2007年09月30日

Ramsey Lewis Trio『The In Crowd』

アルバム、シングル共にポップチャートで大ヒットした異例のジャズ・アルバム☆Ramsey Lewis Trio『The In Crowd』
The In Crowd
録音年:1965年
ez的ジャンル:モッズ系ジャズ・ロック
気分は... :もう9月も終わり...

9月もラストですね。
もう明日からラスト四半期、良い年末を迎えることができるように、いろいろエキサイティングな事を今から仕込みたいですね。

大物ジャズ・キーボード奏者Ramsey Lewisの2回目の登場です。

前回はEarth,Wind & FireMaurice Whiteプロデュースによる裏EW&F的なJazzファンク/フュージョン・アルバム『Sun Goddess』でしたが、今回はRamsey Lewisが大ブレイクしたアルバム『The In Crowd』(1965年)です。

本作『The In Crowd』は、シングル「The"In" Crowd」の全米ポップチャートの第5位、R&Bチャートの第2位という大ヒットを含み、全米アルバムチャートの第2位、R&Bアルバムチャートの第1位というジャズ・アーティストとしては異例の大ヒットとなった作品として有名ですよね。

Ramsey Lewis(p)、Eldee Young(b)、Red Holt(ds)の3名でRamsey Lewis Trioが結成されたのが1955年前後あたりだと思うので、苦節10年目の大ヒットといったカンジでしょうか。

ただし、当時はコアなジャズ・ファンからはそっぽを向かれたアルバムみたいですね。きっと余計なうん蓄など必要としない、そのキャッチーさがコアなジャズ・ファンの反感を買ったのでしょうね。今でもきっとジャズ・ファンよりも、モッズ系の音なんかが好きな方の方がしっくりくるアルバムなのではと思いマス。

内容は1965年のワシントンD.C.にあるThe Bohemian Cavernsでのライブを収録したものです。

個人的には『Sun Goddess』の印象があまりに強いので、その印象とのギャップを楽しめるアルバムでもありマス(笑)

全曲紹介しときヤス。

「The"In" Crowd」
まずは前述の大ヒット・シングルとなったタイトル曲ですね。観客の手拍子に合わせてスタートする出だしが何といってもカッチョ良いですね。モッズ達が好きそうなクールなジャズ・ロックといった仕上がりでしょうか。

本曲はR&BシンガーDobie Grayの1963年のヒットのカヴァーですが、オリジナルの方もサイコーにカッチョ良いR&Bナンバーとしてモッズ定番曲になっています。ぜひDobie Grayの方もチェックしてみてください。
http://www.youtube.com/watch?v=AzXFZkvY0Q0

「Tennessee Waltz」
古くは江利チエミ、最近は綾戸智絵がCMで歌っているお馴染みの曲(P.W.King/R.Stewart作品)ですね。ここではボッサなようなディキシーのような(?)軽快なテンポで聴かせてくれます。Eldee Youngのピチカートで大活躍です。

「Since I Fell for You」
「You Been Talkin' 'Bout Me Baby」
ソウルフル&ブルージーな演奏の2曲。共に落ち着きのあるホッとする2曲ですね。

「Love Theme from "Spartacus"」
タイトルの通り、Stanley Kubrick監督、Kirk Douglas主演の映画『Spartacus』の曲ですね。憂いたっぷりの前半から途中軽快なタッチで聴かせ、後半は再び哀愁モードの演奏となりマス。

本曲はRamsey Lewis以外にもさまざまなアーティストがカヴァーしていますね。若いリスナーの方であれば、Nujabes「The Final View」の元ネタとなったYusef Lateefのバージョンが有名かもしれませんね。個人的にはBill EvansTerry Callierあたりのバージョンも気になりマス。

「Felicidade (Happiness) 」
この曲はフランス映画『Orfeu Negro(黒いオルフェ)』のサントラにも収録されたAntonio Carlos Jobim/Vinicius de Morais作の有名なボッサ・ナンバーですね。ここでも軽快なボッサ・チューンとして聴かせてくれマス。個人的にはアルバムで一番好きな演奏ですね。

「Come Sunday」
最後はDuke Ellington作品です。どことなくエレガントかつミステリアスな演奏ですね。

さらにCDにはボーナス・トラックとして「Motherless Child」「The Party's Over」の2曲が収録されています。
posted by ez at 00:43| Comment(2) | TrackBack(0) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
偶然ブログを拝見しました。
すごい数のカタログですね。良い音楽を聴きたいけど見つからないジレンマに3年ほど前から陥ってましたのですごく感動しました。
・自分のストライクゾーンに近い&はるかに凌駕する情報量と音楽愛?

・詳細にわたる&丁寧かつわかりやすい紹介

思わずコメントさせていただきます。

僕の好みはジャンル的には80年代後半〜90年代中期のDEEPHOUSEと70年代以降のあらゆるブラックミュージックです。
(パトリスラッシェン、マクスウェル、シャーデー、ディアンジェロ)

情報量に勝てる気がしませんがあえてご紹介させていただきます。(ノーチェックであればいいのですが…)

hannna・・・exquisite style
(ラリーハード路線)
atjazz・・・that something

今後も音楽愛続けてください!応援してます。(見知らぬ師匠としてよろしくお願いいたします。)
Posted by グルーブミュージック大好き30才手前新橋サラリーマン at 2007年09月30日 20:36
☆グルーブミュージック大好き30才手前新橋サラリーマンさん

ありがとうございます。
情報量&質は???ですが、共感していただけたならば嬉しい限りです。

ただ音楽が好き!というだけで日々書いていたら、こんなブログになりました。
音楽ブログと言えば、ジャンルや年代に特化しているものが多いので、1つくらいこんな支離滅裂なセレクトのブログがあってもいいのではと思っています(笑)

ハウスについては僕の場合も80年代後半〜90年代前半あたりのものが中心ですね。ブログで紹介しようと思っても廃盤になっているものも多く、結構困っているのですが。

これからもお気軽にお立ち寄りください。
よろしくお願い致します。
Posted by ez at 2007年10月01日 03:35
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