発表年:1992年
ez的ジャンル:美メロ系女性R&B
気分は... :生足目立ちすぎっ(笑)
TLCと並ぶ90年代を代表する女性R&BグループであるSWVの2回目の登場です。前回からはかなり間が空いてしまいましたが...(笑)
今回は「Weak」、「I'm So Into You」、「Right Here」、「Anything」といった名曲がズラリと並ぶデビュー作『It's About Time』(1992年)です。
個人的には以前に本ブログで紹介した2nd『New Beginning』(1996年)が一番のお気に入りアルバムですが、シーンに与えたインパクトという点ではやはりこのデビュー・アルバムですね。
Cheryl "Coko" Gamble、Tamara "Taj" Johnson、Leanne "Lelee" Lyonsという3人組による、ストリート感覚のハジけたフレッシュさを持つ本格的なボーカル・グループというスタイルは、その後登場する女性R&Bグループに大きく影響を与えたのではと思いマス。
本作『It's About Time』にTLC『Ooooooohhh - On The TLC Tip』、Mary J. Blige『What's The 411?』を加えた、いずれも1992年に発表された3枚のアルバムが90年代女性R&Bの流れを大きく作ったというカンジでしたね。
また、1994年には本作のリミックスを集めたミニ・アルバム『The Remixes』が発表され、こちらも大反響を呼びました。
Remixes
これだけ話題になり、かつ内容も濃いリミックス・アルバムは他にないのでは?このうちの何曲は今でもオリジナル以上に人気がありますからねぇ。
その意味では『It's About Time』と『It's About Time』は1セットで聴くことをオススメします。
それにしても『It's About Time』のジャケのメンバーの生足がやけに目立ちますよね。やはりピチピチ感を売りにしたかったのでしょうか(笑)
オススメ曲を紹介しときやす。
「Anything」
ジャケ写真からは想像できない(?)しっとり落ち着いたスロウ・チューン。水の滴る音をそのままリズムに使っているのが面白いですね。
本曲はオリジナル以上に『The Remixes』収録のOld School Mixが有名かもしれませんね。Old School Mixは映画『Above The Rim』(1994年)のサントラに収録され、シングルとして全米R&Bチャート第8位となりました。本ブログでも紹介した Freedom「Get Up And Dance」がサンプリングされ、ブレイク前のWu-Tang Clanをフィーチャーしたパーティー・チューンです。ボーカル・アレンジは何とJoeが担当し、バック・ボーカルでも参加しています。
Wu-Tang Clanと言えば、約6年ぶりの再集結アルバム『8 Diagrams』が11月に発売されますね!
「I'm So into You」
シングル・カットされ、全米R&Bチャート第2位、全米ポップチャート第6位となった大ヒット曲。Betty Wright「Clean Up Woman」ネタを使ったスッキリとしたミッド・チューンに仕上がっています。個人的にはこの位のミッド・グルーヴがCokoのボーカルに合っている気がしますねぇ。
『The Remixes』収録のAllstar's Drop Check Dance MixはTeddy Rielyが参加しています。Teddyらしいボコーダー使いのよりフロア仕様のダンサブルな仕上がりとなっています。僕のようなTeddy Riely好き!Blackstreet好き!の方は必聴だと思います。Freda Payne「Unhooked Generation」、The Five Stairsteps「Don't Change Your Love」ネタ。
「Right Here」
SWVの記念すべきデビュー・シングル。全米R&Bチャート第16位まで上昇しました。キュートなヒップホップ・ソウルチューンに仕上がっています。スクールガール的なキラキラ感を持った名曲ですね。
この曲もオリジナル以上に『The Remixes』収録のリミックスHuman Nature Duetが有名ですね。Teddy RielyがオリジナルとMichael Jackson「Human Nature」を合体させたマッシュ・アップの先駆けのようなリミックスは90年代好きのマスト・アイテムですな。。このリミックスはシングルカットされ、全米R&Bチャート第1位、全米ポップチャート第2位の大ヒットとなりまシタ。再発の『It's About Time』にはHuman Nature Duetがボーナス・トラックで収録されているみたいですね。
どうしてもHuman Nature Duetばかり聴きがちになってしまいますが、オリジナルもかなりいい仕上がりだと思いますので、忘れないでくださいね!と言いつつ、Human Nature Duetばかり聴いている僕ですが(笑)
「Weak」
全米R&Bチャート第1位、全米ポップチャート第1位となった大ヒット・シングル。ボーカル・グループとしての実力を魅せてくれる正統派スロウ・チューンですね。胸キュン好きにはど真ん中の1曲ですね。
『The Remixes』にはZapp「Computer Love」をサンプリングしたBam Jams Jeep Mixが収録されていマス。Zapp好きの僕には嬉しい限りデス。
「You're Always on My Mind」
この曲もシングルとして全米R&Bチャート第8位となりまシタ。プロデューサーでもあるBrian Alexander MorganとCokoとのデュエットになっていマス。しっとり落ち着いた大人のスロウ・チューンに仕上がっていマス。
「Downtown」
切ないムードがいいカンジのミディアム・スロウ。『The Remixes』にはジャジーな味わいのJazzy Radio Mixも収録されています。
「Coming Home」
密かに好きな美メロのミッド・チューン。ガール・グループらしいキラキラ感に満ちているカンジが大好き!Cokoのボーカルの突き抜けるボーカルが実にキュート☆
「Think You're Gonna Like It」
クールな疾走感がなかなかカッチョ良いダンス・グルーヴ。
「That's What I Need 」
胸キュン好きにはたまらないスロウ・チューン。個人的には「Weak」よりも好きなくらいかも?それにしてもBrian Alexander Morganはいい仕事していますなぁ。
こうやってオススメ曲を眺めてみると「Downtown」、「Coming Home」以外は全てBrian Alexander Morganプロデュース曲。ホント、いい仕事してますなぁ。
蔵から探し出して久々に聴いてみます!
ありがとうございます。
TLC、SWVはホント懐かしさを感じますよねぇ。
特にこのデビュー作は『The Remixes』と合わせて、
オリジナルとリミックスで2倍楽しめるのが好きですね!