発表年:1971年
ez的ジャンル:ビター&スウィート系ニューソウル
気分は... :ライブってこの臨場感がイイんだよねっ♪
ライブアルバムって、目を閉じるとリスナーがライブ会場にいるような錯覚に陥る臨場感が命だと思う。そんなライブアルバムの魅力を余すことなく伝えてくれる、僕にとっての究極・最強のライブアルバムが『Curtis/Live!』である。
小さなライブハウス(NYのBitter End)での収録であるため、バンドの生々しくて迫力ある演奏や、バンドと観客の距離感などさまざまな臨場感が伝わってくる。リラックス・ムードながらも、ソリッド&スリリング&グルーヴィーな演奏を余裕でプレイするあたりが何とも心憎い( ^∇^)σさらに、曲間のMCや演奏中のコール&レスポンスも含めてライブの高揚感をデリバーしてくれるカンジが最高にイカしているねd=(^o^)
Impressions時代(彼は1950年代後半から1960年代にかけてImpressionsで活躍していた)のヒットナンバーも多く、Marvin Gaye 、Stevie Wonder 、Donny Hathawayと並びニューソウル四天王として以後のミュージック・シーンに絶大なる影響を与えたCurtisの魅力を存分に楽しめマス。
オススメ曲を紹介しときやす。
「Mighty Mighty (Spade and Whitey)」
いきなりカッチョ良く決めてくれるオープニング曲。
このリズムパターンを聴いているだけでゾクゾクするね。ギター、ベース、ドラム、パーカッションというシンプルなバンド編成だからこそ、僕が大好きなワウワウギターとパーカッションのパカポコ感を一層引き立てる。ウ〜ンたまりませんな!
「We're a Winner」
心地良いグルーヴが気持ちイイ曲。途中の観客の手拍子や歓声も会場全体でグルーヴ感を醸し出しているようでとってもグッド。
「We've Only Just Begun」
Roger Nichols/Paul Williamsの作品であり、Carpentersによるヒットでお馴染みのナンバー。Carpentersのバージョンは、甘酸っぱい青春ポップスってカンジだったけど、Curtisはしみじみと大人のソウルに仕上げている。
「People Get Ready」
Impressions時代の名曲だけど、Rod Stewartのカバーで知っている人も多いのでは?「We've Only Just Begun」からこの曲へ続く流れがイイカンジです。この曲自体メッセージも含めて、とっても大きなスケール感を持っているんだけど、特にこのライブバージョンはCurtisのボーカルとバンドの演奏がやさしく包み込んでくれる気がしてサイコーっす。
「Check Out Your Mind」
タイトでスリリングなナンバー。この緊張感は名盤『Superfly』の雰囲気に近いかも?
「Gypsy Woman」
Impressions時代のヒット曲だけど、僕がこの曲を最初に聴いたのはRy Cooderのカバーだった(シブすぎ〜)。その印象が強かったので、この曲がこんなにグルーヴィーなナンバーであることに正直驚いた記憶がある。
このアルバムに限らずCurtisの全作品が必聴だと思うけど、Paul Wellerが愛して止まない名曲「Move On Up」収録の『Curtis』(1970年)、ブラック・ムービー系サントラの最高峰『Superfly』(1972年)あたりが個人的にはオススメです。
今でも声は苦手です。
ありがとうございます。
Curtis はシンガー以上にトータルなミュージシャンとして評価が高いのかもしれませんね。若いリスナーからはサンプリング・ネタの宝庫としても人気がありますね。