
発表年:1985年
ez的ジャンル:オシャレ&硬派系スタイリッシュ・ポップ
気分は... :昼下がりのカフェで、たまにはマジメにいろいろ考えてみる...
僕はJam時代からPaul Wellerの信奉者だ。
Jamを知らない人のために簡単に説明しておくと、1970年代後半のパンク・ムーヴメント真っ只中のUK音楽シーンに登場したモッズ・バンドがThe Jamであり、その中心人物であるPaul Wellerは、若者の期待を一身に集めた時代のリーダー的存在だったってカンジかな。
1982年のJam解散に少なからずショックを受けていた僕の目前に、突如現れたのがPaul Wellerの新グループ(というか新ユニット)Style Councilであった。Style Councilの魅力は、Jam時代のエッジの効いたビート感溢れるモッズ・サウンドは影を潜め、グループ名(Style Council=スタイル討議会)の通りRock、Soul/R&B、Funk、Jazz、Latin、Bossa Novaなど様々な音楽スタイルを取り入れた何でもアリの、とにかくカッコイイ、オシャレなPOPソングということに尽きる。ただし、サウンドはオシャレだけど、歌詞はシニカルで硬派なのがPaul Wellerらしい。さすが兄貴!
オススメ曲を紹介しときやす。
「With Everything To Lose」
ラテン調の小粋なナンバー。個人的にはアルバムで一番好き☆
この曲を気に入った方には、曲はそのままで歌詞違い、アレンジが少しブルージーな「Have You Ever Had It Blue」という曲もアリマスのでぜひお試しを!1粒で2度美味しい気分。
「The Lodgers」
D.C LeeのボーカルをフューチャーしたR&Bナンバー。
イントロの彼女のボーカルを聴いただけで、ゾクゾク☆ワクワクする。
この曲はシングルバージョンとアルバムバージョンで異なるのでご注意を!
「Luck 」
涼しげな躍動感が心地よいナンバー。
僕のスタカン・ベストソング「My Ever Changing Moods」(シングルバージョン)とセットで聴くと、かなり気持ちイイ!
「Walls Come tumbling Down」
後期Jamを彷彿させるガッツ溢れるナンバー。
これを気に入った人はJam時代も聴いてみてねっ。
「Shout To The Top」
彼らの代表曲の1つ。フジテレビの朝の情報番組「特ダネ」のテーマ曲なので聴いた人も多いハズ。
去年発表のPaul兄貴のソロアルバム『Studio 150』もオススメです。全曲カバーだけど、彼ほどR&B系カバーがハマるRockアーティストもいないと思いマス。
ありがとうございます。
Jamは、それまで全米チャート中心だった僕に、全英チャートへ目を向けるきっかけを作ってくれたアーティストでした。
順序が逆なんですけど、Jamでモッズの格好良さに憧れ、そこから遡って元祖モッズ・バンドだった初期のThe WhoやSmall Faces、Manfred Mannなんかを聴いたカンジでしたね。
自分のiPodではアナログ盤の曲順に並べ替えて聴いています。
そういえば自身のブログ=2008年最後の記事で『Walls Come Tumbling Down』を使いました!
ありがとうございます。
確かにLPで聴き込んだ流れと異なると違和感がありますよね。
The Jam→Style Council→ソロとPaul Wellerへの思い入れは強いですが、
特に中〜後期Jamから初期スタカンあたりは特別ですね。
Paul Wellerは僕の永遠のヒーローです!