2008年01月09日

Woods Empire『Universal Love』

80年代R&B/Funkファン待望の初CD化☆Woods Empire『Universal Love』
ユニヴァーサル・ラヴ
発表年:1981年
ez的ジャンル:ファミリー系アーバン・ファンク/R&B
気分は... :NFLが盛り上がってきました!

アメリカン・フットボールNFLのポストシーズンがいよいよ始まりましたね。

先週末にワイルドカードプ・レーオフ4試合が行われましたが、 応援していたレッドスキンズ、タイタンズが敗れてしまい残念でした。特に、レッドスキンズについてはシーズン途中に自宅で強盗に射殺されたショーン・テイラーのためにも勝ち進んで欲しかったですね。

結局、今週末のディビジョナルプレーオフはNFCが「カウボーイズ対ジャイアンツ」、「パッカーズ対シーホークス」、AFCが「ペイトリオッツ対ジャガーズ」、「コルツ対チャージャース」の組み合わせ。レギュラーシーズンの成績そのままにカウボーイズ、パッカーズ、ペイトリオッツ、コルツが順当勝ちすると予想していますが、結果はいかに?

さて、今回は昨年後半に待望の初CD化が実現し、多くのR&B/ブラコン・ファンが狂喜したWoods Empire『Universal Love』(1981年)です。

年末の記事でも書いたとおり、昨年の自分のクリスマス・プレゼントとして、Chapter 8『This Love's For Real』The S.O.S. Band『S.O.S. Band III』と共に購入した1枚です。

Woods Empireは、男性リード・シンガーTommy WoodsをLinda Renee、Rhonda Maria、Iris Yvonne、Judith Annという4人姉妹がサポートするカリフォルニア出身のファミリー・グループです。

本作『Universal Love』(1981年)はグループ唯一のアルバムであり、今回が初のCD化となります。アナログ市場ではレア&人気盤として価格高騰していた作品であったため、R&Bファンにとっては朗報でしたよね。

アナログでのA面がダンス・サイド、B面がスロウ〜ミディアム・サイドという構成になっています。メロメロ好きの僕としては、やはり後半のスロウ〜ミディアムに惹かれますね。

ファミリー・グループによるメロウR&BということでDeBargeが引き合いに出されるみたいですが、アーバン・メロウな雰囲気が魅力であることや、ファンクネスたっぷりのアップものといった点でDeBargeとは大きく異なる印象を受けます。

David T.Walker(g)、Paul Jackson Jr.(g)、Nathan Watts(b)、James Jamerson Jr.(b)、Ollie Brown(ds)、Ed Greene(ds)、Clarence McDonald(key)、Michael Boddicker(syn)、John Barnes(syn)、Paulinho Da Costa(per)、Tom Tom 84等のサポート陣の豪華さも嬉しいですね。

また、僕のようなJam & Lewis好きにとっては、Jam & Lewisプロデュースの諸作でお馴染みのThe S.O.S. BandAlexander O'NealCherrelleと同じTabu Recordsからのリリースというのも興味深いです。本作はJam & Lewisとは全く無関係ですが。

全曲紹介しときやす。

「Party Down」
ここから4曲はダンス・サイドです。オープニングはブリブリのファンク・チューンです。腕利きミュージシャンでバックを固めた効果が表れていますね。

「Sweet Delight」
メロウなスロウ〜ミディアムのみだけではなく、アップものも十分イケるところを聴かせてくれる1枚。姉妹による女声ヴォーカル隊がナイスです!アップものでは一番好きですね。

「So Hot」
グルーヴ感が思い切り腰にくるカッチョ良く決まったファンク・チューン。「Sweet Delight」と並びアップもののオススメです。

「The Boogie's Gonna Get You」
ヴォコーダー使いが印象的なディスコ・チューン。ノリの良さが命ってカンジの1曲です。

「In Your Ear With It」
この曲からスロウ〜ミディアム・サイド。この曲はアーバンな疾走感がいい雰囲気のメロウ・ダンサー。Tommyの甘くセクシーなヴォーカルが上手くハマっています。「Destiny」と並ぶ僕のお気に入りです。

「Destiny」
本作のハイライトはこの曲でしょうね。メロウ好きは一発KO間違いなしのミディアム・フロウです。この1曲のためだけでも購入した価値があったと納得してしまう名曲だと思います。僕の場合、聴いていると何故かRockie Robbins「You and Me」を続けて聴きたくなります。

「Misty Eyes」
この曲は女性ヴォーカルがリードの正統派スロウ・チューン。ロマンティックなアーバン・ナイトのお供にどうぞ。

「In The Night Air」
じっくり聴かせるスロウ。Tommyの甘く切ないヴォーカルがいいですな。ラ・ラ・ラ〜という姉妹のコーラスも印象的ですね。

「Universal Love」
タイトル曲は男女リードのデュオが実にハマっていますね。サウンドも80年代ブラコンらしいアーバン・メロウな仕上がりが何ともグッドです。初めて聴くのに懐かしさが込み上げてきますね。

オリジナルはここまでですが、ボーナス・トラックとして「I Don't Wanna Fall In Love(Extended Remix)」「Come On Give Me Love」の2曲が収録されています。
posted by ez at 09:31| Comment(2) | TrackBack(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして。
普通のアルバム3枚分ぐらいのお金を出して買った覚えがあります(笑)
やはり「Destiny」が好きで、よく人に聴かせて自慢したものでした。
アナログ特有のリズム体の形のはっきりした音質が好きでしたが、CDではどのような音質になってるのか気になります。
これも早く買わないとすぐ廃盤になってしまうんでしょうか、悩みます。
Posted by kofn at 2008年01月09日 09:58
☆kofnさん

ありがとうございます。

アナログ盤をお持ちとは上級者ですね!
でも、「Destiny」は大金を払う価値のある名曲ですよね。
アルバム全体も80年代らしさに溢れていて大好きです。

>早く買わないとすぐ廃盤になってしまうんでしょうか

後回しにして買い逃す作品ってありますからね。
でも、そうやってリイシュー作品を片っ端から購入すること
もできないですし...音楽好きにとっては永遠の課題ですね(笑)

これからもお気軽にお立ち寄り下さい。
よろしくお願い致します。
Posted by ez at 2008年01月10日 01:50
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