発表年:1972年
ez的ジャンル:レア・グルーヴ/ジャズ・ファンク系Jazz
気分は... :これは美味じゃ!
昨日は相当慌しく久々にエントリーをサボりました。
用意してあった夕飯を食べる暇もなくありつけたのは夜中の3時...ってもう夜食ですな。
織田裕二だけが盛り上がる(?)世界陸上、MLB注目の首位攻防戦「ヤンキース対レッドソックス」、朝青龍問題...スポーツは話題目白押しですが、サッカー好きの僕としては今日、明日のUEFAチャンピオンズリーグ予備予選3回戦2ndレグが気になります。
今もこのエントリーを書きながら「リバプール対トゥールーズ」をTV観戦中です。
ジェラードを怪我で欠くがバプールでしたが貫禄勝ちでしたね。
今年はプレミアも含めてリバプールは相当やるのでは?
明日はセルティック、ザルツブルクと日本人選手所属の2チームが試合を行います。
俊輔だけではなく三都主、宮本もチャンピオンズリーグ本選で観たいですね。
昨季は欧州サッカー大好きの僕がここ数年で一番試合を観なかったような気がします。
その点、今季の欧州サッカーはかなり面白くなりそうなので、序盤から全開モードで観まくりそうです!
欧州サッカーといえばリーガ開幕戦の試合中に意識を失い、重体であったセビージャのスペイン代表DFプエルタが死去したのは大ショックですね。スペイン期待の22歳であったのに...心よりご冥福をお祈り申し上げます。
さて、今日はここ今週に入り毎日聴いている作品The Wooden Glass featuring Billy Wooten『Live』(1972年)です。
The Wooden Glassと聴いてピンと来る方はかなりの音楽好きと推察します。
勉強不足の僕もこのグループの存在を知ったのはわりと最近です。
しばらくCD棚に寝かして熟成させていました(笑)
最近になって、やっと取り出し賞味してみたところ、これが何とも美味でご満悦っす。
Wooden Glassはヴァイブ奏者Billy Wootenを中心にWilliam Roach (g)、Emanuel Riggins (org)、Harold Cardwell (ds)の4人が結成したグループ。
Billy Wootenはインディアナポリスを拠点に現在も活動続けるヴァイブ奏者。以前はGrant Greenのサポート・メンバーを務めていたようですね。Grant Greenも愛聴する僕ですが勉強不足でした。
本作は彼らの地元インディアナポリスのローカル・クラブ19th Whole Night Clubでのライブ・アルバムです。
このファンキーありメロウありのレア・グルーヴ/ジャズ・ファンク好きにとってはかなりミラクルな1枚ですね。
このカッチョ良すぎる1枚を聴けば、クラブDJのお気に入りリストにRoy Ayers、Bobby Hutcherson、Dave Pikeなどの名立たるヴァイブ奏者と共に名を連ねるのがよ〜くわかりましね。
まさに幻のライブ盤の名に相応しい1枚だと思いマス。
全曲紹介しときやす。
「Monkey Hips & Rice」
Wootenのオリジナル作品。オルガンとヴァイブが絡み合うグルーヴ感がサイコーのジャズ・ファンク・ナンバー。このクールでファンキーでソウルフルな1曲だけで僕は完全KOを状態ですね。
「We've Only Just Begun」
ここ数日バタバタ状態の僕の心を癒してくれるのがCarpentersでお馴染みのこの名曲カヴァー(Roger Nichols & Paul Williams作品)。Woodenが参加したGrant Greenのアルバム『Visions』(1971年)でも本曲を取り上げていマス。
Carpentersヴァージョンをご愛聴の方にもぜひ聴いていただきたいくらい抜群の出来です。ヴァイブならではのメロウネスがたまりませんね。
「Joy Ride」
再びWootenのオリジナルによるファンキー・グルーヴ。このアルバムを聴いていると、ヴァイブ、オルガン、ギター、ドラムスという組み合わせとそのバランスがサイコーという気がしますね。個々の楽器の魅力が浮きすぎないでここまで伝わってくるのがスゴイと思いますね。
「In The Rain」
Dramaticsの名曲カヴァー。哀愁のメロウネスが十分に伝わってくるソウルフルな仕上がりですね。ヴァイブの醸し出す哀愁感がいいですね。
「Day Dreaming」
本ブログでも紹介したAretha Franklinの大ヒット曲のカヴァー(アルバム『Young, Gifted And Black』収録)。ここでは軽快なボッサ・テイストの演奏を聴かせてくれます。
「Love Is Here」
Diana Ross & The SupremesのNo.1ヒット「Love Is Here and Now You're Gone」のカヴァー(H-D-H作品)。60年代テイストのノスタルジックな仕上がりがいいですね。Emanuel Rigginsのファンキー&ソウルフルなオルガンがメチャメチャいいですね。
「6 Variation Of In The Rain」
日本盤CDのボーナス・トラック。先月Talib Kweliとのコラボ・アルバム『Liberation』を紹介したDJ/プロデューサーMadlibによる「In The Rain」のリミックスです。オリジナルは切り離して、これはこれでなかなか楽しめマス。
本作を気に入った方はBilly Wootenの他の作品にも手をのばしてみては?
The Nineteenth Whole名義で発表された本作と同じ1972年発表の『Smilin'』には、本作のオープニング「Monkey Hips & Rice」が収録されています。
それ以外にもFunk Inc.のギタリストSteve Weakleyをフィーチャーしたメロウ・フュージョン『In This World』(1979年)、今年発売になった未発表音源集『Lost Tapes』などがあります。どの作品もしばらくすると入手困難となりそうな予感がするので、お早めにどうぞ!
イイですね〜。
Roy Ayersあたりもそうですが、この70年代特有の
ねちっこいバイブには胸がキュンとしますね。
いや、キュンというより、
変なエロさと気恥ずかしさが入り交じって、
居ても立ってもいられない感じ……。
最近遠ざかってましたが、久々にレアグルーブ系の
ディスクを掘り起こそうかな。
ありがとうございます。
Billy Woodenでピンとくるとはさすがですね。
僕は本作の「We've Only Just Begun」でキュンとしています(笑)
>居ても立ってもいられない感じ……
なんかわかります。
快楽ホルモンが一気に分泌しまくるカンジになりますよねぇ。
>久々にレアグルーブ系の ディスクを掘り起こそうかな。
オススメの作品はあればぜひ教えてくださいね。