発表年:1980年
ez的ジャンル:フュージョン系ダンサブルR&B/ファンク
気分は... :ファーヴ無念!
ファーヴはスーパーボウルを前に無念の敗退!
今日はこの話題からですね。
昨日も触れたNFLのカンファレンス・チャンピオンシップですが、AFCはペイトリオッツ、NFCはジャイアンツが勝利し、2月4日(日本時間)にスーパーボウルでNo.1を争います。
それにしてもパッカーズとそのQBファーヴの敗退は残念ですねぇ。
とは言え、昨日のゲーム内容では勝てないでしょうね。
特に、勝負所の最終第4Qの攻撃陣は今季最悪だったかもしれませんね。
う〜ん、釈然としないなぁ!
ポストシーズンが始まる前にジャイアンツがスーパーボウル進出することを予想した人は皆無だったのでは?
個人的には、ジャイアンツはQBがイーライ・マイング(昨年スーパーボウルを制覇したペイトン・マニングの弟)である限り、頂点を極めることはないと思っていたのですが、このプレーオフ3試合で化けたかもしれませんね。マニング以外はタレントが揃っているので、マニングがこの調子を維持すれば、全勝ペイトリオッツといい勝負が出来るかもしれませんね。
まぁ、スーパーボウルは片方のチームに肩入れすることなく、純粋に一大イベントを楽しみたいと思います。当時は仕事で生中継も観れないし、ちょうどいいかな(笑)
さて、今回は若い世代のリスナーからも人気のキーボード奏者/シンガー/コンポーザーPatrice Rushenの久々の登場です。
前回は「Remind Me」、「Forget Me Nots」というサンプリング・ネタ等でお馴染みの人気2曲を含む『Straight From The Heart』(1982年)を紹介しましたが、今回はその1作前のアルバム『Posh』(1980年)です。
『Straight From The Heart』の邦題は『ハート泥棒』という名(迷)タイトルでしたが、『Posh』の邦題も『おしゃれ専科』と一歩も引けをとりません(笑)
元々はジャズ畑のキーボード奏者の人ですが、僕の中ではElektra時代のR&B/ファンクを取り入れ、ヴォーカルを大幅に取り入れたダンサブル路線の印象しかないですね。なのでPatrice Rushenに対してジャズの人ってイメージが殆どありません。
僕はこの人のプリティな声質が好きなんですよねぇ!
本作『Posh』はElektraでの3枚目のアルバムとなります。「Remind Me」、「Forget Me Nots」のような目玉には欠けるかもしれませんが、トータルとしてはなかなかの出来だと思います。
共同プロデューサーに名を連ねているCharles Mims Jr.(key)以下、David T. Walker(g)、Paul Jackson Jr.(g)、Freddie Washington(b)、James Gadson(ds)、Leon 'Nduge' Chancler(ds) 等がバックを務めています。
全曲紹介しときヤス。
「Never Gonna Give You Up (Wont Let You Be) 」
本作のハイライト曲はこれでしょうね。ファンキーかつ軽やかなダンス・チューンは当時のディスコでも人気だったようですね。
Patriceと共に本曲を共作しているFreddie Washingtonのベースがカッチョ良いですね。David T. Walker、Paul Jackson Jr. によるカッティング・ギターもグッドです。
「Don't Blame Me」
この曲はアーバン・ファンクなミッド・グルーヴですね。後半のPatrice自身によるエレピ・ソロも印象的ですね。
「Look Up」
シングルとしてR&Bチャート第13位のスマッシュ・ヒットとなりました。ブラジリアン・フレイヴァーのライト・ファンクになっています。ホーン・セクションがいいですよね。個人的にはGeorge Duke「Shine On」あたりと一緒に聴きたくなりますっ!
「I Need Your Love」
「Remind Me」好きの人が喜びそうなメロウ・チューン。この手のメロウ・チューンにPatriceのプリティ・ヴォイスが合うんですよね。フリューゲルホルンのソロもロマンティック・ムードを盛り上げてくれます。
「Time Will Tell」
「Look Up」と同路線の元気一杯のダンス・チューンです。エクササイズのBGMにピッタリって感じですよねぇ。
「The Dream」
ストリングスも入ったしっとりムードの仕上がりです。
「The Funk Wont Let You Down」
この曲はストレート・ファンクですね。ファンクのりのカッチョ良さではアルバムズ随一かも?骨太感が良い感じです。
「This Is All I Really Know」
サンプリング・ネタにもなっているメロウ・チューン。切ないムードがたまりません。
邦題の『おしゃれ専科』ってダジャレだったのでしょうか???
それじゃ、売れんわなぁ(笑)
当時は「〜専科」「〜しま専科?」といった類のダジャレはまだなかったのでは(笑)
しかし彼女の邦題確かに笑えますね〜。
「Straight From The Heart」の記事と込みで、、
「Patrice」・・「妖精のささやき」 これはまあ普通かも。
「Now」・・「夏微風(サマーウインド)」
でしたね。ダセェ〜!
で、Forget Me Notsは「忘れな草」・・。
邦題で会話したらまるで音のイメージできませんよね。
あ〜また記事の本筋でない邦題ネタに反応してしまいました・・。
…って言うのも白々しいので、単刀直入に言います。 Wali AliとJames Ingramが別人なのは、ZingaraのCDのライナーに明記されています。 Zingaraの中でWali Aliが歌っていたのは'For All of My Life (I'm Serious)'と'Gypsy Heart'の2曲。 James Ingramが歌っている他の曲('I Surrender' / 'Haunted Heart' / 'Love's Calling' / 'Wonder Love')と比べると、明らかに声質も節回しも違います。
で、'Never Gonna Give You Up'の声の主は、James IngramとWali Aliの二説ある訳ですが、私はWali Aliだと思ってます、…けど、真相は当事者の口から語られるまで、永遠の謎ということで。
ありがとうございます。
邦題ネタって楽しいですよね。
今でこそ、ダサい云々と言っていますが、
結構そのダサい邦題や帯の文言の印象でレコード購入していましたからね(笑)
当時の僕ならば、『妖精のささやき』なんてかなりグッときていたかも(笑)
ありがとうございます。
さすがmu.さん!
Wali AliとJames Ingramが別人だったなんて知りませんでした!
とても勉強になります!
と白々しくではなく、まじめに書きますね!
mu.さんは本ブログの赤ペン先生ですね(笑)
Zingaraの記事を書いた時に、いくつかのサイトで「James Ingram=Wali Ali」といった説明があったのを読み、すっかりそうだと思い込み、CDのライナーをきちんと読んでいませんでした。これを読むとそうですね。なので、本投稿とZingaraの記事は修正しておきます。
>声の主は、James IngramとWali Aliの二説ある訳ですが、私はWali Aliだと思ってます
James Ingramだとする説(国内盤CDのライナーにもそう書いてありますが)の根拠は、「James Ingram=Wali Ali」という前提にあるわけですよね。そうであれば、両者は別人物であり、mu.さんの主張のようにWali Aliである可能性が高いのでは?他の曲でギターのみでWali Aliの名がクレジットされていることも合わせて考えると余計にそう思います。
これからも赤ペン先生よろしくお願いします。