発表年:1977年
ez的ジャンル:猥雑&スウィート系Funk
気分は... :エンジェルってこんなにセクシーなの?
なんか疲れ気味というか、気持ちがイマイチのってきません。
鰻でも食べて元気出さないとダメなのかな??
70年代を代表するFunkグループOhio Playersの3回目の登場デス。『Honey』(1975年)、『Fire』(1974年)に続き紹介するのは、『Angel』(1977年)っす。
『Honey』、『Fire』が共にR&Bチャート第1位、ポップチャートでもTop3に入る大ヒット・アルバムであったのに対し、『Angel』はR&Bチャート第9位、ポップ・チャート第41位に終わり、前作『Contradiction 』(1976年)まで続いていたR&Bアルバム・チャート第1位の記録が途絶えてしまいまシタ。
僕自身は後追いでしかOhio Playersを聴いていないのですが、『Angel』に対する一般的な評価は“ピークを過ぎた下降期のアルバム”といった位置づけが多いように思いマス。
でも、僕的には7、8枚は持っているOhio Playersのアルバムの中で一番聴く頻度が多いのは本作『Angel』なんですよね。
なんでだろう?セクシーなジャケのせいかな(笑)??
多分、胸キュンのスウィートなスロウが充実しているからだと思いマス。
僕がOhio Playersのアルバムを聴く場合、ファンク・ナンバー以上にスロウに期待している傾向があるので。
チャート・アクションの先入観を持たずに聴けば、かなりいいアルバムだと思いマス!
全曲紹介しときやす。
「Angel」
メロウなミディアム・チューン。メロウネスの中にも一癖あるカンジがらしいですね。かなり中毒性のある1曲だと思いマス。
「Merry-Go-Round」
ゴキゲンなファンク・ナンバー『Honey』収録の人気曲「Love Rollercoaster」あたりが好きな人は気に入ると思いマス。
「Glad to Know You're Mine」
アップものではコレが一番好きですね。Ohio Playersにしてはスマートな仕上がりですが、抜けの良さがとても気持ちいいですね。
「Don't Fight My Love」
アルバムでは一番地味なナンバー。甘さ控えめのスロウです。
「Body Vibes」
Billy Beckのエレピが印象的なファンク・ナンバー。後半の盛り上がりがなかなかいいですね。
「Can You Still Love Me? 」
僕の一番のお気に入り。スウィート×スウィート×スウィートなスロウです。きっと猥雑なファンク・ナンバーとこのスウィートネスのギャップがこのグループのスロウをより魅力的なものにしているのかもしれませんね。「Sweet Sticky Thing」(『Honey』収録)が好きな人には絶対オススメです。
「O-H-I-O」
シングル・カットされ、R&Bチャート第9位まで上昇したスペイシーなファンク・ナンバー。(EW&F+P-Funk)÷2といった按配でしょうか(笑)
「Faith」
エンディングも絶品メロウ・チューンで締めくくってくれマス。個人的にはFloaters「Float on」あたりと一緒に聴きたくなりマス。
本作に続き、『Mr. Mean』(1978年)、『Jass-Ay-Lay-Dee』(1978年)という2枚のアルバムを発表したものの、かつてのような大ヒットには恵まれず、栄光のMercury時代に終止符が打たれます。B級好きの僕は『Mr. Mean』、『Jass-Ay-Lay-Dee』も、それなりに家で聴いているのですが(笑)