2007年11月09日

Shalamar『Big Fun』

さぁ、このカリフォルニアの陽を浴びたダンス・チューンを楽しみましょ!☆Shalamar『Big Fun』
Big Fun
発表年:1979年
ez的ジャンル:Solar系R&B/Soul/Disco
気分は... :自由に音楽を楽しみましょ!

この間、本ブログのログ解析を見ていたら、検索ワードで「良い音楽の条件」というのがありました。

きっと検索された方は、良い音楽というものの客観的な視点を探していたのかもしれません。でも、音楽の嗜好性なんて十人十色の世界ですから、他人の目など気にせず、自分にとっての良い音楽を聴けばいいと思います。

個人的な考えを述べれば、音楽に良い/悪いなんて客観的な視点は不要であると思います。そんな基準を気にして音楽を聴いても楽しくないですからね。

音楽のキホンは好き/嫌いで聴けばいいと思います。
「自分が好きな音楽=自分が楽しめる音楽=自分にとって良い音楽」

自分が楽しめれば、余計な知識も不要だと思います。
大事なのは知識よりも感性ですからね。
頭で窮屈な思いをしながら音楽を聴くよりも、ハートで音楽を聴く方が楽しいですから。

さぁ、自由に音楽を楽しみましょ!

ということでセレクトしたのがShalamar

Shalamarと言えば、Lakeside、DynastyMidnight Star、Whispers、Klymaxx等と並び80年代R&B/Soulファンには欠かせない重要レーベルSolarを代表するアーティストですね。今回2回目の登場となります。

前回はダンス・クラシック「A Night to Remember」収録の『Friends』(1982年)でしたが、今回は3rdアルバム『Big Fun』(1979年)です。

本作『Big Fun』は、Shalamarにとって初めてR&Bアルバム・チャートTop10に入った作品です(最高位4位)。グループにとって最大の変化は、第3のメンバーとしてHoward Hewettが加入し、Howard HewettJody WatleyJeffrey Danielという最強布陣が揃ったことですね。Jody & Howardのツインボーカルはやっぱりサイコーですな。

『Friends』に比べると、「A Night to Remember」のような目玉がない分、地味な印象を受けるかもしれませんが、捨て曲ナシの好アルバムに仕上がっています。僕が大好きなB級の輝きがあるのがいいですね。

基本的にはダンス・チューンが中心なのですが、Shalamar(というよりプロデューサーLeon Sylvers)の曲って、ノリがいいだけではなく、メロディもしっかりしている点が良いですよね。

それにしても、この頃のJody Watleyのヴォーカルって、初々しくていいですね。ソロになってからのセクシーな雰囲気も好きですが、ここでのキュートなJodyも捨てがたいです。

全曲紹介しときやす。

「The Right Time For Us」
オープニングはカラッと明るいダンス・チューン。夜のディスコというよりも、カリフォルニアの陽の下でエクササイズといった感じかも?

「Take Me To The River」
この曲は夜のイメージですね。妖しげかつファンキーな雰囲気がいいカンジのミッド・チューンに仕上がっています。

「Right In The Socket」
「The Second Time Around」と並ぶ本作のハイライト。クラブ・ヒットしたアゲアゲのダンス・チューンです。クラブ仕様のパーカッシヴな展開がいいですね。

「The Second Time Around」
シングル・カットされ、R&BチャートでNo.1に輝き、ポップチャートでも第8位となったグループ最大のヒット曲。ちなみに知名度ではNo.1の代表曲「A Night to Remember」はR&Bチャート第8位、ポップチャート第44位というチャート・アクションでした。

ポップ・チャートでもヒットしたのが納得できる、ポップなダンス・チューンに仕上がっています。プロデューサーLeon Sylversの手腕が光る1曲ですね。

「I Owe You One」
エレガントな仕上がりがいいカンジのダンス・チューン。空耳アワーではありませんが、♪I Owe You One〜♪という部分が、飲み屋で焼酎をお湯割りで飲んでいるオッサン連中が、お湯が切れて店員さんに♪お湯〜ワン(1つ)♪と人差し指を突き出している映像とリンクしてしまいマス(笑)

「Let's Find The Time For Love」
アルバム唯一のスロウ。メロメロ好きにはグッとくる仕上がりです。Jody Watleyのキュートの歌声とHoward Hewettのスウィートなヴォーカルのコンビネーションがいいカンジですね。

「Girl」
実は個人的に一番好きな曲がコレ。ラテン・テイストの仕上がりがグッドなアゲアゲ・モードのアップ・チューン。

う〜ん、このB級感!たまりませんなぁ。
posted by ez at 00:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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