発表年:1993年
ez的ジャンル:Jazzのダシ汁がたっぷりしみこんだHip-Hop( ̄ー ̄☆
気分は... :おでんはやっぱりがんもどきでしょ!
多くの人にとって、Gangstarrといえばやはり天才プロデューサーDJ Premierなのかもしれない。彼がクリエイトする職人技トラックに多くのHip-Hopファンが歓喜し、彼のプロデュースというだけでCDやレコードを買い漁っていたことであろう。
そんな時期に、もう1人のGangstarrであるGuruのプロジェクトJazzmatazzがスタートした。僕自身がこのアルバムに興味を持ったのは、Guruというよりも、参加していたJazzミュージシャンの豪華さにあったかもしれない♪♪
ちょうど90年代前半のAcid Jazz、Rare Groove、Free Soulのブームにハマっていた僕にとって、Donald Byrd、Roy Ayers、Lonnie Liston Smith、Branford Marsalis、Ronny Jordanという参加ミュージシャンの名を聞いただけでヨダレが出てきた(^¬^)
簡単に言うとJazzとHip-Hopの融合なのだが、当時はHip-Hopを聴いているというよりもAcid Jazzを聴いているという感覚の方が強かったかも?
オススメ曲を紹介しときやす。
「No Time To Play」
Ronny Jordan(g)参加のシングルカット曲。Ronnyの「So What」(Miles Davisの名曲のカバー)はAcid Jazzブームを象徴する1曲だったね。RonnyのギターとGuruのアンニュイな声質ってホント相性抜群だし、そこにD.C Lee(Style Councilでの活動で知られる女性ボーカリスト)の艶やかなボーカルがイイ感じで絡んできてサイコーっす。
「Loungin'」
「Down to the Backstreets」
前者はDonald Byrd(tp)、後者はLonnie Liston Smith(p)参加曲。共にジャケットのイメージと合致するシブさがたまりません♪
「When You're Near」
「Trust Me」
N'Dea Davenport(vo)参加のキャッチーな2曲。当時「Trust Me」が大好きでCDシングルまで買ってしまったなぁ。
「Take a Look (At Yourself)」
“キング・オブ・ヴァイブス”Roy Ayers(vib)参加曲。何とも言えぬクールネスがカッチョイイ!
「Le Bien, Le Mal」
MC Solaar参加曲。彼のフレンチ・ラップがイイ味出してマス。当時、MC SolaarとかSoon E MCといったフレンチHip-Hopもジャジーで好きだったなぁ。
気に入った方は、『Jazzmatazz 2/New Reality』(1995年)もどうぞ!こちらはDonald Byrd、Ramsey Lewis、Freddie Hubbard、Bernard PurdieといったJazz系大物ミュージシャンに加えて、このブログでも取り上げたChaka Khan、Mica ParisといったR&B系アーティストも参加してヤス。