発表年:2003年
ez的ジャンル:天才系女性R&B
気分は... :なぜこんなに心に響くんだろう♪
今回は現在一番の旬の女性R&BシンガーであろうAlicia Keys(AK)の紹介です。
10月末に3枚目のスタジオ作『As I Am』を発売予定のAK☆
その新作も楽しみですが、今回はおさらいの意味も含めて『Diary Of Alicia Keys』(2003年)をセレクト。
2001年にデビューアルバム『Songs In A Minor』を発表し、2002年のグラミー賞では5部門を独占するなど瞬く間にシーンのトップに躍り出ましたね。2003年に発表した2ndアルバム『Diary Of Alicia Keys』もシングル「You Don't Know My Name」、「If I Ain't Got You」等の大ヒットと共に前作以上の大ヒットを飛ばし、その地位を不動のものにしましたね。
まさにAKには“天才”という形容詞が相応しいのかもしれませんね。
しかし、売れ過ぎのアーティストにどうも抵抗感のある僕は、長い間その天才の作品を素直にアルバムを聴くことができませんでしたね。AKの場合、とりあえず『Songs In A Minor』も『Diary Of Alicia Keys』を購入したのですが、それ程のめり込んでは聴かないというカンジでしたかね。まぁAKは聴くようになりましたが、Usherは未だにダメでアルバムも未購入のままですが(笑)
僕がAlicia Keysに目覚めたのは、海外ドラマ「コールドケース」の挿入歌として「If I Ain't Got You」を聴いた時だったかもしれません。「コールドケース」は未解決凶悪犯罪の捜査を描く犯罪ドラマなのですが、ある回のエンディングにふと「If I Ain't Got You」が流れてきました。
♪Some people want it all〜,But I don't want nothing at all♪というAKの歌を聴いた途端、心の中がポッと温まった気がしました。やっぱり、この娘は天才だわぁ!ということで、その時から素直にAliciaの作品に向かい合えるようになりましたかね。
振り返ってみると、本作『Diary Of Alicia Keys』が発表された2003年は、ソウル回帰の動きが顕著になった年と位置づけることができるかもしれませんよね。
Musiq『Soulstar』、Kindred The Family Soul『Surrender To Love』、Anthony Hamilton 『Comin' from Where I'm From』、Joss Stone『The Soul Sessions』等々70年代ソウルの伝統を受け継いだ佳作が続々と発表されたのが2003年だったのではと思います。
そんな流れを象徴する1枚が本作『Diary Of Alicia Keys』なのかもしれませんね。
このアルバムの凄いところは
今さらですが「You Don't Know My Name」、「If I Ain't Got You」の2曲は永遠のクラシックとして長く聴き継がれるのではと思います。
オススメ曲を紹介しときやす。
「Karma」
アルバムからの4thシングル。エキゾチック・ムードの神秘的な1曲ですね。チャレンジ精神は買いますが、僕の好みとは少し違うかなぁ。
「Heartburn」
Timbalandプロデュース。なかなかエッジの効いたカッチョ良いナンバーに仕上がっています。全然Timbalandらしくないのが面白いですね。
「If I Was Your Woman/Walk on By」
Gladys Knight & the Pips「If I Was Your Woman」、Isaac Hayes「Walk on By」(Burt Bacharach/Hal David作品)のメドレー。古き良きソウルへロスペクトしつつも、21世紀風に仕上げているあたりがさすがAKですね。
「You Don't Know My Name」
Kanye Westプロデュースのアルバムからの1stシングル。全米ポップチャート第3位、R&Bチャート第1位というチャートアクションは勿論のこと、時代を越えた普遍的な楽曲の素晴らしさも含めてクラシックに相応しい名曲ですね。秋から冬にかけて聴くと心に深く刻まれますねぇ。The Main Ingredient「Let Me Prove My Love To You」ネタ。バックボーカルにはJohn Legendの名もクレジットされています。
「If I Ain't Got You」
全米ポップチャート第4位、R&Bチャート第1位となった2ndシングル。この曲も「You Don't Know My Name」と並ぶクラシックですね。オーソドックスなソウル・バラッドをこれだけのスケール感で聴かせてしまうところが天才たる所以なのでしょうね。最近の曲なのに何十年も聴いているような懐かしさを感じるが不思議ですよね。よくよくクレジットを眺めてみるとギターにHugh McCracken、ドラムにSteve Jordanの名を見つけてニンマリ。いろんなリミックスもありますが、個人的にはオリジナルがダントツで好きですね。
「Diary」
Tony! Toni! Tone!をフィーチャーした3rdシングル。 全米ポップチャート第8位、R&Bチャート第2位となりました。AKのピアノが結構肝だったりしますね。
「Dragon Days」
アレンジの関係でしょうか、他の楽曲と肌触りが多少異なる感じですね。
「Wake Up」
70年代ソウルマナーな1曲。華麗なストリングス・アレンジがいいですね。ベースはなんとWillie Weeks。
「So Simple」
Dre & VidalプロデュースによるHip-Hopテイストのミッド・グルーヴ。アルバムの中でいいアクセントになっていると思います。
「When You Really Love Someone」
全体的なシリアスなムードがAKらしくていいのでは?
「Nobody Not Really」
実にエレガントなエンディング・ナンバー。軽くラテン・タッチなのもいいですね。
新作『As I Am』にはJohn Mayer、Timbaland、Floetry、Linda Perry(Gwen Stefani、Christina Aguilera等へ楽曲提供している注目ライター)らが参加しているようですね。 これまでよりロックやファンクのエッジが効いたサウンドになるとのことですが、僕は一層ソウルフルな路線がいいのですが...(笑)
デビュー作も悪くないな〜とは思っていたのですが
この曲の懐メロ具合は単なる焼き直しではなく
時代を超える不思議な力を発揮していますよ。
ライブアースでもこの曲は素晴らしかったです。
新譜が出るのが楽しみだなあ♪
(Usherがダメって話、なんとなく分かりますなぁ…)
ありがとうございます。
「You Don't Know My Name」、「If I Ain't Got You」
の2曲はホント風格がありますね。
きっと10年後に聴いても、かなり輝いている曲のような気がしますね。
イルカ軍団は黒星スタートでしたね。
次のカウボーイズ戦は頑張って欲しいです!