発表年:1980年
ez的ジャンル:キマリすぎ系AOR
気分は... :高田純次を見てBozを思い浮かべるのは僕だけだろうか?
『Middle Man』に憧れていた僕がスッカリMiddle Manになってしまった...
以前に紹介したBobby Caldwell、Steely Danと並んでBoz Scaggsは、AOR(Adult Oriented Rock=大人向けのロック)の代表的なアーティストである。『Middle Man』は、僕がリアルタイムで最初に聴いたBozのアルバムだ。当時、中学生だった僕はこのアルバムを聴きながらジャケットを眺めて、 “早くこのアルバムが似合うシブ〜イ大人になりたい”なんて思ったものだ。
そんな僕もすっかりMiddle Manになってしまった。でも、残念ながら今の僕にはBozのようなシブさのかけらも見当たらない。現実はそんなものなのかなぁ〜キビシ〜イ(((;ToT)見た目はMiddle Manだけど中身はヤングだぜぇい...えっ、“ヤング”なんてオヤジしか使わないって?そりゃそうだ(σー_ー)σ
BozのAORの名盤と言えば、『Silk Degrees』(1976年)の方が有名かもしれない。確かに、永遠の名曲「We're All Alone」は、僕にとって青春のラブソングだったかも?イントロのピアノを聴いただけで、愛しいあの娘のことを思い出す(*^ ^*)
でも、アルバムの完成度で言うと『Middle Man』の方が上のような気がするなぁ。今振り返ると、David Fosterの貢献度が大きいよねっ。リアルタイムで聴いていた当時は、どうしてもSteve Lukather、Jeff Porcaro、David PaichといったTotoのメンバーがバックを固めている方が話題だったけどねぇ。当時、僕の周囲の洋楽好き中学生の人気No1アーティストはダントツでTotoだったからね!
オススメ曲を紹介しときやす。
「Jojo」
アルバムからの2ndシングルとなったミディアム・ナンバー。ソウルフルでファンキーなんだけど落ち着いたシティ・サウンドは、今聴いてもキマリすぎだね!
「Breakdown Dead Ahead」
アルバムからの1stシングルとなったドライブ感溢れるナンバー。ホント、Bozのダンディズムがプンプン漂うカッチョ良いナンバー。Bozのボーカルと女性コーラスの絡みがバツグンにイイねっd(^ ^d)グッ♪
「Simone」
Bozらしい大人のグルーヴ感が堪能できるミディアム・ナンバー。Bozのマイベストを編集する時にいつも思わず入れてしまう密かにお気に入りの1曲。
「You Can Have Me Anytime」
日本のみでシングルカットされた「We're All Alone」と双璧をなす名バラード。CMでも度々使われていたから聴いたことがある人も多いのでは?Carlos Santanaの泣きのギターソロが胸キュン度を高めてくれマス。「トワイライト・ハイウェイ」という邦題もロマンティックなイメージをさらに増幅させていたかもしれないねっ。
「Isn't It Time」
これまたメロウネス120%のロマンティックなバラード。恋人たちの告白タイムみたいなカンジが羨ましいねぇ(  ̄▽ ̄)σ
Boz=AORのイメージが強く、『Silk Degrees』以降の作品ばかりが注目されがちだけど、AORの枠に関係ない昔の作品もイイっすよ!僕のオススメは『Moments』(1971年)、『Boz Scaggs & Band』(1971年)の2枚デス。特に、『Moments』は一番聴いているBozのアルバムかも?サイコーっす☆
ボズの曲には、リスナーの色んな思い出を絡めて記憶させる「何か」があるんでしょうね。
僕にも「愛しいあの娘」を思い出すようなナンバーがあるといいのに・・・(苦笑)
よく考えると「ミドルマン」と「ヒッツ」しかまともに聴いてないのですが、お奨めの70年代初頭の作品にもトライしてみようかな、と思ってます。
最近のライブ盤も評判がいいですね。
こちらこそTB、コメントありがとうございます。
確かにジャケットの網タイツにヤラれましたよね!
70年代前半の作品は全体的にはアーシーなR&Bテイストのものが多いと思います。
『Moments』はそんな従来のテイストと後のAOR路線を予感させる作品が混在している点が魅力ですよ!
これからもお気軽にお立ち寄りください。よろしくお願い致します。