発表年:1988年
ez的ジャンル:オールドスクール系元祖Hip-Hopバンド
気分は... :鳩サブレー食って元気だそっ!
Stetsasonicと言えば、The Rootsもビックリの元祖Hip-Hopバンドである。StetsasonicやPrince Paulの名を聞いただけで、懐かしさが一気にこみ上げてくる人も多いのでは?
このブログでも取り上げたDe La Soul『3 Feet High And Rising』を通じて、僕はStetsasonicを知った。ご存知の通り、StetsasonicのメンバーPrince PaulこそがDe La Soulの生みの親であり、僕が初めて購入し、大感激したHip-Hopアルバムのプロデューサーということで、必然的にStetsasonicにも興味が湧いてきた。そして、予想通り見事にハマったアルバムが『In Full Gear』だった。
当時はまだまだHip-Hop初心者だった僕にとって、『In Full Gear』は生バンドとターンテーブルが絡むファンキーなグルーヴ感や、お気に入りソングばかりサンプリングネタに使ってくれた点で、とても聴きやすいアルバムだったのかもしれないね。
De La Soul、Jungle Brothersあたりは今でも頻繁に聴くけど、StetsasonicはCD棚の奥の方で5年以上冬眠していたかもしれない?久々に聴いたら、大ネタづかいとオールドスクールのムードたっぷりで、逆にとっても新鮮だったね。あんまり難しいことを考えず、ハジけてるカンジがとってもイイねっ!
オススメ曲を紹介しときやす。
「Talkin' All That Jazz」
Lonnie Liston Smith「Expansions」ネタのクラシックナンバー。この時点(1988年)でJazzをこれだけ見事に消化したHip-Hopが存在したことにまず驚かされるよね。今聴き返してみると、当時の印象以上にこのクールネスがカッチョ良すぎだねっ!ぜひ若いHip-Hopファンに聴いて欲しい曲デス。
「Float On」
Force M.D.'sをフィーチャーした70年代ソウル・クラシックFloaters「Float on」のカヴァー。オリジナル「Float On」好きとForce M.D.'s好きも相俟って、当時一番ハマっていた曲。Hip-Hopってメロウな曲もアリなんだということを、この曲で初めて知りまシタ☆メロウ&スウィート大好きの僕にとっては、この曲との出会いでHip-Hopとの距離感が一気に縮まったカンジがしたなぁ!「Float On」ネタでいえばDebelah Morgan「Floating」もメチャ大好きっす♪
「It's in My Song」
Sly & The Family Stone「Sing A Simple Song」ネタづかいのファンクネス溢れるナンバー。生バンドならではのグルーヴ感の魅力が堪能できる曲。
「Sally」
Dyke & Blazers「Let a Woman Be a Woman, Let a Man Be a Man」ネタづかいのファンキーナンバー。この曲でDyke & Blazersの存在を初めて知りました。
「DBC Let the Music Play」
「Miami Bass」
大ネタづかいがゴキゲンな2曲。「DBC Let the Music Play」はMaceo & The Macks「Cross The Tracks」ネタ、「Miami Bass」はThe Mohawks「The Champ」ネタ。どちらも元ネタがお気に入りだったせいもあってよく聴きまシタ。
正直、今晩は体調不良なんだけど、鳩サブレー食って、このアルバム聴いていたら元気出てきた〜っ☆もうひと踏ん張りすっか!