2023年08月23日

Peyton『PSA』

次世代女性R&B/ネオソウル☆Peyton『PSA』

発表年:2021年
ez的ジャンル:次世代女性R&B/ネオソウル
気分は... :尾を泥中に曳く・・・

今回はPeyton『PSA』(2021年)です。
新作として紹介できなかった買いそびれていた1枚です。

Peyton(本名:Peyton Nicole Booker)は1997年テキサス州生まれの女性R&B/ネオソウル・シンガー。

グラミー・ノミネートの経歴を持つ女性ゴスペル・シンガーTheola Bookerを祖母に持ちます。

人気レーベルStones Throwからリリースされた本作『PSA』(2021年)についてネットで調べると、デビュー・アルバム扱いと2ndアルバム扱いという2通りの説明があります。

これは2016年にデジタル配信された『Peace in the Midst of a Storm』を含めるか否かの違いだと思います。

Joyce Wriceや当ブログでも紹介したAri Lennoxといった女性シンガーと一緒に説明されることも多いPeytonですが、個人的には少し系統が違うかなという気もします。これら2アーティストほど王道系ではなく、オルタナ系という位置づけでしょうか。。

本作『PSA』(2021年)も、儚いキュートさと脱力感に魅せられる王道R&Bとは一味違う1枚に仕上がっています。

CD(輸入盤)にクレジットが記載されていないので詳細は不明ですが、BiakoJay AnthonyVicky FarewellJulia LewisKeys N Kratesといったプロデューサーが起用されているようです。

ドリーミーなオープニング「What Did I Do」、Brice Blancoのラップをフィーチャーした「Let It Flow」、美しいピアノが響く「Haters」、コケティッシュな「Ppl Say」、Peyton流モダン・ブギー「Don't U Wanna Fly」、癒されるビューティフル・メロウ「It's Been So Long」、映画名曲カヴァー「Pure Imagination」あたりがオススメです。

儚くもキュートで、脱力系で癒されるPeytonワールドを満喫しましょう!

全曲紹介しときやす。

「What Did I Do」
PeytonとHope Shorterの共作。ドリーミーなメロウ・チューンがオープニング。美しくも儚い感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=P9LUtG596f4

「Let It Flow」
Brice Blancoをフィーチャー。楽曲もPeytonとBrice Blancoのの共作です。シンセ・ベースの重低音が腹に響くメロウ・チューン。儚いPeytonの歌声とBrice Blancoのラップのコントラストが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=CdI2dHkYpoM

「Haters」
美しいピアノとPeytonのキュートな歌声が印象的な幻想的トラック。ただし、控えめなリズムが一筋縄ではいかない感じがStones Throwっぽいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=kTDZgCn7LhQ

「Ppl Say」
Peyton作。Peytonのヴォーカルのコケティッシュな魅力を満喫できるミディアム・グルーヴ。夢の中で彷徨うようなムードです。
https://www.youtube.com/watch?v=NMFd5VlVW3A

「IRLMB」
Peyton作。1分半の短いトラックですが、レイジーな雰囲気が印象的な脱力系トラックです。
https://www.youtube.com/watch?v=x0B1kJ3jfDI

「Vicky's Interlude」
Vicky Farewell作。幻想的で美しいインタールード。
https://www.youtube.com/watch?v=VMtYXzLFVJw

「Big Flexer」
Peyton作。Ian McGilberをフィーチャー。ギターの音色と力強いビートが印象的なインディー・ロック調のトラック。
https://www.youtube.com/watch?v=p8nH7nnPFuA

「Don't U Wanna Fly」
Peyton作。Peyton流モダン・ブギーといったところでしょうか。ベッドルームのダンス・ミュージックといった雰囲気が印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=num7e2kK7DE

「Tad Bit」
Peyton作。幻想的な美しさと実験的な雰囲気が同居するトラック。Peytonのキュートな魅力が際立ちます。
https://www.youtube.com/watch?v=JOc6bpI4n5k

「It's Been So Long」
Peyton作。儚いPeytonの歌声に癒されるビューティフル・メロウ。ゆっくりと時間が流れていく感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=FzjuXAn7gIE

「Perfect Peach」
PeytonとHope Shorterの共作。脱力系のミディアム・メロウ・グルーヴ。
https://www.youtube.com/watch?v=rP1IhCfyJhc

「Pure Imagination」
映画『Willy Wonka & the Chocolate Factory』(1971年)のサントラ曲をカヴァー(Leslie Bricusse/Anthony Newley作)。オリジナルはGene Wilderが歌っていました。そんな楽曲を甘く切ないメロウ・バラードで聴かせてくれます。アコギとせつねい歌声の組み合わせがサイコーです。
https://www.youtube.com/watch?v=WmSJn0agrTE

ここ数日、三笘選手の衝撃のドリブル弾動画を繰り返し観てニンマリしています。これでだけで酒が何杯も呑めますね!
posted by ez at 07:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 2020年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック