2022年05月29日

King Garbage『Heavy Metal Greasy Love』

注目のプロデュース・チームの2nd☆King Garbage『Heavy Metal Greasy Love』

発表年:2022年
ez的ジャンル:エクスペリメンタル・ソウル・デュオ
気分は... :先物買い!

新作からエクスペリメンタル・ソウル・デュオKing Garbageの2ndアルバム『Heavy Metal Greasy Love』です。

King Garbageは、Zach CooperVictor DiMotsisによるユニット。

二人はプロデュース/ソングライティング・チームとして注目されており、先日の第64回グラミー賞でAlbum of the Yearに輝いたJon Batiste『We Are』(2021年)収録の「Sing」のソングライティングを手掛けています。

また、TVシリーズのサントラ『For the Throne: Music Inspired by the HBO Series Game of Thrones』(2019年)に収録されたSZA, The Weeknd, Travis Scott「Power Is Power」およびEllie Goulding「Hollow Crown」のプロデュース/ソングライティング、Leon Bridges『Good Thing』(2018年)や『Gold-Diggers Sound』(2021年)のプロデュースも手掛けています。

このように彼らへの注目が高まるタイミングで、King Garbageとしての2ndアルバム『Heavy Metal Greasy Love』がリリースされました。1stアルバム『Make It Sweat』(2017年)以来約5年ぶりの新作となります。

ソウル、ジャズ、Hip-Hop、エレクトロニカ、ブラジルまで多様な音楽のエッセンスをエクスペリメンタル&レトロ・モダンなセンスで聴かせてくれます。アルバム全体を貫く切なくて儚いムードにもグッときてしまいます。

派手さのあるアルバムではありませんが、僕には彼らのサウンド・センスがドンピシャでした。

先物買いでチェックしてみるのもいいのでは?

全曲紹介しときやす。

「Checkmate」
デモテープ風のオープニング。ラフな仕上がりですが、逆に彼らのソウル&ジャズ・マインドが伝わってきます。
https://www.youtube.com/watch?v=iUY3WA3ieDU

「Let Em Talk」
ホーン・サウンドが印象的なファンキー・ソウル。オーセンティックな側面とエクスペリメンタルな側面が融合した独特のムードがあります。
https://www.youtube.com/watch?v=JMFyahQ6VKs

「I Miss Mistakes」
インタールード的な小曲ですが、エクスペリメンタルなサウンドに惹かれます。
https://www.youtube.com/watch?v=yk6aQUXq0xY

「Snow」
エレクトロニカ×ジャズなダーク・トーンの哀愁トラック。エクスペリメンタルなダウナー感、嫌いじゃありません。
https://www.youtube.com/watch?v=xH1dKyOd02M

「Busy On A Saturday Night」
フェイク・ボッサ・テイストの哀愁メロウ。ブラジル人アーティストのようなヴォーカルのトーンが絶妙です。
https://www.youtube.com/watch?v=JZt9vZ6jbyU

「Monster Truck」
ジャズのエッセンスを取り入れた哀愁ソウル。彼ららしいエクスペリメンタルな面も織り交ぜつつ、それなりにポップに聴かせるあたりに彼らのセンスを感じます。
https://www.youtube.com/watch?v=xHn-wqdM7bc

「Never Die」
8分超の長尺トラック。ジャズ・フィーリングの哀愁ビューティフル・メロウです。確信犯的なレトロ・モダン感覚にグッときます。
https://www.youtube.com/watch?v=53mSfb2MO8E

「Piper」
60年代ソウルを2020年仕様にアップデートさせたようなソウル・チューン。Khruangbin好きの人あたりも気に入るのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=6QiHaV6o6NM

「Peanut Butter Kisses」
ラストは切ないファルセット・ヴォーカルが沁みてくる儚いムードの哀愁ソウル・バラードで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=Dwi0u5fHc4k

『Make It Sweat』(2017年)
posted by ez at 02:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 2020年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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