発表年:1981年
ez的ジャンル:ブルー・アイド・ソウル系ポップ
気分は... :ファントマまた観たいよ〜ρ(。。)
Daryl Hall & John Oatesの「Private Eyes」と「I Can't Go For That (No Can Do)」という2曲の全米No1ヒットが生まれた1981年は、アメリカではMTV、日本ではベストヒットUSA(小林克也司会のアメリカ最新ヒットチャートとそのビデオクリップを紹介するテレビ番組)が放送開始となった年である。つまり、この頃からアーティストの新曲を音と映像で一体的にキャッチするようになったんだよねぇ。
その意味で、前述の2曲もビデオクリップの印象が強い。今振り返ると、手の込んだクリップではないんだけど、Daryl Hall、John Oatesの二人のキャラ、特にJohn Oatesの“ギターを抱えた稲川淳二”のような姿がインパクトあったねぇ。
少し脱線するけど、学生時代の僕はTVK(テレビ神奈川)の「ファンキートマト(略してファントマ)」という洋楽クリップの電リク番組で新着クリップをチェックしていた。当時1週間で一番楽しみな番組だったなぁ。植田芳暁(元ワイルドワンズ)とシャーリー富岡(マイケル富岡の姉)という司会二人のテキトーな進行がユルくてサイコーだったねぇ。その時一緒に出演していた中村真理さんは、今でもTVKのBillboard Top40のVJを努めており、全然変わりない彼女の声や口調を聞くだけで嬉しくなりマス。
さて、『Private Eyes』だけど、全米No1を2曲含むという意味で、彼らの代表作といえばこのアルバムになると思いマス。
オススメ曲を紹介しときやす。
「Private Eyes」
アルバムからの1stシングルであり、No1ヒットとなったキャッチーなパワーポップ。 二人とバックバンドのメンバーが探偵に扮したクリップを観ながら、思わず一緒にハンドクラップをしていた人も多かったのでは?僕もそうでした☆♪Private Eyes(^^)//パンッ♪they're watching you(^^)//パンッ・パンッ♪てなカンジだったよね。
「I Can't Go For That (No Can Do)」
アルバムからの2ndシングルであり、「Private Eyes」に続きNo1ヒットとなった。こちらはポップチャートのみならずR&BチャートでNo1になったようにかなりソウルフルなナンバー。何か意外な曲展開に惹かれる曲だよね。あと、Midnight Star「Curious」やMarvin Gaye「Sexual Healing」と共通するチープなんだけどチャーミングな打ち込みのカンジがたまりません(^¬^)
Hip-Hop/R&B好きの人は、以前にブログで紹介したKoffee Brown「After Party」、De La Soul「Say No Go」やTamia「Can't Go For That」のネタとしても有名な曲デス。
「Did It In A Minute」
これもTop10ヒットとなったポップナンバー。切れ味シャープな躍動感がスキで、当時隠れた名曲だと思っていたなぁ。
「Looking For A Good Sign」
当時は殆ど聴かなかったけど、十数年後に聞いたらとても気に入った曲。この曲はソウルの大御所グループTemptationsに捧げられた曲なんだったてぇ。そう言われて聴くと、確かにモロにテンプスっぽいよね。
本作以降彼らは80年代最大のヒットデュオの道を歩んでいくんだけど、個人的には本作までの作品の方が今でもよく聴きマス。No.1ヒット「Kiss on My List」やPaul Youngがカバーし大ヒットした「Everytime You Go Away」を含む『Voices』(1980年)とFree Soulファンに大人気のアコースティック・ブルー・アイド・ソウルの名盤『Abandoned Luncheonette』(1973年)の2枚がオススメです。
☆☆☆☆☆☆☆
W杯…オーストラリアにもし負けるようなことがあったとしてもガッカリしないで前をみよう日本の皆さん(^¬^)
W杯に届かなかった国もいるのだ
Hall & OatesはうまくPVを活用してスーパースターになった典型ですよね。
80年代の作品は勿論ですが、フォーキーな感じだった70年代前半の作品もかなり好きですね。