2008年03月08日

Maze Featuring Frankie Beverly『Live In New Orleans』

名曲「Before I Let Go」収録のライブ+スタジオ録音4曲☆Maze Featuring Frankie Beverly『Live In New Orleans』♪
Live in New Orleans
発表年:1981年
ez的ジャンル:アーバン・シルキーソウル
気分は... :迷った時にはMazeに限る!

今日は何を紹介するか迷ってしまった...

本ブログの場合、年代、ジャンルを問わずに紹介するというコンセプトのため、なるべく年代、ジャンルの同じような作品が続かないことを心掛けています。

例えば、昨日のSandals『Rite To Silence』は、90年代、UKもの、クラブ・ミュージック、ダークなテイストの作品でした。そうすると、今日のセレクトは、80年代、USもの、R&B、メロウ・テイストあたりかなぁ...といった感じです。

記事リストを一見するとバラバラですが、実は結構意図的に作っているバラツキだったりします(笑)

いつもならば、年代、国、ジャンル、テイストあたりが決まると、具体的なアーティスト、作品名が頭に浮かぶのですが、今日はイマイチ浮かんできません。

しばらくCD棚の70年代、80年代R&Bコーナーを眺めながら、すーっと手が伸びたのがMazeでした。迷った時のMazeって、なかなか手堅い選択のような気がしませんか(笑)

ということで、今日はMaze Featuring Frankie Beverly『Live In New Orleans』(1981年)をセレクト。

Frankie Beverly率いるMazeを紹介するのは、『Silky Soul』(1989年)、『Joy and Pain』(1980年)に続き、3回目になります。

タイトルの通り、ニューオリンズでのライブを収録したライブ・アルバムということになるのですが、実態は全10曲中4曲はスタジオ録音になっています。

ライブは6曲中4曲が『Joy and Pain』からのセレクトになっています(他は『Maze Featuring Frankie Beverly』『Inspiration』から各1曲)。スタジオ録音には名曲「Before I Let Go」をはじめ、なかなか強力な4曲が並びます。

その意味で、『Joy and Pain』のライブ・バージョンと強力なスタジオ録音の両方を堪能できる、1粒で2度美味しいアルバムになっていると思います。

どこを切ってもMaze印ってカンジの1枚だと思いますよ(笑)

全曲紹介しときやす。

「Changing Times」
『Joy and Pain』収録曲。スタジオ録音同様のシティ・ポップ的なノリが気持ちよいですね。

「Joy and Pain」
『Joy and Pain』収録曲。フリーソウルの人気曲ですね。スタジオ録音とは一味違うライブならではの楽しさがありますね。

「Southern Girl」
『Joy and Pain』収録曲。ニューオリンズでのライブにはピッタリの曲ですね。会場もヒートアップしていたのでは?

「Look at California」
『Maze Featuring Frankie Beverly』収録曲。テンポアップする後半の盛り上がりがサイコーですね。少しラテン・フレイヴァーなのがいいですね。

「Feel That You're Feelin'」
『Inspiration』収録曲。ライブで聴くと、さらにグルーヴ感アップでいい感じですね。思わず体が動き出してしまいます!

「Look in Your Eyes」
『Joy and Pain』収録曲。個人的には『Joy and Pain』でMarvin Gayeマナーのこの曲が一番好きだったのですが、このライブ・バージョンもMarvinモード全開でグッドですね。

「Running Away」
ここからスタジオ録音の4曲です。本曲はシングルとして全米R&Bチャート第7位となりました。ファンキーながらもスマートな感じがこのグループらしいのかも?

「Before I Let Go」
本作のハイライトは名曲の誉れ高いこのミッド・グルーヴでしょうね。シングルカットもされました(全米R&Bチャート第13位)。80年代らしいアーバン・ナイトな仕上がりにウットリです。

Kid CapriやBiz Markie等のお気に入りとしてもお馴染みであり、Gregory D & DJ Mannie Fresh「Clap To This」、Allure「Head Over Heels (DJ Crue Remix)」、Funky 4「Do You Want to Rock (Before I Let Go)」、Keith Murray「The Rhyme」、Eric B.「I Can't Let You」、Super 3「When You're Standing On The Top」、Lakim Shabazz「Getting Fierce」、Steady B「Use Me」、2 Live Crew「The Real One」等数多くの曲でサンプリングされていますね。Keith Washington、Terry Stantonによるカヴァーもあります。

「We Need Love to Live」
Mazeらしいメロウネスたっぷりのシルキー・ソウル。AORファンあたりにも受けそうなスロウ・チューンですね。この曲もシングル・カットされました。フリーソウルのコンピにも収録されていますね。

「Reason」
ラストもメロウ好きを満足させてくれるスロウです。このロマンティック・タイムがゆったりと流れる感じがMazeですよね。

オリジナルLP(2枚組)には「You」「Happy Feelin's」(2曲共に『Maze Featuring Frankie Beverly』収録)のライヴ・ヴァージョンも収録されていましたが、CD化に際してカットされてしまったようです。残念ですね。

いつ、どのアルバムを聴いていも安心の二重丸!
Mazeってそんな感じですよね。
posted by ez at 12:53| Comment(2) | TrackBack(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
迷われた際にはうちのWikiの空きを埋めていただけるとありがたいです。

Golden Age Of Soul Music >
http://wiki.livedoor.jp/golden_age_of_soul/d/FrontPage

Maze >
http://wiki.livedoor.jp/golden_age_of_soul/d/Maze?wiki_id=39060
Posted by adhista at 2008年03月08日 13:42
☆adhistaさん

ありがとうございます。
参考にさせていただきます。
Posted by ez at 2008年03月09日 00:20
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