2005年09月12日

Ohio Players『Honey』

オハイオをFUNKの名産地とした立役者Ohio Playersの甘くて危険なアルバム『Honey』
Honey
発表年:1975年
ez的ジャンル:お口べとべと猥雑FUNK系
気分は... :Funkグループのメロウナンバーでヤラれたい!

Zapp、Slave、Dayton...僕のお気に入りFunkグループはみんな\(^ー^)/オハイオ〜出身。
まぁ、Ohio Playersという偉大な先輩が居たからこそ、オハイオからFUNKグループが続々と輩出されたんだろうけど。

1つエピソードがある。このジャケット写真の女の子(実はレコード会社の社長の娘)は、実際に大量のハチミツを体中に垂らされ、この写真を撮影した。長時間に及ぶ撮影が終了した時、ハチミツが固まってしまい、彼女は床のアクリル板に張り付いて動くことが出来なくなった。あわてた撮影スタッフは、お湯をかけてハチミツを溶かし、無事彼女は救出された...信じられないような本当の話。
(本当はCDよりもオリジナルのLPでその素晴らしさがわかるジャケットなんだけどねっ)

オススメ曲を紹介しときやす。

「Love Rollercoaster」
まずはFunkバンドなのでやっぱりゴキゲンでアホなナンバーを聴かないとね。
と言うことで、Red Hot Chili Peppersのカバーでも有名な猥雑ファンクナンバーがこれ。カッティングがメチャグーでカッチョいいねっ!

「Honey」
アルバムの冒頭を飾るメロウなスローナンバー。
僕は彼らのFunkナンバー以上にアルバムに数曲必ず入っているスローにメチャ弱い。
意外にもメチャメチャ泣かせるコーラスワークに即KOされてしまう。ダミ声とのギャップがたまらん☆

「Sweet Sticky Thing」
お待たせしました!このアルバムのハイライト間違いナシ☆のとろけるスウィートナンバーがコレ。この気持ち良いミディアム・グルーブで僕は瞬く間に昇天してしまう♪

Ohio Playersの代表作って言うと、本作以外では『Skin Tight』(1974年)、『Fire』(1974年)を挙げる人が多いと思うけど、個人的には『Angel』(1977年)がオススメです。
posted by ez at 23:39| Comment(10) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ezさんからOhio Playersを教えてもらった時、かなり鳥肌が立ったのを覚えてます。ものすごくゆる〜いノリで、包み込むような感じがサイコーですね〜。70年代すげ〜なと思った瞬間でした。
Posted by go at 2005年10月18日 02:33
Ohio Playersは結構スローでまずヤラれるんですよねぇ。
Posted by ez at 2005年10月18日 02:44
CD2枚組のベストアルバムとHoneyをCDで持ってます。確かにスローなナンバーもかなりいいですね。タイトル曲Honeyやヘブンが付く曲。分厚いコーラスも魅惑的。またドラムとその録音がとても秀逸です。スキンタイトも超絶カッコイイ。
Posted by マルチP at 2006年05月05日 23:16
☆マルチPさん

ありがとうございます。

Ohio Playersは、猥雑なカンジのファンク・ナンバーとスウィート・バラードのギャップ感が好きですね。

Ohio Playersに限らず、この頃のファンク・グループのアルバムに必ず数曲収録されているバラードに絶品が多いと思います。
Posted by ez at 2006年05月06日 02:30
こんにちは。
今回はオハイオ周辺をネット探索して遊びにきました。
オハイオ関連の記事を各所で読んでいてちょっと不思議だなと思ったことなのですが、この後もディスコブーム終焉までコンスタントに人気作品をリリースしているのに、日本でのオハイオの記事はどなたもマーキュリーの初期3作品で打ち止め感が強いのですが、それは何故だとお考えでしょうか?ezさんさんの見解を教えてくださると幸いです。
Posted by 縞梟 at 2022年01月10日 10:54
☆縞梟さん

ありがとうございます。

>マーキュリーの初期3作品で打ち止め感が強いのですが、何故だとお考えでしょうか?

チャート・アクション的に見ても、その頃がピークだし、
今日再評価が高いのもそのあたりの作品だからなのでは?
特に不思議なこととは感じませんが。

当ブログではMercury最終作『Jass-Ay-Lay-Dee』も紹介していますが、人に勧めるのであれば、まずMercury初期作品なるのと思います。

音楽の聴き方や盤のセレクトは人それぞれ、十人十色でかまわないと思います。
Posted by ez at 2022年01月12日 00:16
こんにちは。
ご見解ありがとうございます。
セールス的なものというと尚のことなのですが、同じようにスライもJBも失速したのが
この頃ということもあるのですが、個人的にこのアルバムが発売された
1975年に着目しておりまして、この年、ベトナム戦争が終結し米を覆っていた
鬱屈した空気を吹き飛ばす陽気なディスコブームが訪れ、オハイオはどちらかというと
踊れるバンドではなかったので、当時日本でオハイオがどの程度人気があったのか
分からないのですが、ディスコブームに便乗できず、ファンはGSCやE,W&Fなどに
乗りかえたのかなと思ったりしたもので質問させていただきました。
Posted by 縞梟 at 2022年01月12日 00:44
☆縞梟さん

ありがとうございます。

縞梟さんは、時代背景などを意識して体系的に作品を聴くのがお好きなんですね。

私自身は、年代やジャンルを絞り込んで聴くというより、多様な年代やジャンルの作品をあちこち飛んで聴くというスタイルなので、ブログでもこのような盤のセレクトになっています。振り幅の大きさを楽しむといった感じでしょうか。

音楽の聴き方は人それぞれ。
お互いのスタイルで音楽を楽しみましょう。
Posted by ez at 2022年01月15日 03:32
こんにちは。
ご指摘の通り興味ある音楽に出会うと時系列に整理して体系的に聴きたくなる
性癖でして、お恥ずかしながら今まで70年代の洋楽は
ギターロックした聴いておらず昨年の夏、エディ・ヘイゼルさん経由で
急にP-Funkにはまって、どんどん枝葉を伸ばしてる内に
ビル・ラズウェルさんとブーツィーさんの接点からezさんのブログに
お邪魔することになったのですが、最近はその延長でスライとかオハイオとか
GCSを開拓中でして、作品評を参考にしようとネット検索すると
必ずezさんのブログがヒットするという塩梅ですので
又別の機会にお世話になると思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。
(PS)
昨日やっとJBのアポロのライヴを買ってきました!
Posted by 縞梟 at 2022年01月15日 11:39
☆縞梟さん

ありがとうございます。
縞梟さんらしい音楽ライフをお楽しみください。
Posted by ez at 2022年01月19日 00:02
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