2023年06月21日

Bill Evans Trio『Moon Beams』

新たにChuck Israelsを迎えたトリオ作品☆Bill Evans Trio『Moon Beams』

録音年:1962年
ez的ジャンル:ジャズ・ピアノ・トリオ
気分は... :ひとすじの月光に照らされて…

今夜は落ち着きのあるジャズ・ピアノで静かなる夜を過ごしたい気分です。

偉大なジャズ・ピアニストBill Evans『Moon Beams』(1962年)です。

当ブログではこれまで紹介したBill Evans(1929-1980年)作品は以下の11枚。

 『Portrait In Jazz』(1959年)
 『Explorations』(1961年)
 『Waltz For Debby』(1961年) 
 『Sunday At The Village』(1961年)
 『Undercurrent』(1962年) ※Jim Hallとの共演
 『Waltz For Debby』(1964年) ※Monica Zetterlundとの共演
 『Alone』(1968年)
 『Alone (Again)』(1975年)
 『I Will Say Goodbye』(1977年)
 『You Must Believe In Spring』(1977年)
 『New Conversations』(1978年)

本作『Moon Beams』(1962年)は、『Portrait In Jazz』(1959年)、『Explorations』(1961年)、『Sunday At The Village』(1961年)、『Waltz For Debby』(1961年)といった名作を共に生んできた最強トリオのベーシストであったScott LaFaroが交通事故で急逝してしまい、その後任としてChuck Israelsをベーシストに迎えたピアノ・トリオ作品です。ドラムはこれまで通り、Paul Motianです。

また、本作と同じセッションを収めた別アルバムとして『How My Heart Sings!』(1964年)があります。

『How My Heart Sings!』(1964年)


個人的に数あるBill Evans作品のなかでも、2,3枚目に購入したのが本作『Moon Beams』だった記憶があります。

僕が購入に至ったのは魅力的な女性モデルが写るジャケのせいだったかもしれません。ジャケに写るこの女性は、後に『The Velvet Underground & Nico』(1967年)で音楽シーンに名を馳せることになるNicoです。

Scott LaFaro参加作品との比較で少し割を食っている感もあるアルバムですが、それらの作品群と同じようにエレガントかつリリカルなBill Evansワールドを楽しむことができます。

ひとすじの月光に照らされながら、静かなるジャズ・ピアノを堪能しましょう!

全曲紹介しときやす。

「Re: Person I Knew」
Bill Evans作。エレガントさと軽やかさを兼ね備えたオープニング。浮ついていない軽やかさがBill Evansらしいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=jnFFnuJrTIo

「Polka Dots and Moonbeams」
James Van Heusen/Johnny Burke作のスタンダードをカヴァー。当ブログではBasso Valdambrini QuintetStacey Kentのカヴァーも紹介済みです。さまざまな表情を見せるリリカルなピアノに惹かれます。
https://www.youtube.com/watch?v=SqtHYtp9qeE

「I Fall in Love Too Easily」
Frank Sinatra等でお馴染みのSammy Cahn/Jule Styne作のスタンダードをカヴァー。当ブログではAnita O'DayGregory PorterCande Y Pauloのカヴァーも紹介済みです。抑えたトーンで素敵なラブ・バラードを奏でます。全体的には抑えめですが、終盤に一瞬パッションが上がるのが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=J0qIfazTKGA

「Stairway to the Stars」
Mitchell Parish/Matty Malneck/Frank Signorelli作のスタンダード。Bill Evans & Jim Hall『Undercurrent』(1962年)でも取り上げていましたね。当ブログではそれ以外にDexter GordonMilt Jackson & Wes Montgomeryのカヴァーも紹介済みです。Evansの小粋なタッチに魅了されます。
https://www.youtube.com/watch?v=U2Ev4_H4EQw

「If You Could See Me Now」
Tadd Dameron/Carl Sigman作のスタンダードをカヴァー。当ブログではSheila Jordanのカヴァーも紹介済みです。Evansらしい美しいタッチの一音一音が伝わってくる感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=GzoMAL7CRWo

「It Might as Well Be Spring」
Oscar Hammerstein II/Richard Rodgers作。映画『State Fair』のために1945年に書かれ、アカデミー賞のBest Original Songを受賞した名曲をカヴァー。当ブログではLou DonaldsonJacky Terrasson & Cassandra WilsonStacey Kentのカヴァーも紹介済みです。Evansならではのリリカルな演奏を満喫できます。
https://www.youtube.com/watch?v=HtZN-fEm96Y

Freddie Joachim「Autumn Rain」のサンプリング・ソースとなっています。
Freddie Joachim「Autumn Rain」
 https://www.youtube.com/watch?v=ijsQtWD8TDM

「In Love in Vain」
Leo Robin/Jerome Kern作のスタンダードをカヴァー。僕の好きな侘び寂びモードのEvansのピアノに優しく包まれる素敵なバラードです。
https://www.youtube.com/watch?v=q5J-VipANq0

「Very Early」
Bill Evans作。ラストは美しさと軽やかなを兼ね備えた演奏で締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=RIJqPgf7gpE

Bill Evansの過去記事もご参照下さい。

『Portrait In Jazz』(1959年)
ポートレイト・イン・ジャズ+1

『Explorations』(1961年)
エクスプロレイションズ(紙ジャケット仕様)

『Waltz For Debby』(1961年)
ワルツ・フォー・デビイ+4

『Sunday At The Village』(1961年)
サンデイ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード+5
 
『Undercurrent』(1962年) ※Jim Hallとの共演
アンダーカレント

『Waltz For Debby』(1964年) ※Monica Zetterlundとの共演
ワルツ・フォー・デビー+6 [SHM-CD]

『Alone』(1968年)
ALONE

『Alone (Again)』(1975年)


『I Will Say Goodbye』(1977年)
アイ・ウィル・セイ・グッドバイ+2

『You Must Believe In Spring』(1977年)
You Must Believe in Spring by Bill Evans (2013-06-26)

『New Conversations』(1978年)
未知との対話-独白・対話・そして鼎談(ていだん)
posted by ez at 01:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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