発表年:1976年
ez的ジャンル:フェロモン系ソウル
気分は... :フェロモン足りないかも...( ̄∇ ̄;)うっ
Marvin Gayeの代表作は?と聞かれれば、Rolling Stone誌「偉大なアルバムベスト500」で第6位に選ばれた『What's Going On』(1971年)もしくは性の傑作『Let's Get It On』(1973年)と答えるだろう。前者には「What's Going On」、「Mercy Mercy Me」、「Inner City Blues」、後者には「Let's Get It On」、「Distant Lover」といった多くのアーティストにカバーされ続ける有名曲がズラッと並ぶ。
一方、個人的に一番好きなMarvinのアルバムは?と聞かれれば、迷わず『I Want You』を挙げる。前述の2枚の存在感が大きいので、どうしても後回しにされやすいアルバムなんだけどねぇ。僕も名盤2枚にリアルタイムで聴いた唯一のアルバムであり遺作となった『Midnight Love』(1982年)を加えた3枚しかコレクションしていない状態が長く続いた。従って、『I Want You』を聴いたのはかなり後のことなんだけど...
R&B/Soul好きならばご存知の通り、このアルバムはプロデューサーであるLeon Wareが自身の作品としてレコーディング済みであったものを、急遽Marvinが譲り受けて制作されたもの。その意味では、Marvinの官能的なボーカルとLeon Wareが創り出すメロウ・サウンドの両方を楽しむべき作品だと思いマス。
うまく表現できないけど、同じ官能系でも『Let's Get It On』のどスケベってカンジに対して、『I Want You』の方はセクシーってカンジがするよね。
オススメ曲を紹介しときやす。
「I Want You」
シングルでも大ヒットしたタイトル曲。聴いているうちにだんだん高揚してくるカンジが何とも気持ちイイね。でも、ひたすらI Want Youばかり繰り返すと、僕レベルだと確実にドン引きされるけどね...〜〜〜\(#><)/
この曲も多くのアーティストにカバー、サンプリングされてマス。個人的にはTashanのカバーを10年位前によく聴いたなぁ。あと今年出たGordon Chambers『Introducing Gordon Chambers』に収録の「Touch You There」での使い方も結構スキです。
「I Wanna Be Where You Are」
Michael Jacksonのシングルとして1972年にリリースされた楽曲のカヴァー。オリジナルでは1分強でフェードアウトしてしまうため、“これから盛り上がるところなのに、もっと聴かせろ(`ε´)”と思っていた曲。ところが、2003年に出た『I Want You』デラックスエディションには、フルバージョンが収録され歓喜した人も多いはずデス。あと、Leon Ware自身のバージョンが彼のソロ『Musical Massage』(1976年)にCDボーナストラックとして収録されていヤス。
「All The Way Around」
このアルバムの隠れた名曲だと思うなぁ。なんかベタつかない艶かしさに惹かれマス。
「After The Dance」
「I Want You」と並ぶシングルカット曲。CDで聴くと、オープニングの「I Want You」からラストのこの曲まで絶え間なくスムーズに流れるので、この曲は最後の余韻を味わうカンジが心憎いねっ。ところでダンスの後に何をするんだろう(>o<*)イヤ〜ン
ちなみにDe La Soul「With Me」の元ネタです。
このアルバムと双子の兄弟とも言うべきLeon Ware『Musical Massage』 (1976年)とセットで聴くと、楽しさ倍増だと思いマス。
エディション友達と手分けして買いました。
やはりこの頃がピークでしょうか?
Wareの Musical を友達にやいてもらったのですが楽しめました。
ありがとうございます。
> Wha'ts,Let's,I Want の3部作のデラックス エディション
最強トリオですね。
Leon Ware『Musical Massage』も大好きです。