2022年09月18日

PJ Morton『Watch The Sun』

豪華ゲスト参加の最新作☆PJ Morton『Watch The Sun』

発表年:2022年
ez的ジャンル:ニューオリンズR&B
気分は... :暗いときこそ輝く太陽に近づこう!

今回はニューオリンズ出身の男性R&Bシンガー/キーボード奏者PJ Mortonの最新作『Watch The Sun』です。

今やMaroon 5のメンバーとしてもお馴染みのPJ Mortonに関して、これまで当ブログで紹介したのは以下の3枚。

 『Emotions』(2005年)
 『New Orleans』(2013年)
 『Gumbo』(2017年)

前回当ブログで紹介した『Gumbo』(2017年)以降、『Gumbo Unplugged』(2018年、※ライヴ・アルバム)、『Paul』(2019年)、『Gospel According to PJ: From the Songbook of PJ Morton』(2020年)、『The Piano Album』(2020年、※ライヴ・アルバム)と精力的にアルバムをリリースしてきました。しかしながら、どのアルバムもレギュラーな新作というよりも、つなぎのアルバムという印象を受けていました。

その意味では本作『Watch The Sun』は本来のPJ Mortonらしいスタジオ・アルバムとなっています。

アルバムにはNasStevie WonderEl DebargeJill ScottWaleChronixxAlex IsleyJoJoMr. Talkbox等のゲストが参加しています。

豪華ゲストを交えながら、PJ MortonらしいStevie Wonderマナーのヴォーカル&サウンドを楽しめる安定の1枚です。

グッド・ヴァイヴに溢れたポジティヴな気持ちになれる1枚です。

全曲紹介しときやす。

「Love's Disease (Just Can't Get Enough)」
PJ MortonらしいStevie Wonderマナーのヴォーカル&サウンドを楽しめるオープニング。アナログ・シンセの響きがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=DiriYTl6IdM

「Biggest Mistake」
21世紀版ニューソウルとでも呼びたくなる仕上がりです。じわじわと胸の奥に染み渡っていきます。
https://www.youtube.com/watch?v=PvOz-JClAfA

「Please Don't Walk Away」
切ないラブソングですが、PJの語り口にグッときてしまう感動的な仕上がりです。二人の思い出は色褪せず美しい・・・
https://www.youtube.com/watch?v=KmBsneER_p0

「Watch The Sun」
レゲエ・シンガーChronicleを父に持つ親子レゲエ・アーティストの人気シンガーChronixxをフィーチャー。ラヴァーズとは一味異なる、リラックスしたレゲエ調ソウルに仕上がっているタイトル曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=TOZvsVsWhUk

「My Peace」
人気女性シンガーであり、女優のJoJoとクリスチャン・トークボクサーMr. Talkboxをフィーチャー。JoJoは『Paul』(2019年)にも参加していました。Mr. TalkboxはBootsy Collins『World Wide Funk』(2017年)にも参加していました。Mr. Talkboxのトークボックスを交えた素敵なPJとJoJoのデュエットに仕上がっています。Outkast「SpottieOttieDopaliscious」のホーン・リフを引用しています。
https://www.youtube.com/watch?v=SurdkFO8X3k

「Be Like Water」
人気ラッパーNasStevie Wonderという大物二人をフィーチャー。何処か無常のようなものを感じる独特の雰囲気がいいですね。美しくも切ないストリングスが効果的です。ラストはStevieがハーモニカで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=q1PC1VKXAs4

「So Lonely」
人気ラッパーWaleをフィーチャー。ラテン・フィーリングを取り入れた夏モードの軽快な仕上がりは、ロンリーというよりもパーティーといった雰囲気です。
https://www.youtube.com/watch?v=DBuZwjMtsWc

「Still Believe」
Ernie Isleyの娘Alex Isley、Jill Scottをフィーチャー。Jill Scottのポエトリー・リーディングに続き、PJとAlex Isleyがデュエットします。美しいストリングスを配した実直なバラードです。
https://www.youtube.com/watch?v=W1itRFuWKF8

「Lil' Too Heavy」
『Gospel According to PJ』(2020年)の流れを汲むゴスペル・フィーリングのソウル・チューン。イナたいのにイモ臭くならないのがPJらしいのかもしれませんね。
https://www.youtube.com/watch?v=OvBJU31VeuI

「On My Way」
El Debargeをフィーチャー。Stevie Wonderマナーのグッド・ヴァイヴ・ソウル。70年代Stevie三部作あたりに収録されていそうな雰囲気の仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=klSU9iin7KI

「The Better Benediction」
Darrel 'Musiqcity' Walls/Gene Moore/Samoht/Tim Rogers/Zacardi Cortezをフィーチャー。ラストは『Gospel According to PJ』(2020年)の流れを汲むゴスペル・チューンで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=C7pADRPG4b4

PJ Mortonの他作品もチェックを!

『Emotions』(2005年)
Emotions

PJ Morton Band『Perfect Song』(2007年)
Perfect Song

『Live from LA』(2008年)※ライブ盤
Live from La

『Walk Alone』(2010年)
Walk Alone

『New Orleans』(2013年)
New Orleans

『Live Show Killer』(2015年)
Live Show Killer (CD & DVD)

『Gumbo』(2017年)
GUMBO [日本語解説付き]

『Gospel According to PJ: From the Songbook of PJ Morton』(2020年)
posted by ez at 00:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 2020年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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