2022年12月07日

Swindle『No More Normal』

UKクラブミュージックとUK新世代ジャズのクロスオーヴァー☆Swindle『No More Normal』

発表年:2018年
ez的ジャンル:UKグライム×ジャズ×ソウル/ファンク
気分は... :PK戦は運か実力か?

UKクラブミュージックとUK新世代ジャズのクロスオーヴァー、Swindle『No More Normal』(2018年)です。

Swindle(本名:Cameron Palmer)は、1987年ロンドン生まれのプロデューサー/キーボード奏者/トークボクサー。

UKグライム・シーンから登場し、様々なアーティストとのコラボレーションによるジャズ、Hip-Hop、ソウル/ファンクも取り込んだクロスオーヴァーな音楽性で人気を博しています。

これまで『Curriculum Vitae』(2009年)、『Long Live the Jazz』(2013年)、『Peace, Love & Music』(2015年)、『No More Normal』(2018年)、『The New World』(2021年)といったアルバムをリリースしています。

前からSwindleを取り上げようと思っていたのですが、これまで機を逃してきました。しかし、少し前に紹介した『Blue Note Re:imagined II』(2022年)でSwindleがフィーチャリングされていたことで「今度こそは」と思い、ようやくエントリーできました。

Gilles PetersonBrownswood Recordingsからのリリースとなる4thアルバム『No More Normal』は、Nubya Garcia(sax)、Yussef Dayes(ds)といったUK新世代ジャズ・ミュージシャンや、D Double EP Money等のUKグライム・シーンのラッパーの参加が目を引きます。

これまで以上に生演奏を重視しており、そのせいかR&B/ソウル・マインドが高くなっている印象を受けます。その意味では、他のSwindle作品よりもかなり聴きやすいと思います。

僕のSwindleに対するイメージを大きく変えてくれた1枚。
トークボックス多めな点も含めて僕好みの1枚に仕上がっています。

全曲紹介しときやす。

「What We Do」
D Double E、Daley、P Money、Rider Shafiqueをフィーチャー。美しいストリングスをバックにしたRider Shafiqueのスピーチと共に始まる前半と、D Double E、Daley、P Moneyをフィーチャーしたグライムな後半という二部構成のオープニング。
https://www.youtube.com/watch?v=4WC3L8ZbiUs

「Get Paid」
Swindleのトークボックスを楽しめる小曲。短いながらも、ソウル/ファンク、Hip-Hop、ジャズのクロスオーヴァーを楽しめます。

「Drill Work」
Ghettsをフィーチャー。不穏なムードのグライム・チューンながらも、ドラマティックなストリングス&ホーンを織り交ぜているあたりがSwindleらしいのかもしれませんね。
https://www.youtube.com/watch?v=iYumtTB2zIw

「Run Up」
Eva Lazarus、Kiko Bun、Knucks、Nubya GarciaをフィーチャーまるでD'Angeloを思わせるような雰囲気のR&B/ソウルトラックに仕上がっています。
そこにラップやNubya Garciaのムーディーなサックスが絡む、ソウルフルなSwindleワールドを楽しめます。

「Coming Home」
UK新世代ジャズ作品にも数多く参加するUKラッパーKojey Radicalをフィーチャー。ここではよりソウルフルなトラックをバックに、情感のあるフロウを聴かせてくれます。雰囲気のあるホーン隊もグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=VKiiECYQsWA

「Reach The Stars」
ガーナ系のUKソウル・シンガーAndrew Ashongをフィーチャー。ここではヴォーカルのみならず、ギター、ベースもプレイしています。そこにSwindleのトークボックスが絡むネオソウル・チューンに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=Pr2b7FvF1dQ

「Knowledge」
Eva Lazarus、Kiko Bunをフィーチャー。ブリストル出身の女性シンガーEva Lazarusのラップ交じりのヴォーカルが印象的なHip-Hopトラック。
https://www.youtube.com/watch?v=x38lm6EIQ30

「Take It Back」
D Double Eをフィーチャー。哀愁モードのグライム・チューン。Swindleのトークボックスやストリングスでよりソウルフルな質感となっています。
https://www.youtube.com/watch?v=swzm25pEUt0

「California」
Etta Bond、Kojey Radicalをフィーチャー。生演奏重視の本作らしいグルーヴ感が印象的なトラック。この少しレイジーな雰囲気がカリフォルニアっぽいのかな?
https://www.youtube.com/watch?v=X0MJIFjR-f8

「Talk A Lot」
Eva Lazarusをフィーチャー。Yussef Dayes(ds)も参加しています。開放的なカリビアン・テイストも織り交ぜたグルーヴィーな仕上がり。新たなSwindleワールドで楽しませてくれます。

「Grateful」
Kojey Radical、Rider Shafiqueをフィーチャー。本編ラストは大きな愛を感じるビューティフル・トラックで締め括ってくれます。

「Dejà vu」
国内盤ボーナス・トラック。Swindle流ディスコ・ファンク。本編と異なる弾けたパーティー・モードで楽しませてくれます。

Swindleの他作品もチェックを!

『Curriculum Vitae』(2009年)


『Long Live the Jazz』(2013年)


『Peace, Love & Music』(2015年)


『The New World』(2021年) ※アナログ盤
posted by ez at 04:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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