録音年:1968年
ez的ジャンル:天才ジャズ・トランペッター
気分は... :なんてこった!
今回は天才ジャズ・トランペッターLee Morgan(1938-1972年)の『Caramba!』(1968年)です。
当ブログでこれまで紹介してきたLee Morgan作品は以下の8枚(録音順)。
『Lee Morgan Vol.3』(1957年)
『Candy』(1958年)
『The Sidewinder』(1963年)
『The Rumproller』(1965年)
『Cornbread』(1965年)
『The Gigolo』(1965年)
『Charisma』(1966年)
『Lee Morgan(The Last Sessions)』(1971年)
『Caramba!』(1968年)は、意外に見落とされがちですが、後期Morganの魅力を満喫できる1枚です。
勿論Blue Noteからのリリースです。
レコーディング・メンバーはLee Morgan(tp)、Bennie Maupin(ts)、Cedar Walton(p)、Reggie Workman(b)、Billy Higgins(ds)というクインテット編成。
Cal Masseyがアレンジを務めています。
楽曲はすべてLee Morganのオリジナル。
Morganらしい開放的なファンキー・グルーヴを楽しめるタイトル曲「Caramba」、格好良く疾走する「Suicide City」や「Cunning Lee」、ラテン乗りの陽気な「Soulita」、ブルージーな中に美学を感じる「Helen's Ritual」という5曲の構成です。
なかなか充実の5曲だと思います。
全曲紹介しときやす。
「Caramba」
ラテン・ビートを取り入れたタイトル曲がオープニング。やはりLee Morgan作品のオープニングは「The Sidewinder」をはじめ、開放的なファンキー・グルーヴを期待してしまいますね。聴いているうちにクセになり脳内リピートしています。
https://www.youtube.com/watch?v=J7MEjOOx3Ec
「Suicide City」
MorganとMaupinの二管が格好良く疾走するアップテンポの演奏です。しかしながら、その二人以上にこの演奏を魅力的にしているのはWaltonのピアノのような気がします。
https://www.youtube.com/watch?v=i7M945EFM6M
「Cunning Lee」
この演奏も小粋な疾走感が心地よいです。Walton、Morgan、Maupin、Workmanの順でコンパクトなソロを楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=rzD-yHseaCo
「Soulita」
ラテン乗りの陽気な演奏でリラックスさせてください。楽しげなMorganのソロがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=fisvxC0E19A
「Helen's Ritual」
ラストは少しブルージーな演奏ですが、落ち着いた雰囲気の中にも美学を感じます。
https://www.youtube.com/watch?v=zKu1bADALS0
Lee Morgan作品の過去記事もご参照下さい。
『Lee Morgan Vol.3』(1957年)

『Candy』(1958年)

『The Sidewinder』(1963年)

『The Rumproller』(1965年)

『Cornbread』(1965年)

『The Gigolo』(1965年)

『Charisma』(1966年)

『Lee Morgan(The Last Sessions)』(1971年)
