2008年02月15日

Madonna『Confessions On A Dance Floor』

ノンストップ全編ダンス・ミュージックによる“Future Disco”☆Madonna『Confessions On A Dance Floor』
Confessions on a Dance Floor
発表年:2005年
ez的ジャンル:フューチャー・ディスコ
気分は... :お姉様エロすぎます...

最近、iPodでMadonna『Ray of Light』(1998年)、『Music』(2000年)、『Confessions On A Dance Floor』(2005年)という3枚のアルバムをよく聴いています。

特にMadonnaのファンという訳ではありませんが、先日久々に『Ray of Light』を聴いて以来、これらのアルバムをまとめて聴き直しています。

その中から今日は『Confessions On A Dance Floor』(2005年)を紹介します。
Madonnaを紹介するのは『Erotica』(1992年)以来2回目になります。

4月に新作アルバムをリリース予定のMadonnaであり、今更このアルバムを取り上げるのもどうかとも思いましたが、おさらいの意味で取り上げてみます。

半ケツ状態のピンクのレオタード姿が衝撃的だった「Hung Up」のPVと共にMadonna健在を印象づけたアルバムでしたよね。

『American Life』(2003年)でのアコースティック路線は、あまり好きではなかったので、ダンス路線に戻ってきた本作は大歓迎でした。

80年代あたりのレトロ感と新しさを混在させた、ノンストップ全編ダンス・ミュージックの“Future Disco”というコンセプトが良かったですね。あえて、チープ感や分かりやすさを強調するあたりにMadonnaのセンスを感じます。

プロデューサーはMadonna自身とStuart Price(Madonnaのワールドツアーの音楽ディレクター)、Mirwais Ahmadzai(『Music』、『American Life』にも参加)、Bloodshy & Avant、Bagge & Peerが務めています。特にStuart Priceの貢献が大きいですよね。

小難しいことを考えずに、これだけ素直に楽しめるダンス・サウンドを創れるあたりが、さすがギネス認定“史上最も成功した女性アーテイスト”という気がします。

全曲紹介しときやす。

「Hung Up」
お馴染みの1stシングル(UKチャート第1位、UKチャート第7位)。ご存知の通りABBA「Gimme Gimme Gimme」をサンプリングしています。まさにFuture Discoというコンセプトがぴったりのキラー・チューンですね。でも、曲以上に当時47歳とは思えないエロさが漂うレオタード姿およびダンスが印象的なPVに釘付けでした(笑)

「Get Together」
アルバムからの3rdシングル(UKチャート第7位)。「Jump」と並ぶ僕のお気に入り曲。キャッチーな4つ打ちダンス・チューンになっています。Madonnaってこういった曲のポップとダンサブルのさじ加減のセンスが抜群だと思います。

「Sorry」
アルバムからの2ndシングルであり、UKチャートで第1位となりました。世界中のさまざまな言語で「ごめんなさい」と歌っています。個人的には日本語の「ゴ・メ・ン・ナ・サ・イ」を聴くと興醒めしてしまうのですが...

「Future Lovers」
この曲もかなり好きですね。シンセが鳴りまくるダンス・チューンですが、あえてチープな作りにしてあるあたりが好きです。

「I Love New York」
ニューヨークへの愛を歌った1曲。ニューヨークへの思い云々を抜きにしても、突き抜けたダンス・チューンとして純粋にカッチョ良いと思います。

「Let It Will Be」
ストリングスが印象的な哀愁のダンス・チューン。

「Forbidden Love」
アルバム『Bedtime Stories』にも同タイトルの曲がありましたが同名異曲です。80年代テクノポップ風の仕上がり。

「Jump」
アルバムからの4thシングル(UKチャート第9位)。曲だけで言えば、アルバムで一番好きな曲です。ポップな疾走感がいいですねぇ。忍者をテーマに日本で撮影したPVはあまり好きではありませんが(笑)

「How High」
敢えてこういった分かりやすい曲をやるところが大好きです。ボコーダーとピコピコ・サウンドによるレトロ感がサイコーですね。

「Isaac」
イエメンの歌手Yitzhak Sinwaniのエスニックな節回しをフィーチャーした印象的な1曲。Yitzhakの英語表記がIsaacになるのだとか。全編ダンス曲ばかりだと一本調子になる傾向があるので、こういった曲でアクセントを付けたかったのでは?

「Push」
ロー・ビート感がいいですね。Tom Tom Club「Genius Of Love」を連想させるメロディが印象的です。

「Like It Or Not」
哀愁感漂うギターとクールなビートがいいですね。アルバム全体の余韻を楽しむのにピッタリです。

今度の新作も楽しみですね。
posted by ez at 00:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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