第二弾『Texas Moon』です。
2009年に結成されたでLaura Lee(b)、Mark Lee(g)、DJ Johnson(ds)のトリオKhruangbinの紹介は、ヒットした3rdアルバム『Mordechai』(2020年)に続き2回目となります。
本作『Texas Moon』は、『Texas Sun』(2019年)に続く、Leon BridgesとのコラボEPとなります。
タイ・ファンクを中心に世界の様々な音楽のエッセンスを採り込んサイケな無国籍サウンドで人気のKhruangbinですが、Leon Bridgesとのコラボは故郷テキサスが1つのテーマとなっています。
Khruangbin & Leon Bridges『Texas Sun』(2019年)
この共演によって、ヴォーカル曲へ積極的に取り組むようになったバンドは、全面ヴォーカル曲のアルバム『Mordechai』(2020年)をリリースするに至りました。
『Texas Sun』の次は『Texas Moon』というタイトルが示すように、本作は暗闇の中を歩くような内省的な作品に仕上がっています。
70年代愛を感じるノスタルジックでマッタリした音世界は今の僕の音楽嗜好にフィットします。
戦争のニュースに憂う日々が一刻も早く終わり、世界中の人々が平和に音楽を楽しめる日々が訪れることを祈るばかりです。
全曲紹介しときやす。
「Doris」
この両者の共演らしい、サイケでイナたいソウルフル・チューン。場末のマッタリ感がたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=yJ7dNneiR14
「B Side」
本作で最もキャッチーな哀愁ソウル・グルーヴ。Khruangbinらしいタイ・ファンク等のエッセンスを取り入れたた、どこか懐かしいサウンドがたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=CgugkEB-q_Q
「Chocolate Hills」
抑えたトーンのバラード。ジャケや『Texas Moon』のタイトルがよく似合う1曲に仕上がっています。淡々としたやるせなさがたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=pipxxww5gTo
「Father Father」
内省的な雰囲気の哀愁バラード。Khruangbinらしい雰囲気のサウンドと、Leon Bridgesの味わいのあるヴォーカルが心の奥に染み入ります。
https://www.youtube.com/watch?v=ubEPc1xm-1E
「Mariella」
ラストはエキゾチックなサイケ・サウンドで締め括ってくれます。どこか寂しげなLeon Bridgesのヴォーカルと懐かしさを感じるサウンドの組み合わせがサイコーです。
https://www.youtube.com/watch?v=FDkUApLcTYY
Khruangbinの他作品もチェックを!
『The Universe Smiles Upon You』(2015年)
『Con Todo el Mundo』(2018年)
『全てが君に微笑む』(2019年)
Khruangbin & Leon Bridges『Texas Sun』(2019年)
『Live in Lincoln Hall』(2019年)
『Mordechai』(2020年)